暑中見舞いには、友人向けやビジネス向けなど沢山の書き方が存在することはご存知かと思います。
しかし、いざ書こうと思っても、なかなかいい言葉が思い浮かばないものです。
そこで、今回は暑中見舞いの書き方の例題を出してご説明するとともに、ハガキの上手な選び方やデザインを伝授します。
この内容を知っていただければ、素敵な暑中見舞いを作れると思いますので、ぜひ試してくださいね。
暑中見舞いを出す意味とは?
暑中見舞いを出すのは、お盆のご挨拶をすることなのです。
昔はお盆のご挨拶としてお中元を持って1軒1軒自宅へ訪問する風習がありました。
ご挨拶と共に、自身の結婚や出産、子供の入学の報告やお中元のお礼を伝えるなど、大切な意味合いが込められた風習でした。
しかし、遠方にはなかなか挨拶に回れない事から、ハガキでご挨拶する習慣へと変化していったのです。
これは、年賀状とよく似ていますね。
暑中見舞いも年賀状も、日本で郵便が発達したことをきっかけとして広がったそうです。
暑中見舞いを送る時期とは?
基本的に暑中見舞いを出す時期は決まっていますが、地域に寄っても違うことがあります。
これを知らずに何となく送ってしまうのはよくありません。
届くのが遅すぎると相手に失礼になりますし、何といっても、相手を心配させてしまうからです。
基本の時期は立秋までです。
暑中見舞いは「夏の一番暑い時期」に相手の健康を気遣う趣旨があります。
しかし、地域により気候にも違いがありますので、立秋を目安と考えるとよいでしょう。
立秋を過ぎた頃からは「残暑見舞い」となります。
文例を教えます!
一般的な例文をご紹介します。
【例文】暑中お見舞い申し上げます暑い日が続く毎日ですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?日頃よりいろいろとお世話になりながらも、ご無沙汰しており申し訳ありません。
おかげさまで、私ども一同、元気でなんとか暮らしておりますので、ご安心下さいませ。
この暑さは当分続きそうですが、皆様お体に気を付けくれぐれもご自愛下さいませ。
立場によって変える事柄とは?
目上の方や上司に対しては一般の書き方に仕事の話を加え、親しい友人には楽しい話題を盛り込むことで仲も深まることでしょう。
では、まずは「上司へ送る暑中見舞い」からご説明していきたいと思います。
【例文】暑中お見舞い申し上げます。
連日暑い日が続いておりますが、皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしの事と存じます。
平素より何かとお世話になり、連休をいただき、おかげさまで家族でのんびりとした休日を過ごすことが出来ました。
ここで英気を養い、仕事に戻った際には〇〇様のご期待に添うようなお仕事をしていきたいという所存でございます。
このように、上司へ暑中見舞いを送る際には、近況報告としてただ休みの日に旅行へ出られたと報告するだけではなく、仕事への熱意やアピールもしっかりと伝える文章にすることが高ポイントにつながるかもしれません。
次に「友人や親しい間柄の方へ送る暑中見舞い」についてです。
【例文】暑中見舞い申し上げます。
暑い日が続きますが、元気にしていますか?私は暑いと言いながらも毎日元気にしていますよ。
最近、会っていないけれど、また遊びにいきましょう。
また旅行にでも一緒にでかけたいですね。
まだまだ暑さが続きますが、元気で夏をのりきましょうね。
次は、「親戚や祖母に送る暑中見舞い」です。
【例文】暑中見舞い申し上げます。
暑い日が毎日続きますが、暑さに負けずにお過ごしでしょうか?関西は40度近い暑さになり、日傘の手放せない毎日を過ごしています。
関東へ帰った時には家に遊びに行きたいです。
その時には又美味しい食べ物でも食べに行きましょう。
まだまだ暑さが続きますが、お体には十分に気を付けて下さい。
このように立場や関係性にあったメッセージを送りましょう。
暑中見舞いのデザインや模様の選び方とは?
暑中見舞いのデザインはたくさんの種類があるので迷いますね。
そこで、送る相手による選び方や、今人気のあるシリーズまでご紹介します。
*お仕事関係や上司の方への暑中見舞いのお勧めは?
シンプルなタイプがお勧めです。
シンプルな中にも柄を入れると、アクセントになって大人のオシャレ感が出ますよ。
暑中見舞いの季節ですので、朝顔やヒマワリといった柄を入れるのもいいでしょう。
しかし、ここでポイントとなるのが、色使いです。
薄いベビー配色などにすると文字がハッキリ見えます。
これも気配りの一つです。
大切なメッセージを込める場合はしっかりと読んでいただきたいですからね。
*親しい間柄の人にはどんな暑中見舞いがお勧め?
この場合には、ポップで元気なイメージの暑中見舞いお勧めです。
例えば、暑中の時期を考え、夏に良く使用するアイテムにしてみたり、ヒマワリなどしっかりとした色使いにすることをお勧めします。
親しい友人には「海やプールに行こう」などの楽しい内容を書く方もいらっしゃるでしょう。
そんな文章にピッタリな模様や色を選びたいものですよね。
トロピカルカラーや内輪や浴衣なども暑中見舞いに登場させると楽しくなりそうですよね。
*親戚や祖母などにどんな暑中見舞いがお勧め?
親戚や祖母などには、暑い夏が続くのでお体にも気を付けて下さい。
と体を気遣う文章ですので、この場合には、優しい配色をお勧め致します。
柄には、夏の風物詩である花火などもお勧めする一つです。
*子供さんがいるご家庭におくる暑中見舞いのお勧めは?子供さんがいるお宅へおくる暑中見舞いには、キャラクターが入り、かつ、夏らしい模様が入ったものがお勧めです。
子供さんが見ても喜んでくれるように選ぶことがポイントです。
まとめ
今回は暑中見舞いについてのお話でしたが、送る時期や立場により変化することを知っていただければ、相お相手に貴方の暑中見舞いが届くと気分がイイと思ってもらえたり、暑い夏を頑張って乗り切ろうと思ってくれるかもしれませんね。