結婚式の演目の中で大事なものの一つといえば余興です。余興がうまくいくと会場も盛り上がって、「いい式だった」と思われることが増えます。しかし、いざ余興をお願いされても何をやればいいのか、どうすれば盛り上がるのか、など悩むことも多いと思います。ここではそんな余興についてご紹介します。
概要
結婚式の余興とは結婚披露宴を盛り上げる演出や出し物の事です。多くの場合、ゲストまたは新郎と新婦を含んだ参列者が行います。必ずしもやらなければならないわけではありません。余興をやる人とやらない人とで半々のようです。
余興選びのポイント
それでは余興を選ぶときどんなポイントがあるのでしょうか。
◇会場全体が楽しめること
余興は新郎と新婦、ゲスト全員が楽しめる内容にすることが大切です。ただ盛り上がればいいのではなく、新郎と新婦の親族や職場関係者など幅広い層が出席しています。くれぐれも内輪ネタにならないよう中が必要です。
◇時間が長すぎないように
結婚披露宴では余興ばかりではなく、お色直しや歓談などもあり、時間が限られています。長くとも10分が限度でしょう。あらかじめ新郎と新婦に確認をとることが大事です。
◇気持ちが伝わる内容にする
あくまで結婚式の主役は新郎と新婦です。新郎と新婦が喜んでもらえるような内容を考えましょう。そうすればおのずと新郎と新婦にお祝いの気持ちが伝わるでしょう。
余興をお願いする側・された側それぞれの注意点(ゲストにお願いする場合)
◇新郎と新婦側の注意点
ゲストに依頼する前に事前に以下のことを決めておきましょう。
- どの場面で余興をお願いするのか
- 余興の時間はどれくらいか
- どういった内容の余興が良いのか(友人に任せるのか否か)
この程度は決めておき余興をお願いするゲストに伝えましょう。ここからは注意点です。
- ゲストにはコンスタントに連絡する
ゲストはどのような内容にしようか悩んでいる場合はこちらの意向を伝えましょう。依頼した人によってはせかされないと準備を進めてくれない人もいます。こちらがある程度スケジュールを立ててあげることも必要です。
- プランナーさんに内容を共有する
行う余興によっては音響やテーブルの配置などを変えなければいけないかも知れません。事前に伝えていないと当日準備がうまくいかず進行の妨げになります。
- 結婚式後にお礼の気持ちをプレゼントする
余興をやるのはとても大変なことです。親しい中にも礼儀あり、感謝の気持ちをプレゼントとして贈りましょう。予算は3000円~5000円です。
- 依頼するゲストは1組か2組
これもタイムスケジュールの厳しい披露宴では時間配分が難しいという理由です。多くても2組にしましょう。
- 内容が被らないようにする
依頼した二組がもしも「歌ネタ」で被っていて同じ曲を演奏してしまった場合、ゲストは白けてしまいます。余興の内容が被らないように配慮が必要です。
◇依頼されたゲスト側の注意点
依頼された方は以下のことに注意してください。
- 練習時間は十分にとること
余興の内容がグダグダになれば式全体のイメージが悪くなります。あまりに責任感を持ちすぎると楽しめませんが、新郎と新婦の晴れの舞台にしっかりとした余興をできる準備、練習はしましょう。
- 不明点は随時相談する
わからないことが出てきた場合は新郎と新婦、もしくはプランナーさんと直接連絡を取りましょう。曖昧なまま話を進めて、準備したけど何かの都合でできないこともあり得ます。
- 持ち時間は必ず守る
先ほどもお伝えしましたが、披露宴はかなりタイムスケジュールが厳しくなっています。必ず与えられた持ち時間は守るようにしましょう。
- ゲストの顔ぶれを確認する
内輪だけなのか、それとも親族なども列席しているのかなど、参列している人によっては内容変える必要があるため、必ず確認しましょう。
- 内輪ネタには注意する
内輪ネタは確かに、当人はとても楽しいでしょう。しかし、上の項目でもお伝えした通りゲスト全体が楽しめなければ意味がありません。その点を踏まえて内容を決めましょう。
人気演目
ここでは人気の演目をひとつずつ紹介します。
⓵新郎と新婦へのサプライズムービー
結婚式といえばこれ、といっても過言ではない人気の余興ですね。両親へ内緒でインタビューや出席できなかった旧友のメッセージなどは新郎と新婦に喜ばれること間違いなしです。
②新婦の取扱説明書
新婦の友人が「新婦の取扱説明書」を話すというのも定番です。最近では西野カナさんの「トリセツ」にのせて行うことが多いようです。
③ダンス
ダンスも非常に人気の余興です。最近ではフラッシュモブや恋ダンスなど流行に合わせて多くの種類がありますね。ダンスをする上での注意点はスペースを確保できるかどうかです。プランナーさんに確認しましょう。
④サプライズプロポーズ
プロポーズをしないで結婚した人やカチッとしたプロポーズをできなかった人が改めてバラの花束と一緒にプロポーズするというのもとても盛り上がります。
⑤歌を歌う
新郎と新婦が歌ったり、バンド仲間が余興として演奏したりと歌は余興としても定番です。
⑥人気芸人のネタを披露する
その時の流行のネタを披露すると会場も盛り上がります。ただし、あくまで結婚式の場ですので過激な内容のものはNGです。