結婚祝いでプレゼントを渡すこともあるでしょう。そんな時、一体どんな物を選べば良いのか?本当に喜んで貰えるのだろうか?と悩んだり不安を感じるかも知れません。では、一般的にはどんな物が選ばれているのでしょうか?ここでは、結婚祝いに贈るプレゼントについて詳しくご紹介します。
結婚祝いのプレゼントはどんなものが人気?
結婚祝いにプレゼントを渡そうと考える人も居るのではないでしょうか?ご祝儀として現金を渡すと返って相手が気を使ってしまうため、ちょっとしたものをプレゼントとして渡し、「お返しは不要」とした方がスマートな御祝いの仕方ではないかと考える人も多いのです。では、そんな時にはどんなプレゼントを選ぶべきなのでしょうか?
どうせプレゼントを贈るなら、喜んで使ってもらいたいものです。昔から人気があるのは、夫婦茶碗です。茶碗はどの家庭でも必ずと言って良いほど使用しますし、その使用頻度も割と高めです。また、ペアの箸や湯呑茶碗、マグカップなども定番とされるほど人気です。様々なブランドからペア商品が出ていますので、予算やデザインで選べます。
また、2人の時を刻むという意味で小型の置時計を贈る人も居ます。この場合、インテリアの邪魔にならないサイズのものを贈ります。
近年では、夫婦二人で参加できる体験型ギフトも人気です。日帰りクルージングや温泉、レストランでのディナー体験など様々な物から選べます。カタログの中から2人で選んで申し込んでもらうため、わくわく感が増すと好評です。
友達?同僚?関係性で選ぶ物は変わる
結婚祝いで贈るプレゼントは、相手との関係性で少々異なります。
例えば気心知れた友達であれば、本人がどんな物を好むのか、色デザインなども事前にさり気なくリサーチして準備することができます。一方、会社の同僚など、付き合いが短い間柄であれば、あまり冒険をせず無難なものを贈りましょう。
一番悩むのが上司や目上の方に贈る場合です。目上の方への贈り物は、高価過ぎない無難な品物が良いでしょう。
親族が贈るプレゼントは、事前に何が欲しいのかを聞くと良いでしょう。空気清浄機や暖房器具、掃除機などの小型家電は親族からのプレゼントという人も多いものです。
また、プレゼントは連名で贈ることもできますので、何人かで出し合えば、より高価なものも選べて、選択肢が増えます。連名の場合は、具体的に誰からの贈り物なのかが分かるようにして渡しましょう。贈り主がハッキリ分かれば、「○○課一同」などでも構いません。
手作りは困る!?実はこんなプレゼントが不人気
近年では個人で制作した品物を売って副収入を得ている人も多く、プロ顔負けの腕前を持つ人もいます。
例えば、夫婦の似顔絵や切り絵、ハーバリウムなどそのまま飾れるオリジナリティ溢れるものであれば、喜ばれるでしょう。
でも、手作りの場合、食品や生花など悪くなるものも避けたいところです。
また、作り慣れないものでは失礼にあたります。心を込めて作ったとしても、プロの作品とは程遠い、安全の保障が無いものは贈り物として成り立ちません。
近年では百円均一でも数多くの食器や雑貨が手に入ります。そのため、食器セットや保存容器のセットなど、嵩張るものは不人気の傾向にあります。
ペアの品物が良いの?おしゃれな物はコレ!!
結婚祝いのプレゼントと聞くと、やはり一番に思い浮かべるのはペアの品物です。でも、新婚生活で使用できるものであれば、ペアにこだわる必要はありません。
ミキサーやハンドブレンダー、コーヒーメーカー、ホームベーカリーなど実用的な物は喜ばれます。
鍋やフライパンを贈る場合には、ルクルーゼやストウブなど見た目がオシャレなものが好まれます。良い鍋は一生ものと言われるほど使えますが、嵩張るためさり気なく本人へ確認すると良いでしょう。
ハンディクリーナーや布団クリーナー、スチームアイロンなども人気です。
それでも迷う時には・・・
結婚祝いのプレゼントとして贈る品物を迷う時には、やはり現金や商品券にしてしまいましょう。
現金や商品券を迷惑だと感じる人は少ないものです。近年では買った物でも調べれば金額がわかってしまいますので、現金を贈るのと大差無いという意見も増えています。現金や商品券であれば、相手が好きなように使えますので、有意義な贈り物であるといえます。
商品を選ぶ手間が掛からず、持ち運びも楽なので渡す際も負担になりません。
金額の相場は渡す相手との関係性によりますが、3千円から3万円が一般的です。
また、既に自分のお祝いで現金を頂いていた場合には、同額を現金でお渡しするのが基本です。相手が3万円のお祝いをくれたのに、自分は1万円を渡すのでは失礼です。同額を包むようにしましょう。
結婚祝いのプレゼントに添えるメッセージは?
結婚祝いのプレゼントには御祝いのメッセージを添えると素敵です。凝った長い文章でなくても構いませんので、自筆のメッセージカードなどを付けてみると良いでしょう。
でも、メッセージには幾つか注意すべき点があります。それは以下の通りです。
・結婚祝いのメッセージには句読点を使用しない
句読点を打つことは終止符、終わり、区切りを意味します。結婚生活にはこのような終わりを意味するものは相応しくありませんので、句読点を使用しないのがマナーなのです。句読点を使わないと読み辛い文章は、空白や改行で調節しましょう。
・黒や濃青のインクを使用する。
お目出度いとカラフルにしたくなりますが、メッセージには黒や濃紺、濃青のインクを使用します。消えないペンで書くのが基本なので、近年人気の熱で消えるフリクションペンなども使わないようにしましょう。
・忌み言葉や重ね言葉を用いらない
結婚祝いのメッセージには忌み言葉や重ね言葉を使いません。忌み言葉は、切れる、終わる、消える、離れる、飽きる、無くなる、何度も、死、4、苦、9、割れるなどです。重ね言葉は、繰り返す言葉で、度々、重ね重ね、色々、益々、それぞれ、またまたなどです。これらは結婚には縁起が悪いと考えられている為、使わないようにしましょう。
頂いた結婚祝いのプレゼントにお返しは必要なの?
結婚祝いでプレゼントを頂いた場合は、相応のお返しをするのがマナーです。
内祝いは頂いた分の3分の1から半額を目安に選びます。頂いた日から1ヶ月以内位を目安にお返しするようにしましょう。連名で頂いた御祝いには、人数分のお返しを用意します。小分けで受け取れるお菓子などでも良いですし、個別に品物を選んでも良いでしょう。お返しの価格帯は同一にして、必ず全員に渡します。
もし、お返し不要との意思表示をしてくれた方が居た場合でも、改めてお返しをしたいものです。その際は、お返しの名目ではなく、新婚旅行のお土産という名目でお渡しするとスムーズに受け取ってもらえるでしょう。
まとめ
結婚祝いにプレゼントを渡す場合、本人に気に入って使ってもらえる物を選ぶ事が大切です。自己満足で品物を選んでしまうと、迷惑を掛けてしまうため注意しましょう。そして、何よりも2人を祝福する気持ちが一番大切です。
価値観は人それぞれで、品物だと喜んでもらえるか心配と感じる場合には、現金や金券、商品券などで渡すと良いでしょう。本人との関係性でプレゼントの相場は変わって来ますが、頂いた結婚祝いのプレゼントには内祝いとしてのお返しをしましょう。