待ちに待った子供の集団生活の始まり、親としては子供の成長もうかがえて嬉しい部分もありますが…。 同時に子供同士で起こるトラブルも増えてくるので、嬉しい反面ヒヤヒヤすることも多くなります。
相手のお子さんに怪我をさせてしまったなど、親が相手の親御さんに謝罪するときに必要なのが菓子折りです。
謝罪の気持ちを込めて贈ることで、相手に許してもらいやすくなります。
注意しなければならないのはお詫びに行くタイミングや、菓子折りの渡し方です。
今回は子供同士のトラブルによるお詫びの菓子折りについて、失礼にならない渡し方などを詳しくご紹介していきます。
子供のトラブルでお詫びに行く最適なタイミング
トラブルの多くは子供たちだけで解決できる問題ではありますが、中には親が介入しなければならないケースもあるのです。 トラブルのお詫びに行くことにあたり、気になるのが謝罪に行くタイミングですよね。
揉め事を最小限に抑えるためにも、お詫びは最適なタイミングでおこないたいもの。 トラブルから時間が経てば経つほど、どんどんお詫びをしにくくなって謝罪の気持ちが伝わらなくなってしまいます。
集団生活の場での先生からの連絡があれば、すぐにでも菓子折りを買いに出かけましょう。 連絡があってすぐに行動すれば、トラブルのあった当日のうちに対処ができます。
一方で先生から連絡がなく、子供から夜に報告を受けた場合には対応が遅れてしまって当日のお詫びはできなくなってしまうのです。 トラブルの報告を受けるのが遅かった場合には、翌日には必ずお詫びに行きましょう。
トラブルが起きてしまって怪我をした子供の親としては、相手から連絡が来ない時間が長いほど怒りは倍増していきます。 知り合いのママは謝罪のタイミングが遅れてしまって、3日後にお詫びに行ったら菓子折りを受け取ってもらえなかったそうです…。
トラブルから事が大きくなると、その後の付き合いもしにくくなってしまうので早めの対処が重要なんですね。 翌日までに菓子折りを持って謝罪しに行けば、相手の怒りを最小限に抑えることができるでしょう。
子供のトラブルでお詫びする際の菓子折りの金額は?
子供同士のトラブルでお詫びする際の菓子折り、どのくらいの金額のものを選べば良いのか迷いますよね。 謝罪には3〜5千円の予算の中で、落ち着いた雰囲気の詰め合わせを選びましょう。
あまり華美な見た目のお菓子の詰め合わせだと、真剣な謝罪の気持ちが伝わりにくくなります。 かといって子供が幼稚園や保育園に通う年齢の場合に、硬いおせんべいなどは適していませんよね。
どの年齢でも食べやすい、日持ちするゼリーの菓子折りもおすすめです。 焼き菓子を選ぶなら、個包装になったアソートなどが良いでしょう。 年配の方がいるお宅には、カステラが定番で好印象です。
お詫びの菓子折りを贈る際に注意すること
お詫びの菓子折りを贈るにあたり、注意したいポイントはどのような事が挙げられるのでしょうか。
注意点を押さえておかないとトラブルが余計に大きくなったり、菓子折りを受け取ってもらえなかったりする可能性があります。 具体的な注意点を詳しく見ていきましょう。
渡すのは謝罪を受け入れてもらえたら
子供のことは親が実際にトラブルを見たわけではないので、相手がどの程度怒っているのかなど詳細が見えにくい面があります。
私も実は子供が大袈裟に報告をしてきて冷や汗をかきながらお詫びに行った事があるのですが、相手方は少しのかすり傷で全く怒っていない…という出来事がありました。 私の場合は結果オーライだったのですが、逆だったらと思うと…震えますよね。
菓子折りを持って行く時にはとにかく先に渡さなければと焦ってしまいますが、実は渡すタイミングは相手が謝罪を受け入れてくれた後なのです。
謝罪のための道具にするのではなく、あくまで謝罪は別できちんとおこなって受け入れてもらえたら気持ちとして菓子折りを出します。
謝罪よりも前に菓子折りを出してしまうと、なんだかモノで解決しましょうという悪い方向に取られやすくなるんですね。 菓子折りを渡すタイミングには、十分注意しましょう。
無地の手提げ袋に入れる
お詫びするときに菓子折りを渡すタイミングはもちろん重要なのですが、同時に「菓子折りを持っているとバレない」ことも大切なのです。 お詫びしたときに子供が在宅していれば、まず間違いなく「あ!お菓子持ってるー!」となります。
謝罪の空気が壊れてしまうので包装紙は出来るだけ地味目に、手提げ袋は無地の目立たないものにしましょう。 部屋に通された際も、なるべく目立たないようにバッグの陰に隠すなどしておくのがおすすめです。
受け取ってもらえなかったら持ち帰る
お詫びに行ったものの…相手が予想以上に怒りを露わにしていて、菓子折りを受け取ってもらえない可能性もあり得ます。 菓子折りを受け取ってもらえないということは、謝罪を受け入れてもらえなかったと理解して良いと思います。
実際に菓子折りの受取拒否をされたママ友に話を聞いたのですが、玄関先まで行ったもののほとんど門前払いだったそうです。 お断りされているのを無理に渡そうとするのは、謝罪をしているのだから許してくれと強制しているようなものですよね。
もし菓子折りを受け取ってもらえなかったら、すぐに引きあげて持ち帰ってください。 余計に火に油を注がないよう、注意しながら退散するようにしましょう。
子供のトラブルでお詫びする時の菓子折りの贈り方
子供同士のトラブルでお詫びをするとき、菓子折りには掛け紙や水引を掛けます。 掛け紙を掛けるときに表書きはどうするのかなど、短い時間で正しく対処する必要があるのです。
どのような贈り方が正しいのか、詳しく見ていきましょう。
掛け紙
のし紙は本来お祝いに使うものなので、お詫びの菓子折りには不向きな感じがしますよね? 実はお詫びでのし紙を掛けてしまっても、マナー違反にはならないのです。
一方でマナー違反ではなくても、実際にはなんだか不快な思いをさせてしまう事があります。 私も知識を得るまでは、謝罪でのし紙を掛けちゃうの?と思ってしまっていたと思います。
基本的にはのし紙ではなく掛け紙にして、水引は掛けないようにするのがおすすめです。
水引
水引は掛けてしまってもマナー違反にはなりませんが、基本的には必ずしも必要ないものです。 もし掛ける場合には、紅白蝶結びの水引を選ぶのが適しています。
表書き
掛け紙やのし紙には表書きを書かなければなりませんが、謝罪に適した言葉がパッと浮かんでくる人は少ないですよね。 一番わかりやすいのは「お詫び」で、誰でも謝罪のための菓子折りだとわかります。
もう少し丁寧な書き方の場合は「陳謝」などもおすすめです。 子供のトラブルの場合は重大なものを除いて、多くの場合は「お詫び」で差し支えはありません。
まとめ
子供同士のトラブルによるお詫びの菓子折りについて、失礼にならない渡し方などを詳しくご紹介してきました。 子供同士のトラブルがあったら、できれば報告された当日や遅くても翌日までに対応をします。
予算は3〜5千円くらいで、落ち着いたカステラやゼリーなどのアソート菓子折りがおすすめです。 謝罪の言葉を受け入れてもらえたら菓子折りを渡して、今後の付き合いが気まずくならないように配慮しましょう。
予想以上に相手が激怒していて菓子折りを受け取ってもらえない場合は、無理せず持ち帰ることも大切です。 子供同士のトラブルには気を揉んでしまいますが、より円満に解決できるよう菓子折りを活用しましょう。