一連の結婚関係のイベントの中でも、新婚旅行は締めといっても良いのではないでしょうか。
国内外問わず、新しく結婚する2人でゆっくりと楽しめるのが新婚旅行です。
結婚したあとは、お互い仕事や妊娠出産などでなかなか夫婦のんびり旅行に行くことも少なくなります。
1週間くらいゆっくり休暇を取って楽しみたいところですが、会社から許可は出るのでしょうか。
有給は使えるのか、期間はどのくらいまでなら大丈夫なのかなど気になることが多いです。
今回は新婚旅行の期間は何日までなら大丈夫なのか、会社の休暇に有給は使えるのかを詳しくご紹介していきます。
新婚旅行はいつのタイミングで行く?
新婚旅行に行きたいけど、どのタイミングで行けば良いのかわからないという人も多いですよね。
結婚式が終わったら、次の日から行くのでは?と少し前に結婚した人たちなら思うかもしれません。
最近では結婚式の後にすぐ新婚旅行に行くケースは減ってきており、新たにスケジュールを組んで出かけることがほとんどです。
たしかに結婚式のために会社にお休みをもらって、そのまま旅行にまで行くというのは…なんとなく罪悪感を抱きますよね。
多くの人は結婚式を挙げて、3ヶ月以内に旅行に出かけるスケジュールを組んでいます。
結婚式から間が空きすぎてしまうと、新婚感が薄れて一般的な旅行と同じになってしまいますからね。
中でも式を挙げてから1週間ほどで旅行に出かける人が30%と最も多く、式でバタバタしたまま出かけるよりはひと呼吸置いてから出かける傾向にあるようです。
会社のスケジュールと照らし合わせて、3ヶ月以内に旅行のためにもう一度休暇を取るというケースも増えています。
いずれにしても式を挙げたばかりで忙しい時期にわざわざ行かなくても、少し落ち着いたところで出かけるのが現在では定番のタイミングです。
新婚旅行は何日くらいの期間で行く?
新婚旅行に行くことが決まったら、まずはどのくらいの期間で行くのかを決めていきましょう。
会社でどの程度まで休暇が取れるのかなどで期間は決まってくるため、中には短い期間で楽しむ人もいます。
新婚旅行という人生の中でも特別なイベントなので、多くの人は1週間程度の期間を設けているようです。
約半数の人が1週間前後の期間で旅行に出かけており、7日間よりも短い期間はあまり見かけないのが印象的でした。
割合は少ないものの、会社の理解が得られている場合や自営業などの場合は10日くらいゆっくりする人もいるようですね。
暦通りの休みの会社では、土曜から休んで次の月曜から出社するというパターンが多いです。
中には金曜の夜遅くに出かけて、日曜の深夜に帰ってきて月曜から出社するというツワモノも。
体力に自信があれば、目一杯楽しめるのでおすすめです。
新婚旅行の会社での扱いとは?
各会社によって就業規則は異なりますが、多くの場合「結婚」に関していえば5日程度の「特別休暇」が取得できます。
本人が結婚した場合、特休として5日間は有給休暇とは別にお休みできる会社ごとの制度です。
特休は特に法律で定められているわけではないので会社によっては制定されていないこともあり、さらに有給か無給かも会社によります。
特別休暇は無給だった場合でも「欠勤」扱いにはならず、出勤扱いだけれど給料は出ないというシステムなのです。
あくまで会社の福利厚生のひとつとして、特別休暇が定められているのですね。
もし特別休暇が5日間で給料が発生する場合は、月曜から金曜までの5日を特休に充てられます。
土曜から次の日曜までは新婚旅行に充てられるので、9日もの期間旅行ができるということなのです。
仮に1週間出かけたとしても、旅行の後体を休めることもできてゆっくり会社に復帰できます。
まずは自身が勤めている会社に結婚などに関する特別休暇があるかどうか、あったとしたら給料は発生するのかをきちんと確認しておきましょう。
新婚旅行は有給休暇を使えるの?
特別休暇を使ってたっぷり新婚旅行を楽しむことができれば良いのですが、特休が無かったり無給だったりした場合は有給を使う人も多いです。
新婚旅行を目的として有給休暇を使うのは、会社側からしてみるとどう思われるのでしょうか。
基本的に有給は会社に勤める人の権利なので、どんな目的に使っても差支えはありません。
中には数日前から申請しておかなければならない会社もありますが、当日に体調不良などで欠勤する際に有給を充てることができる場合もあります。
かなり前から新婚旅行について会社と相談しており、長い期間で出かける場合には特別休暇と有給を足して使うこともできるのです。
特別休暇5日間と有給5日間を出せば、丸々2週間は休みを取得することができますよね。
結婚式の後すぐに旅行に出発する場合には、有給と組み合わせて休暇を取る人も多くなっています。
長い休みを取得するには、会社側の理解は必須です。
特に女性が多い職場の場合、あまりに休みを組み合わせて長い期間旅行に行くと嫉妬などの対象になる可能性が高くなります。
多くの会社で、2週間以上の長い期間の新婚旅行はいい顔はされないという統計も出ているのです。
上司から新婚旅行の期間が長すぎるという理由で呆れられてしまうと、仕事に対して真摯でないという印象を持たれてしまいます。
上司と結婚式の前から相談して、仕事との兼ね合いを考えたり予定を前倒しにしたり計画を立てていきましょう。
長い休みを取るのが不可能な場合には、2回に分けて新婚旅行を楽しむ人もいるようです。
1回目は海外、2回目は国内とそれぞれ楽しめるので密かに人気があります。
会社によっては2回に分けて長期休まれるくらいなら、1回にまとめて欲しいという考えもあるため確認は怠らないようにしましょう。
新婚旅行のお土産は会社に持っていくべき?
会社の勤め人が新婚旅行に行くということは、休みをもらって多少なりとも周りの人たちに迷惑をかけているのです。
もちろんおめでたいイベントでの休暇なので快く送り出してくれるとは思いますが、やはり人員が1人減るだけで仕事は忙しくなるもの。
「今回は新婚旅行で長いお休みをいただいて、ありがとうございました」という意味も込めて、旅行ではお土産を必ず会社に持っていきましょう。
特別豪華なものでなくてもかまいませんが、休暇をもらったお礼と夫婦として頑張っていくケジメをつけるためにもきちんとしたものを購入する必要があります。
会社には規模にもよりますが、多くの人がいますよね。
ひとりひとりのために個別でお土産を買っていると、選ぶ時間もかかってしまい非常に大変です。
上司には個別でお土産を渡すとして、同僚には小包装されている詰め合わせのお土産を購入するのが良いでしょう。
上司には約1万円ほどの品物を、同僚には1人あたり千円くらいになる品物を用意します。
いかにも新婚旅行のお土産です!というものは避けて、お菓子の詰め合わせやアクセサリーなどが無難でしょう。
ハワイのロゴが入ったバッグなどは、日本ではいつ使ったら良いのか迷ってしまいますからね。
万人ウケするようなものを選び、個性的なものは避けるようにしてください。
上司に新婚旅行のお土産を渡す際には「長い休暇をいただき、ありがとうございました、これからもしっかりと業務に励みますのでよろしくお願いいたします。
よろしければ召し上がって(お使い)ください」と言葉を添えます。
同僚にお菓子の詰め合わせなどのお土産を渡す場合には「長いお休みをいただきご迷惑をおかけしました、よろしければ皆さんで召し上がってください」と声をかけましょう。
一言を添えるだけでも、だいぶ心象が異なるのでぜひ実践したいですね。
まとめ
新婚旅行で気になる会社の休暇期間や有給制度などについて、ご紹介してきました。
結婚式を挙げてから3ヶ月以内を目安に出発することが多い新婚旅行ですが、会社と休暇について早めに話し合っておく必要があります。
結婚に関する特別休暇があれば活用し、有給か無給かを確認しておきましょう。
特休と有給を組み合わせれば、10日間以上旅行を楽しむことも可能です。
旅行から帰ってきたら長い休暇をいただいたことへのお礼とともに、お土産を必ず持参するようにしてくださいね。
会社から快く送り出してもらえるように、早い段階から計画を立てて出発するようにしましょう。