結婚式ではさまざまな演出があります。ケーキ入刀やブーケトス、バルーンリリースなどさまざまなものがありますが、どれも費用その中がかかります。そうした中で節約できると人気のライスシャワーをご存知でしょうか。「聞いたことはあるけどイメージがわかない」「やってみたいけどどのような準備をしたいいのかわからない」など疑問もあると思います。ここではライスシャワーの起源などについてご紹介します。
概要
ライスシャワーとは、挙式の後に新郎と新婦に向かってお米を投げる演出です。花を投げるフラワーシャワーが一番人気ですが、費用面からライスシャワーに変える人も多い人気の演出です。お米を使うため日本の習慣のように思うかもしれませんが、起源はヨーロッパにあります。お米は一粒から数百から数千ものお米を収穫できることから、豊作や子孫繁栄の象徴とされてきました。そのため縁起物として結婚式で、新郎と新婦が「豊かで子宝に恵まれるように」「食べることに困らないように」と願いが込められています。ただし、ライスシャワーは教会によっては禁止されているところもあります。この習慣はキリスト教とは無関係で、キリスト教が生まれる前の古代ローマからあるとされています。
ライスシャワーのメリットデメリット
ライスシャワーをやることで定番であるフラワーシャワーよりも何が良くて、何が劣るのでしょうか。ここではライスシャワーのメリットとデメリットをご紹介します。
◇メリット
- フラワーシャワーよりも節約できる
ここが最大のメリットといってもいいでしょう。式場によっても異なりますが1万円以上は節約できます。
- ゲストが珍しいと喜んでくれる
人気があるとは言え、やはりフラワーシャワーに比べると認知度の低いライスシャワー。何度もフラワーシャワーを見ている人にとって、ライスシャワーは新鮮で楽しいはずです。
- チュールでお米を包むことでドレスとの色合いが揃ってキレイ
チュールでお米を包むと、ドレスの色味に合わせることができるので式のイメージを統一できます。
- チュールやリボンの工夫で華やかにできる
チュールやリボンをつけることでフラワーシャワー以上に華やかさを出すことができます。
- 記念品としてライスシャワーを持ち帰れる
お花では持ち帰っても活用が難しいですが、チュールなどに包んだライスシャワーであれば記念品として取っておけます。
◇デメリット
- ライスシャワーは当たると痛い
ライスシャワーはお米ですのであたると少しいたいです。
- お米が髪に入り取るのが大変
米粒はとても小さいので髪に入ると取り除くのが大変です。
- 写真に写りにくい
米粒が小さいため写真を撮ったときにわかりにくくなってしまいます。そのためチュールに包むなど工夫があると写真にも映えます。
- 式場によっては持ち込みNG
食品の持ち込みがNGな場合、ライスシャワーも食品としてみなされない可能性があります。また、厳格なキリスト教の式場だとライスシャワー自体が認められない場合があります。
その他の○○シャワー
ライスシャワー以外の○○シャワーをご紹介します。
◇定番!フラワーシャワー
○○シャワーの定番といえばフラワーシャワーですね。フラワーシャワーには花の香によって辺りを清めて悪魔や災難から新郎と新婦を守り、幸せを祈るという意味があります。花びらのシャワーは写真写りもよく、見直したときに感動できるでしょう。
◇パールシャワー
パールには純真・長寿・健康・富・美・子宝の意味があります。パールを使うため値段が張りますが、その分幸福になれるようです。
◇リボンシャワー
蝶結びされたリボンは縁を結ぶという意味を持つため縁起の良いものとされています。