もし自分が亡くなったら、どんな葬儀がしたいだろう、と考えたことがある方もいるかもしれません。
最近は自分の死後にどのような葬儀をして欲しいかの希望を出す方も多く、亡くなったあとも自分らしく送りだして欲しいという希望を持つ方が多いのです。
そのために元気である時にプレニード契約をして、自分の死後の流れを決めておく方が植えています。
こちらでは、このプレニード契約についての詳細を考えるとともに、どのような内容を提案する方がいるのかなどをまとめていきましょう。
概要
プレニード契約、つまり生前契約のことを指し、亡くなった時のことを考えて事前に葬儀の内容や流れを決めておくことを指します。
プレニードとは英語で葬儀契約を意味する単語で、その意味を日本でも使用するようになりました。
基本的には契約書を交わし、契約書の中で葬儀費用の支払い方法や内容を明記することをいいます。
プレニード契約の実際
現在プレニード契約を日本で交わしている方は、15%ほどだといいます。
興味がある方は3割ほどいるそうですが、やはりそこまでまだ、死後のことを考えられないというのが現実でしょうか。
このプレニード契約を考えている方は、家族がいない方や、家族に迷惑をかけたくないと強く望む方がほとんどです。
また、死後も生前のイメージを大事にして送り出して欲しいという、個人の希望を形にする葬儀でもあります。
生前予約とは違うの?
プレニード契約は「生前契約書」を交わすことですが、同じような意味で生前予約というものもあります。
これは、契約というほど堅苦しいものではなく、あくまで予約なので葬儀をするための仮押さえ、というようなイメージが強いのが特徴です。
対してプレニード契約は保険から葬儀費用を出すのか、支払い方法の契約はどうするのか、といった金銭的な契約までするのでまさに「契約」という言葉がぴったりです。
プレニード契約は家族ともめる?
実はプレニード契約をする際には、家族の同意を得ているのかというところも重要です。
例えば契約時点では支払い方法などを提案していたものの、その後気が変わるといったこともあるからです。
その際に家族同士でもめてしまう可能性もあるので、できるだけ家族の同意をたくさん得ることが重要です。
プレニード契約をする場合に家族がいる方は、最初に周囲に相談をしてじっくり決めるのも良い方法です。
また、例えばこの先病気になって気が変わる、などといった時に誰が指導権を握り進めていくかも話し合っておくと良いとされています。