アルバムに写真を貼って作る事は、一昔前よりは少なくなってきています。
ですがアルバムを作る事は思い出を記録するという事で、自分の気持ちと他人の気持ちを共有することのできる素晴らしいツールです。
アルバムの種類もどんどん増えて、世界に一つだけの物が簡単に作れるようになっています。
写真を保管するというだけではない、アルバムの魅力をご紹介します。
アルバムの良さって?
最近ではスマートフォンやデジタルカメラの普及でアルバムを使うことは少なくなってきました。
ですが昔の自分が映っているアルバムを開くたびに、懐かしい気持ちにはならないでしょうか。
スマートフォンやデジタルカメラよりも懐かしい気持ちになるのは、アルバムが紙でできているからかもしれません。
古くなった紙の匂いが昔を思いおこさせるのです。
スマートフォンやデジタルカメラにくらべると、すぐに劣化してしまうのがアルバムです。
現像した写真は少しずつ日焼け、酸化して色あせてきます。
ですがアルバムには記憶やその時の空気も封じ込められるような気がします。
それはやはり紙でできているということが大きいのでしょう。
紙には歴史も匂いも封じ込められます。
アルバムを開くだけでその当時の思い出を思い出せ、気持ちが昔に戻るのです。
家族やきょうだいと一緒に映っているアルバムなら同じ感情を思い出せるでしょう。
アルバムにはスマートフォンやデジタルカメラにも劣らない力があるのです。
アルバムの世界はどんどん変化していき、今まで興味の無かった方にもおすすめできる物が増えています。
古いのに新しい、アルバムの良さというのはページをめくるたびに分かるものなのです。
アルバムにはどんな種類があるの?
アルバムには数えきれないほどたくさんの種類があります。
よく知られているのはポケットアルバムですが、 アルバムと言えばこの形を思い浮かべるという方は多いのではないでしょうか。
ポケットアルバムはたくさんの写真を整理するのに便利ですので、お子さまの成長記録にぴったりです。
ポケットアルバムの中でもさらに種類はわかれます。
PP製のバインダーファイル形式の物、5冊セットの物、大判の写真用の物、高透明フィルムの物など様々です。
どのような写真を入れたいかでサイズが変わってきますので、まずは撮った写真の枚数や大きさを確認しましょう。
アルバムには綴じ方も色々あります。
まずは、枚数によって台紙が増やせるタイプです。
このタイプの中でも2つ穴があるタイプ、綴りヒモのタイプ、バインダータイプなど様々ですが、使いやすさや好みに合わせて選びましょう。
他には台紙を差し変えることのできるタイプや枚数が固定されているタイプがあります。
枚数が固定されているタイプは高級な本のように製本されている物もあり、見た目にも高級感があります。
台紙をのりで固定しているタイプや糸で綴じられているタイプは丈夫で長持ちします。
PP製のポケットシートを接着しているタイプは軽くて丈夫なので人にプレゼントする時にも最適です。
台紙にも様々な種類があり、好みで選ぶことができます。
一般的に広く知られている台紙はポケット台紙とフリー台紙です。
ポケット台紙は写真をポケットに入れるだけですので、写真同士の入れ替えが簡単です。
年月通りに入れたい写真を保管する場合にはこのタイプの台紙が便利です。
はがしやすい糊のついたフリー台紙は上からもPPフィルムをかけるので、ずれることなくしっかりと貼られて固定されます。
時間が経って写真を入れ替えたい時にははがしにくくなる事が難点ですが、誕生アルバムや婚礼用のアルバムなどずっと残しておきたいアルバムに使われる事がほとんどです。
アルバムの顔とも言えるのが表紙です。
表紙には布で作った布地表紙、PPフィルムでコーティングされたつるつるの表紙、紙製のシンプルな表紙、豪華な表紙があります。
布地表紙はどこか懐かしくて暖かみのある手触りが人気です。
布地の種類もいくつか選べますので、シンプルな物から華やかな物まで好みで選びましょう。
PPフィルムでコーティングした物は汚れにくいため人気で、 表紙に写真やイラストが描かれている物に使われています。
紙製のシンプルな物はそのままでも良いですし、ステッカーやイラストを描くとオリジナルの作品にもなります。
豪華な表紙の物は冠婚用や誕生用に使用されています。
アルバムその物はお祝いの品になるほどの豪華さで、気持ちが込められています。
手作りのアルバムを作るのに必要な道具は?
手作りでアルバムを作る方も増えてきています。
みなさんそれぞれ想いのこもったデザインで、世界に一つだけの物ができています。
作ってみたいと思っても、難しそうだと思って尻込みしていたりしないでしょうか。
手作りのアルバムを作るには、特別な道具は必要ありません。
簡単にお洒落に作るために、あれば良い身近な道具を紹介していきます。
まずは本体となる台紙です。
後でデザインする為シンプルな物が良いでしょう。
粘着式のアルバムで無かった場合はコーナーシールといって、写真の四隅に貼って固定できるシールがあると便利ですし写真の角も痛みにくいでしょう。
カラーペンやマーカーをお持ちの方がほとんどですが、少しこだわってみたいという方におすすめなのがステンシルです。
ステンシルは文字やデザインの穴が開いていて、そこに絵の具を付けた布をポンポンと軽く叩いていくと独特の味をだせます。
お店のネイルコーナーを見るとネイルにデザインするスパンコールやラインストーンがあるのですが、こちらも手作りアルバムにはおすすめです。
貼るだけで立体的で華やかになるので、少し寂しいと感じるスペースに使用することをおすすめします。
マスキングテープもおすすめです。
マスキングテープの種類はとても多く、シックな物から華やかな物、キュートな物までそろっていますからアルバムのイメージに合わせて選ぶとますます本格的な仕上がりになります。
素材も紙だけではなく、布やレースなどがあり、貼るだけでがらっと雰囲気が変えられますね。
他にもお洒落な紙袋やリボンなど、家の中を探してもいくつか良い道具が見つかるでしょう。
可愛いボタンを貼ったり、カラフルなペンでコメントを書いたり、特別な道具を使わなくても世界に一つだけのアルバムを作ることができます。
アルバムをプレゼントする時にはどんなのが良いの?
アルバムをプレゼントする時は、まずは相手の方がどのような写真を貼りたいのか考えてみましょう。
出産祝いとしてプレゼントするならベビーアルバムという専用の物があります。
ベビーアルバムは大き目の写真屋さんや雑貨屋さんに置いてあり、見た目もかわいらしく大容量なのでおすすめです。
表紙にも写真が貼れるタイプやキャラクター物、刺繍の入った特別感を感じさせる物など様々ですが写真を劣化させない為にフィルムにこだわっている物がほとんどです。
赤ちゃんが生まれた時の手足をスタンプできるページや、大き目の写真も一緒に貼れるページのある物など様々なので、出産を控えた方へのプレゼントには最適です。
結婚式には華やかなアルバムがおすすめです。
表紙がハート形にくりぬかれた物や、ピンクや赤など部屋のインテリアにもなりそうなデザインの物が良いでしょう。
友人にプレゼントするのにおすすめのアルバムは木製の物で、一見アルバムには見えず、お洒落な置物の様にも見えます。
部屋のどこに置いていても違和感が無いので見たい時にすぐに出せるのも良い所です。
フォトブックの良い所は?
アルバムではなく、最近ではフォトブックという物も話題になっています。
フォトブックとは撮った写真を現像して貼りつけるアルバムとは異なり、印刷して写真集の様に仕上げてくれる物なのです。
同じ物を何冊も手軽に作れるので親しい方に配りたいという方にもおすすめです。
一見難しそうですが、写真選びもどのように貼るかというレイアウトもおまかせでプロが作ったようなクオリティに仕上がります。
結婚式や同窓会など、写真を撮った後にすぐに皆さんと気持ちを分かち合いたいという時や、アルバム作りや写真の整理が苦手なご両親にもおすすめです。
フォトブックが作れるところは限られていますが、手作りの暖かさもありつつ写真集の様な完成度に驚かされます。
コメントを入れたりデザインしたりといった遊び心も加えられますし、お手頃な価格で作れることからフォトブックを始める方もいらっしゃいます。
まとめ
アルバムは年々進化していき、誰でも簡単にお洒落に作れるようになりました。
記憶や記録を鮮明に残したい、誰かと共有したいという気持ちをアルバムが支えています。
どれだけ写真の技術が高くなっていっても、アルバムに残したいという基本的な想いは変わらないのです。
みなさんの記憶や記録を残すお手伝いができる、素敵なアルバムと一緒に新たな思い出をどんどん作っていきましょう。