親しい人に赤ちゃんが産まれたら、お祝いの気持ちを込めて贈る出産祝い。
直接お祝いを渡せる相手ならば問題ないのですが、中にはどうしても郵送でないと贈れないケースもあります。
個人間でやり取りをする以外にも、会社の人たち一同で渡す場合などもありますよね。
郵送で送る場合に迷ってしまうのが、宛名の書き方ではないでしょうか。
お母さん宛に送るのか赤ちゃん宛に送るのか、友達や会社の人によってメッセージも異なってきます。
今回は出産祝いについて、主に宛名の 書き方を中心に詳しくご紹介していきます。
出産祝いを郵送するとき、宛名は誰にする?
親しい人が出産をしたら、出産祝いを贈ります。
本当なら直接渡せれば良いのですが、遠くに住んでいたり都合が悪かったりした場合は郵送することが多いです。
直接渡せるなら単にそのまま相手に渡すだけなので、細かいことは考えなくても良いですよね。
郵送となると宛名書きやメッセージなど、手渡しではないことに気をつかう必要があります。
郵送する場合に気になるのが、宛名をどうするかということです。
出産をしたお母さんに贈るのか、産まれてきた赤ちゃんに対して贈るのか…悩みますよね。
出産祝いを郵送する際の宛名は、出産をしたお母さんの名前を書きましょう。
出産祝いというのは本来、赤ちゃんを無事に出産したことに向けてのお祝いを指します。
赤ちゃんに対しての贈り物ではないので、意味の捉え方に注意したいですね。
宛名を書くとき、出産祝いを贈る相手は夫婦両名の名前を書いた方が良いのか気になります。
もし出産した女性の知り合いなのであれば、女性の名前だけで贈ってしまって問題ありません。
夫婦ともに友達であれば、夫婦連名に宛てて贈りましょう。
赤ちゃんの名前は宛名として書くことは無いので、たとえ名前を知っていたとしても加えないでくださいね。
赤ちゃんの名前については、メッセージカードなどに書くようにしましょう。
出産祝いを里帰り先に郵送する場合の宛名とは?
出産祝いは出産してから1ヶ月以内に贈るのが一般的ですが、ちょうど1ヶ月というと里帰り中という人も珍しくありません。
2〜3ヶ月里帰りをする人もいるため、すぐに自宅に帰らないのがわかっている場合は里帰り先に出産祝いを郵送しましょう。
里帰り先に贈るので気になることといえば、出産をした知り合いの自宅とはまた別のお宅に送る点です。
出産祝いを里帰り先に贈る場合の宛名の書き方を把握しておけば、しばらく自宅にいない時でも安心して郵送できますね。
出産祝いを贈る前には、実家などの里帰り先にお祝いを贈っても良いか先に聞いておくと良いでしょう。
差し支えがなければ、実家などの住所と世帯主の方の名前を聞きます。
正しい書き方は「〇〇様方(里帰り先の名前)▲▲様(出産をした人のフルネーム)」と宛名に書きましょう。
出産祝いを郵送する際の品名の書き方とは?
出産祝いを郵送するときには宛名のほかに、品名も何を書けばいいの?と迷ってしまう人が多いですよね。
「贈り物」というとザックリし過ぎているし、かといって中身を詳しく書くことは失礼にならないのでしょうか。
「何が入っているのかな?」とワクワクしながら包装紙を外すのも楽しみのひとつですが、品名が詳しく書いてあると…最初からネタバレになってしまいます。
実は品名を詳しく書くことは、宅配便業者の人からしても送る側からしてもメリットばかりなのです。
品名を詳しく書くとネタバレになるため、伝票には「贈り物」とだけ記入していたとしましょう。
宅配便業者の人は詳しい中身が何かはわからないので、いつもと同じように荷物を扱います。
相手方に出産祝いが届いて、いざ開けてみると…中身が破損していたというトラブルが起こる可能性があるのです。
陶器やガラス製の食器やグラスなどの場合、なおさら事故が起きやすくなりますよね。
あらかじめ伝票に「陶器製食器・割れ物」と詳しく書いてある場合はどうなるのでしょうか。
宅配便業者の人は中身が取扱に注意が必要なものであると、荷物の運搬に最新の注意を払います。
相手方に届けるまで慎重に扱ってくれるので、割れ物などが破損することなく無事に届くのです。
宅配便業者から見てもトラブルを避けることにも繋がりますし、送る側や送られる側についても破損などのリスクはかなり少なくなるのです。
無事に相手に心のこもった出産祝いを届けるためには、品名を詳しく書きましょう。
お菓子も品名を単に「お菓子」とするのではなく、種類を詳しく書くことをおすすめします。
「お菓子(クッキー)」や「ジュース(瓶)」など、明確にしておくとわかりやすくて親切です。
出産祝いを会社から郵送する場合の書き方
同僚が出産した場合には、みんなで少しずつお金を出し合ってひとつの出産祝いを贈るケースが多いです。
会社によっては労働組合からご祝儀が出るので要らないということもありますが、多くはご祝儀のほかに出産祝いの品を贈るのではないでしょうか。
個人的にお祝いを渡すときには、宛名や送り主は個人の名前を書けば良いので難しいことはありません。
一方で会社の人たちが複数人でお祝いを送るときには、どうしたら良いのか気になりますよね。
一般的には会社の人たちで出産祝いを郵送する場合は、
送り主を「〇〇株式会社、▲▲部一同」とします。
会社名を出すことで一目で会社からのお祝いだとわかり、さらに一同と書いてあるためみんなからの気持ちを感じることができるのです。
会社のみんなからであることは違いないものの、有志で贈る意味が強い場合には代表者の名前で贈ることもあります。
会社の名前を出さないと「誰だったっけ?」となることもあるため、事前に送り主の名前は〇〇で送りますと伝えておきましょう。
メッセージを一緒に贈るときには、会社のみんなからの寄せ書きなどを入れると非常に喜ばれます。
会社からの出産祝いは事務的なイメージになりやすいですが、心のこもったお祝いをするのに最適です。
出産祝いを友達に贈る際のメッセージの書き方
出産祝いを直接渡せるなら、相手を前にしてお祝いの言葉を言えます。
郵送となると相手に直接会うことはできないため、お祝いの品と一緒にメッセージカードを贈りましょう。
品物だけ送られてくるよりメッセージが添えられていることで 、何倍も心のこもったものになります。
特に友達に贈る出産祝いのメッセージは、よりお祝いの気持ちを伝えたいですよね。
具体的にどのようなメッセージを書けば良いのか、重要なポイントとともにみていきましょう。
・赤ちゃんが産まれたことへのお祝い
出産祝いなので、一番に赤ちゃんが無事産まれてきてくれたことへのお祝いをメッセージに書きましょう。
初産の場合は「おめでとう、〇〇の赤ちゃん可愛いだろうなぁ」
経産の場合は「赤ちゃん誕生おめでとう、ますます賑やかになるね!」出産祝いのメッセージにおいて、おめでとうは外せない言葉ですね。
・友達の産後の体を気遣う
出産というのは人生の中でも特に重大な大仕事で、大変なことです。
長い陣痛に耐えたママの心身は、計りかねるほどダメージを受けています。
赤ちゃんの誕生をお祝いしたら、次に友達の体調を気遣う文面を入れましょう。
産後は意外と赤ちゃんが産まれたことにみんなの意識が集中してしまい、ママの体にまで気が回らない場合が多いのです。
みんなが赤ちゃんに集中するなか、体を気遣うことで安心感も与えることができます。
・親子ともに安心できるように
初産の場合は特に、慣れない子育てが出産後は毎日続いていきます。
不安な気持ちでいるママも多く、産後うつの原因になることも。
不安定な心を落ち着けるように、何かあったら遠慮なく頼って欲しい旨を伝えましょう。
「大変な時は話聞きにいくから、いつでも言ってね」「私で良かったらいつでも頼ってね、うちの子とも一緒に遊んで」孤独感を抱えやすいママも、メッセージによって安心できる一文を入れたいですね。
出産祝いを贈るときに意識したい注意点
出産祝いを贈るときには、意識しておきたい注意点があります。
産後は想像以上にハードな状態なので、贈る側が意識しておかないと100%の気持ちが伝わらない可能性があるのです。
具体的にどんな点に気をつければ良いのか、詳しく見ていきましょう。
・無事出産したのか確認する
医療技術が進歩した日本では、多くのお産が安全におこなわれています。
一方で出産は未だに何が起こるかわからないことであり、
誰でも一定のリスクは持ち合わせているのです。
中には悲しいお産になってしまう人や、赤ちゃんになんらかの障害が発覚したなどのケースもあります。
出産祝いを郵送する前には、まず「無事に産まれたのか」を必ず確認するようにしましょう。
お産で何らかのトラブルが起きたのに、知らずに出産祝いを贈るとなると…後々の友達関係に傷ができてしまう可能性もあります。
出産祝いを贈る関係の友達であれば、まずLINEなどで出産の報告がされることと思います。
こちらから催促をするのはなるべく避けて、相手から連絡が来たら出産祝いの準備をするようにしたいですね。
・郵送前に事前確認をする
出産祝いの準備ができたら、すぐに品物を送ってしまっていいというわけではありません。
誰もが、いきなり荷物が届いたらビックリするものです。
増して産後で赤ちゃんのお世話に忙しい時期、突然荷物が届くということにすらストレスを感じることもあります。
事前に連絡を入れておけば、宅配便に対応する準備もできますよね。
産後は里帰り中なのか、自宅に戻ってきているのかなど送り先の情報もわかります。
ぜひ出産の確認ができたら、お祝いも兼ねて連絡してみると良いでしょう。
まとめ
出産祝いについて、主に宛名の 書き方を中心に詳しくご紹介してきました。
出産祝いの宛名は赤ちゃんの名前ではなく、出産した人の名前で書きます。
伝票の品名もなるべく詳しく書いて、宅配便でのトラブルが起きないように注意しましょう。
会社からの出産祝いの場合は、宛名は会社の部署と一同を入れておきます。
友達の場合はメッセージカードに、赤ちゃん誕生のお祝いや体の気遣いなどたくさん喜びの気持ちを込めてくださいね。
正しい知識を持って、出産祝いをスマートに郵送していきましょう。