春になると毎年聞く機会の多い入学という言葉ですが、みなさんはその意味について正しく理解できていますか?
わかっている気になっていても、いざ説明を求められると案外難しいものですよね。
そこで、今回は意外と知らない入学についてご紹介します。
また、入学に際して準備したい必要なものや、入学写真のことについて、入学祝いや入学内祝いを贈る際のマナーなどについてもまとめたので、入学する側でも祝いする側でも参考になるかと思います。
ぜひこのサイトを参考にして、子供にとっても両親にとっても、素敵な人生の門出となる入学という行事をお祝いできたら良いですね。
そもそも入学とは?
春になると、テレビやニュース、広告などでも何かと毎年入学という言葉を聞く機会も多くなりますよね。
では、みなさんはその入学という言葉の意味について正しく理解できていますか?
わかっている気になっていても、いざ説明を求められると意外と難しいものですよね。
ここでは、そんな入学とはなんなのかということについてご紹介します。
入学とは、4月に新入生として小学校や中学校、高校などの学校に児童、生徒等の身分として入ることをさします。
幼稚園に入ることは入園と言いますよね。
そのように、入学とは成長した子供の1つの人生の門出の意味を持つ言葉で、これからの新生活に対するお祝いの行事なのですね。
子供にとっても両親にとっても大きな節目となる入学という行事は、盛大にお祝いしたいところですね。
入学に必要な準備について
入学という言葉というと、小学校や中学校、高校、大学、または専門学校など、様々な場面や年代で使われる言葉ですよね。
しかし、その中でもひときわ準備が大変なのは小学校なのではないでしょうか。
初めての入学に際して、戸惑っているお母さんも多いはず。
そこで、ここでは小学校の入学にあたって準備するべき必要なものについてまとめました。
ぜひ参考にして、余裕を持って入学式までに用意しておいてくださいね。
最近では、テレビや広告などでランドセルを見かける時期も年々早くなり、「こんなに前もって準備するの?」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、情報収集は早いうちからしておいて絶対に損はありません。
入学式間近になってから慌てたり、希望の色のランドセルが売り切れていたなんてことにならないためにも、前もって準備しておくと良いでしょう。
ランドセルや入学通知書、筆記用具など入学する上で必要となるものはもちろんですが、子供の生活習慣についても小学校に入る前に見直しておくとスムーズに環境の変化になれることができるかと思います。
特に挨拶や早寝早起き、トイレの練習や1人での着替えなどは小学校で生活していく上で必ず必要となってくるため、最低限身につけておきたいことですね。
また、持ち物には必ず名前を書いておくようにしましょう。
消えないように油性ペンで、できれば平仮名で書くようにすると同級生の子も見やすく、良いでしょう。
加えて大事な点を挙げるとしたら、交通ルールはしっかりと教えてから入学式を迎えるようにしましょう。
幼稚園まではお迎えやスクールバスがあったりと行き帰りにあまり心配はなかったかと思いますが、大人のついていない登下校は何かと事件・事故に巻き込まれないか心配になるでしょう。
信号の色の意味や左右の安全確認、道路をわたるときには横断歩道を渡ることなど、基本的な交通ルールを前もって教えておいてあげると安心ですね。
昨今は安全面でも不安が残りますので、防犯ブザーなどを用意してあげることも考えてみてくださいね。
入学祝いのマナーについて
成長した子供にとっても1つの節目であり、人生の門出ともいえる入学ですので、親戚や親しい友人の子供が入学する際には入学祝いを贈るようにしましょう。
あまり贈る機会の多いものではないので、いざあげるとなると戸惑ってしまうかもしれませんね。
そこで、ここではそんな入学祝いのあれこれについてまとめました。
ぜひ入学祝いを渡す際の参考にしてみてくださいね。
入学祝いは入学式の2週間から3週間前あたりに贈ると良いとされています。
遅くとも入学式の1週間前までには贈るようにしましょう。
贈る相手との関係性や入学する進学先にもよりますが、だいたい5千円から1万円くらいを相場として考えると良いでしょう。
一般的には、相手との関係が近く、贈り先の年齢が高くなるほど相場は上がると考えてもらって構いません。
また、就学祝いを贈る際には、品物や現金にかかわらず、のしをつけた上で紅白の水引をかけるようにしましょう。そのとき、水引は蝶々結びのものを選ぶように注意してくださいね。
表書きには、「入学御祝」「祝御入学」などと書くようにしましょう。
せっかくのお祝いのものなので、マナーを意識して気持ちよく贈れると良いですね。
意外と知らない入学写真とは?
入学式といえば、我が子の成長を写真で収めたいと思う方も多いのではないでしょうか。
実際にも「入学式」と書かれた看板の前で記念写真をする新入生の姿は度々見かけますよね。
いつどこで撮影したものなのかということが明確にわかり、入学式という節目の日をわかりやすく記念に残しておくことのできる場所だともいえます。
しかし、子供が大きくなるにつれ、そういった機会も少なくなってきますよね。
では、入学式の日に写真をとる意味とはどのようなものがあるのでしょうか。
入学式は、何度も言いますが人生にとって大きな節目の日の1 つであるといえます。
そのため、何かイベントなどで写真を使いたいという場合もあるでしょう。
特に、結婚式では今までの人生を振り返ったスライドショーなどのものを用意することも多く、入学式の写真を使いたいという機会もあるかと思います。
また、入学式の写真を後から撮るということはできません。大人になって「やっぱりあのとき撮っておけばよかったね」となっても入学式の写真は入学式の日にしか撮ることができないのです。
入学式は、もちろん子供にとってもですが、親にとっても節目の日であることはいうまでもありません。
将来後悔することのないよう写真は納得のいくまで撮っておくと良いでしょう。
また、そういった意味では写真館の前撮りもおすすめです。
写真館での撮影は特典のつくお店も多いですし、お金も時間もかかるからと後ろ向きにならずに、ゆとりを持ってぜひ活用して見てくださいね。
入学内祝いはどうするべき?
そもそも入学内祝いとは、いただいた入学祝いに対してお返しを贈ることを指します。
本来、入学祝いをもらう側である子供にはまだ収入がなく、お返しを自分自身ですることはできませんから「子供の成長に関わるお祝い事には内祝いをする必要がない」というのがマナーです。
しかし、現代においては時代の流れとともにだんだんと内祝いもお返しという意味とほぼ同義となりつつあります。
そのため、入学内祝いに関しては比較的新しいマナーであるといえます。
ただし、このような冠婚葬祭にまつわる習慣につきましては地域による差も大きいので、住んでいる習慣や伝統に沿って確認するようにしましょう。
このように、入学祝いに関する内祝いは必ず贈る必要のあるものとはいえませんが、感謝の気持ちをより伝えるためだったり、住んでいる地域のマナーとして贈る方が良いとされている風習もあります。
一般的に入学内祝いを贈るということ自体はマナー違反にはなりませんし、どうするか迷ったときにはとりあえず贈っておくというのも1つの手といえるでしょう。
まとめ
今回は入学にまつわる意味や、入学する上で必要となってくる準備や知識、おさえておきたい入学祝いを贈る上で大切なマナーなどについてご紹介しました。
成長した子供にとっても1つの節目であり、人生の門出ともいえる入学という行事は、あまり多くはない機会ということもあり、入学する側も祝いする側も戸惑ってしまいますよね。
しかし、せっかくのお祝いの席だからこそ、マナーを意識して細やかな気遣いや思いやりをするように心がけましょう。
そのためには、今回紹介したマナーや準備、写真などを参考にして、素敵な入学の思い出となると良いですね。
成人式や結婚式など、一生の大事なタイミングで思い出すことも多い入学という行事なので、しっかりと前もって準備するようにしましょう。