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故人の冥福を祈る儀式、骨上げのマナーや由来

骨上げのお骨
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created:2018.12.14 /
updated:2019.03.26

告別式の後に火葬場に到着すると、故人と最後のお別れがやってきます。
火葬後は故人の遺骨を拾い上げる骨上げという儀式を行うことが一般的ではありますが、この骨上げには色々と決められているマナーや由来があることをご存知でしょうか。

普段は係の人に言われるがまま行っていたという方も、骨上げの意味などがわかると葬儀への理解が深まるかもしれません。
そこでこちらでは骨上げを中心とした、葬儀についてのあれこれを紹介していきます。

火葬後に行う儀式の1つ、骨上げとは?

中々消える事のない悲しみの中で通夜葬儀が執り行われた後、いよいよ故人と最後のお別れの時がやってきます。
告別式は、棺の中にいる故人のお顔を見ることができる最後の時。

好きだった花や物などを棺の中に入れてあげ、思いおもいの別れを告げます。

そして出棺された棺が向かう先は、火葬場。
日本では墓埋法により特別なケースを除いては土葬が許されていないため、亡くなった方のほとんどは火葬になります。

最近では早いと40分ほど、時間がかかる場合でも1時間から2時間ほどの待ち時間と言われているので、時間としてはそこまでかからない事が多いよう。
火葬が終わると係りの方に呼ばれ、取り出された故人のお骨の周りに集まります。

どこにいても良いというわけではなく、大体頭側の方にいるようにとの指示があることがほとんど。

二人一組になったら箸で骨を拾い上げ、骨壺に移していきます。
このお骨を拾う時に使う箸の、長さや素材が違うことに気が付かれた方もいることでしょう。
骨上げをする際の箸は素材違い、長さ違いのもを用意し、喪主から順に骨を拾い上げます。

骨上げの意味と三途の河の関係とは?

一体なぜ骨上げという儀式をするのでしょうか。
骨上げをする際に骨上げ台の周りにいる喪主を始め、近親者から2人一組になってお骨を拾ったら次の方に回していくのが通例。

いきなり骨壺の中に収骨するわけではないという事を、念頭に入れておきましょう。
最近は火葬場のルールや職員の指示により、この「箸渡しの儀式」をしないという所もあるそうですが、まだ大体の所は行っています。

わざわざお骨を次のペアに箸から箸で渡す理由は、故人が無事に三途の河を渡るための手助けをするという考えから。
三途の河は死んだ方の魂がその河を渡ることができるかどうかで、この世に残るかとあの世にいく事ができるのかを分けるとされています。

つまり無事に渡ることができれば、魂は死後の世界に行くことができるということ。
そのまま故人の魂がこの世に残ってしまうと、成仏しない魂として永遠にさまようことになってしまうと考えられたのです。

骨上げ台に乗せられた故人のお骨を拾う「箸」と、三途の河の「橋」をかけでできた言葉。
お骨を身内が拾い介助することで、故人の魂が三途の河を渡る事を願ったのでしょう。
現代でも箸と箸を食事中に合わせる事はマナー違反だとされていますが、実は骨上げの儀式で行うことから禁止とされたのが始まりだと言われています。

一方でこれは逆だという説もあり、火葬場でのお骨を拾う際には「非日常」を意識した行為をする事が好ましいとされているからとの声も。
通常の食事で使う箸の使い方を、お骨を拾う時にすることに難色を示した事からできたとされたという話もあるそうです。

どちらにしても箸から箸で渡すという行為は、不幸をイメージさせるものとしてタブーであることがわかりますね。
これらの箸のマナーは「嫌い箸」「忌み箸」として、日本では禁止されている箸の使い方の1つなので気を付けましょう。

骨上げの仕方を事前に確認しておこう!

お骨を拾う時にはペアで行いますが、宗派や葬祭場の考え方などで1人で行うこともあるのでこの限りではありません。
お骨を拾う順番は喪主と近親者のペアからで、故人と関係の深い順番に骨壺に入れていくことが習わし。
男女のペアになることを勧められるという場合もあり、場所や施設により違いがあるので係員の指示に従うのが良いでしょう。

人数が少ないなどで一周終わってしまう場合は、再び近親者からお骨を拾います。
お骨を入れる骨壺は故人の頭部側に立っている喪主が抱える形で持ち、拾った方は次のペアに渡していき最後の方が中に入れていきましょう。

また骨壺に入れる順番は足元からとされており、生きていた時の姿の様になることを意識して収骨していくのがポイント。
ただ火葬場によっては大きな骨から入れていくという方法をとる事もある様で、一概に必ず足元の骨から入れていくとも言えない様です。

ここで不安になる方が多いのが、お骨を落としてしまった場合。
万が一お骨を落としてしまうことがあったら、勝手にその骨を拾うのではなく係りの方に指示を仰ぎましょう。
順番なども決まっていることが多いので、自己判断は禁物です。

台の上の骨がほとんど骨壺にしまわれ、最後に入れるのが喉仏の骨。
実は喉仏に骨は存在しません。
この喉仏の骨と呼ばれた骨は第二頸椎の部分になるのですが、その骨の姿がまるで仏様が座っている様であるとある時から注目されます。
それからは、第二頸椎の骨は喪主と近親者が最後に収骨するほどの重要な意味を持ったのだそう。

骨上げ後の骨壺はどうする?

故人が亡くなり葬儀や火葬が速やかに執り行われた後、故人のお骨が入った骨壺はどうしたら良いのでしょうか。
通常では骨上げが終わった当日は、喪主が骨壺を抱き、他の近親者が位牌や遺影を持って葬祭場や自宅に戻ります。
ここまで一連の流れが無事に終わったら、参列してもらった方々にお礼や今後の抱負などを語る最後のあいさつをしましょう。

自宅に戻った遺骨は、後飾り檀に飾るのが通常。
飾り檀とは、遺骨やお花、蝋燭台、お供え物などを飾ることができる、2段から3段ほどの祭壇のことです。
仏壇を置いてある家ではその前に飾ることが多い様ですが、最近は仏壇のない家もありますよね。

その際には部屋の北や西側に飾るのが良いとされています。
最近は葬儀を執り行った会社で簡易的な後飾り檀を用意してくれる場合が多く、段ボールなどの素材を利用した「片付け」の事まで考えられたものをチョイスしてくれるのも嬉しいところ。

ではこの後飾り檀は一体いつまで飾るのかについてですが、四十九日法要が終わるまでが一般的です。
この後飾り檀に骨壺がある間は死者の魂の修行期間である「中陰」とされており、故人の魂がどの世界へ行くことができるのかを審議される期間であるとか。
または、故人が仏様になるための修行であるという考え方をする宗派もあります。

いずれにしても仏教の教えでは死者の魂は7日ごとに審議があり、それは計7回にも及ぶという厳しいもの。
つまり四十九日法要は、魂がどの世界に行くのか決まるという事なのです。

それまでは故人の魂の行き場所は決まっていないため自宅で飾り、故人の冥福を祈ることが昔からの習わし。
また後飾り檀の蝋燭の火は、四十九日法要が終わるまでは消してはいけないものとされています。

これは故人の行く末が少しでも明るいものになる様に、幸せなものであるようにとの祈りの意味合いが強いのだそう。
ただ実際には夜通し蝋燭の火を灯し続けることは、その危険性からも現代ではあまり実行されている方はいないとされていますね。

骨上げ後の後飾り檀の飾り方と供養

故人のお骨を飾る後飾り檀ですが、飾り方のルールはあるのでしょうか?実はこの飾り方は、宗派や葬儀社により若干の違いがあるとされています。
そのルールとは後飾り檀の真ん中に位牌を飾る場合と、真ん中に骨壺を飾る場合。
通常は上段に骨壺や位牌、遺影を飾ります。

下の段には焼香炉や蝋燭など。
お花はこの後飾り檀の両脇に飾る場合が多く、種類なども故人が好きだった花などを選んであげるのも良いですね。

基本的に統一されたルールはないとされてはいますが、簡易的な後飾り檀なのであまりに物を飾りすぎるのは危険。
重さや見栄えのバランスを見ながら、調整していきましょう。

また現在では行う家と行わない家があり、宗派などによっても変わりますが「環骨法要」というものもあります。
これは故人のお骨が自宅に戻ってきたら、僧侶に読経をしてもらうことをいいます。

最近では初七日法要と同じタイミングでする家もありますし、中々集まることができない場合は火葬場で先に環骨法要と初七日法要を同時に済ませてしまうという場合も増えている様です。
時代や考え方で変化しつつも、基本的な死者への考え方は変わらない日本。
良い習慣をしっかり学び、故人の冥福を祈りましょう。

まとめ

こちらでは告別式後の骨上げについてお話ししてきました。
故人とのお別れは本当につらく寂しいものですが、魂が平穏にあの世にいけるようにとの願いから儀式化された骨上げの理由を聞くと細かなルールも納得できます。

仏教式での葬儀が多い日本では、日本ならではの思いやりや故人への尊敬の念から生まれた独自の宗教概念が多く作られています。
どの儀式にも理由があり、とても大切な意味を含んでいるのが特徴。
ぜひ背景にある概念などを知り、穏やかな気持ちで故人の最後を見送りたいものですね。




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