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二百十日とは何の日?雑節としての意味や時期、開催される風祭りなどを紹介

風車
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created:2019.06.11 /
updated:2022.09.08

毎年9月に入ると、日本各地で風にまつわる祭りが開かれます。一部の地方では、家の屋根や軒先などに鎌を取りつける光景が見られるようになります。

こうした風習は、雑節としての二百十日が深く関わっています。二百十日は、四季に恵まれた日本だからこそ、とりわけ重要な時期とされています。

この記事では、二百十日の意味や時期、さらに開催される風祭りなどについて紹介します。

二百十日とは

二百十日とは、雑節(二十四節気や五節句などの暦日と別に、季節の移り変わりを的確につかむために設けられた特別な暦日)の1つです。

二百十日は、立春(2月4日頃)から数えて、210日目の日です。9月1日頃にあたります。

9月1日頃は、田んぼの稲が色づいて頭を垂れ始める時期です。そして、台風が襲来する時期でもあります。農作が主な収入源であった農家にとって、非常に重要な問題です。

また、台風の襲来は、海の波を荒らします。海上で魚をとる漁師にとっては、直接の死活問題です。

そこで、9月1日を厄日と定めて、台風の被害を受けやすい仕事について注意するようになりました。これが雑節としての二百十日です。

二百十日は毎年9月1日なのか

二百十日は、基本的に9月1日にあたります。2019年についても、9月1日が二百十日にあたります。

ただし、うるう年などの影響によって、1日前後することもあります。2020年は、8月31日が二百十日にあたります。

参考までに、2030年までの二百十日の該当日について、下記の表にまとめました。

西暦 二百十日の該当月日
2019 9月1日
2020 8月31日
2021 8月31日
2022 9月1日
2023 9月1日
2024 8月31日
2025 8月31日
2026 9月1日
2027 9月1日
2028 8月31日
2029 8月31日
2030 9月1日

二百十日に開催される風祭り

夏祭り

二百十日は、風を鎮めるための風祭りが全国各地でおこなわれています、風祭りとしては、富山県の富山市で開催される「おわら風の盆」が有名です。

「おわら風の盆」は、風邪を鎮めるための放念祈願と盆踊りが融合したものです。純粋な娯楽としても楽しまれており、300年以上の歴史を持っています。

哀愁を帯びた胡弓(三味線に似た弦楽器)の音色が響く中、網笠をかぶった男女が街中を踊り歩きます。独特な風情があることから、数多くの小説や歌の題材として使われています。

長野県をはじめとする諏訪信仰のある地方では、家の屋根の上や軒先に鎌を取りつけたり、竹竿の先に鎌を取りつけて立てておいたりする風習が見られます。鎌が風を切ることを連想させることから、風切りのまじないに使われるからです。

夏目漱石の小説「二百十日」

原稿用紙と万年筆

雑節の二百十日が題材として使われた有名な作品としては、夏目漱石の中篇小説「二百十日」が挙げられます。1996年(明治39年)の10月、雑誌「中央公論」にて発表されました。同年12月には、漱石の初版本「鶉籠」に収録されています。

小説「二百十日」は、阿蘇山に登る2人の青年(圭さんと碌さん)の会話文によって主に構成されています。2人の青年は阿蘇山の登頂を試みますが、嵐によって中断させられてしまいます。

漱石は、実際に阿蘇山を登山した経験があります。9月1日に登頂を試みますが、嵐に遭遇して断念しました。小説「二百十日」の登場人物である圭さんは、漱石自身がモデルであると考えられています。

小説「二百十日」のあらすじ

小説「二百十日」は、第1章~第5章で構成されています。

第1章は、どこかに出かけていた圭さんが宿に戻ってくるところから始まります。

圭さんは、外で見てきた寺や馬の蹄鉄(ひづめの保護具)を交換する様子について碌さんに話します。

その後、圭さんは、自身が豆腐屋であることを告げます。続けられる会話から、圭さんが華族や金持ちに不満を抱いていることが分かります。

第2章は、圭さんと碌さんが温泉につかりながら、会話を展開します。

とりとめのないことを話し合いつつ、明日の6時に起きて、昼から阿蘇山に登ることを約束します。

第3章は、宿で夕飯を食べているところから始まります。

宿の仲居と話すことで、阿蘇山が荒れていて、灰が降っていることを知ります。碌さんは登山を止めた方がいいと言いますが、むしろ圭さんは乗り気です。結局のところ、圭さんに押し切られる形で、明日の登山は決行されることになります。

第4章は、各地を巡った後、阿蘇山を登ろうとするところから始まります。

体格のいい圭さんは順調に進む一方、碌さんは遅れ気味なります。やがて雨が降り始め、2人の顔や着物は、灰で真っ黒になります。

どんどん空模様が悪くなる中、2人は道に迷ってしまいました。圭さんが高い草山に登って道を確かめようとしたところ、碌さんは谷のような場所に転げ落ちてしまいます。

碌さんを引っ張り上げたところで、第5章に切り替わります。恐らく、そこで登頂を諦めたのでしょう。

第5章は、宿屋で翌朝を迎えたところから始まります。

圭さんは再びの登頂を希望しますが、碌さんは拒みます。その後、2人は華族や金持ちを打ち倒すことを話し合いつつ、いつしか阿蘇山に再挑戦することを誓い合います。

まとめ

二百十日とは、雑節の1つです。立春(毎年2月4日頃)から数えて210日目の日(毎年9月1日頃)にあたります。二百十日は、うるう年の影響などにより、該当日が1日前後することがあります。

9月1日頃は、田んぼの稲が色づいて頭を垂れ始めるとともに、台風が襲来する時期でもあります。農家や漁師にとっては、死活問題に関わる重要な時期です。

そこで、9月1日を厄日として扱うことで、台風の被害を受けやすい仕事に注意するようになりました。

9月1日頃になると、風を鎮めるための風祭りが全国で開催されます。諏訪信仰の見られる地方では、高い場所に鎌を取りつける風習が見られます。これは、鎌が風を切るまじないとして使われることに由来しています。

雑節の二百十日が題材として使われている作品としては、夏目漱石の中篇小説「二百十日」が有名です。この小説の展開は、漱石自身の実体験と一致することから、登場人物の圭さんは、漱石自身をモデルにしていると考えられています。




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