喪主とは葬儀を執り行う際に、遺族の代表を務める方のことを指します。
そうはいっても喪主が何をして、実際にどのような役割があるのかを知らない場合も多いです。
喪主になると弔問客に挨拶をすることが多いのですが、その挨拶で気を付けたい言葉もあります。
そこでこちらでは、喪主のやるべきことを中心としてまとめていきます。
概要
喪主とは故人が亡くなった通夜や葬儀で、遺族の代表を務める方をいいます。
昔は長男が家督を継ぐ決まりがあったために、長男がいる家庭では息子が喪主を勤めることが多かったとされています。
現代では亡くなった方の配偶者が、喪主になるケースが最多です。
喪主は葬儀を執り行う人なので、施主と別になる家庭もあります。
喪主が故人亡き後にするべきことを解説
実際に喪主は故人亡き後に、どのようなことをするべきなのかを解説していきます。
- 葬儀の日程や会場の取り決め
- 弔問客への挨拶
- 葬儀会場での挨拶
- 僧侶への対応や挨拶
- 法要の決定
などです。
喪主を務める方について解説
家族が亡くなった場合、誰が喪主を務めるのかということについて解説します。
基本的に故人の配偶者が喪主を務めますが、子供が成人を迎えている場合は子供が務めることも多いです。
故人から血縁関係の深い順番に喪主を決めていくので、配偶者、長男以下という順番で決めていきます。
配偶者も子供も故人にいない場合は、両親や兄弟が務めます。
ただし、もしも故人に誰も血縁者がいない、不明の場合は、友人などが務めるというケースでも認められます。
喪主はあくまで法律での決定ではありませんので、故人の家族関係により変動するものだからです。
喪主の服装のマナーを解説
葬儀を執り行う際の喪主の服装とは、どのようなものが良いのかについて解説していきます。
喪主になった場合はできるだけ略式ではなく正装にします。
正装とは以下の通りです。
- モーニング×黒いネクタイ(昼間)
- 黒のフォーマルスーツ(夜)
- 羽織袴
また男性は華やかに見える腕時計などは避け、できるだけ清潔感のある身だしなみを心がけます。
女性はアクセサリーをつける時は結婚指輪のみにし、ピアスなども避けます。
また、ネックレスを着ける場合は、パールの素材で一連であればOKです。
髪の毛も長い方は結ぶ、耳を出して綺麗にまとめるなど、だらしなくならない様にします。
喪主にとって重要な挨拶のポイントを解説
喪主は参列をしてくれた弔問客に挨拶をすることが、最大の仕事です。
挨拶は気を付けなければいけないポイントがあるので、以下でご紹介します。
- 3分以内で挨拶をまとめること
- 故人のエピソードを盛り込む
- 感謝の気持ちを込める
- 「迷う」などの不吉とされる言葉を避ける
- 生前の故人の状態や、生死の状態
- 「再び」「重ね重ね」など、不幸の連鎖をイメージさせる言葉を避ける
などがあげられます。
喪主は忌み言葉とされる不吉な言葉を避け、できるだけ短めに挨拶をすることに気を付けます。