結婚祝いを連名で貰うことも有るかも知れません。そんな時、内祝いはどうやって贈れば良いのでしょうか?連名で結婚祝いを貰う事が無い人も多いため、なかなか周囲に聞けずに困っているという人も居るのではないでしょうか。ここでは、そんな連名でいただいたお祝いに対する内祝いについて、詳しくご紹介します。
結婚内祝いは=お返し!?結婚祝いを連名で貰った場合、内祝いはどうしたらいいのか?
結婚祝いを連名で貰った場合、内祝いはどうしたらいいのか?と迷う人も居ることでしょう。
連名で貰った時も、個人的に貰った時も、内祝いは贈りたいものです。内祝いは結婚祝いに対するお返しなので、基本的には半返し、三分の一返しと言われ、頂いた金額の三分の一から半分の金額で何らかの品物をお返しをします。
連名で頂いたお祝いの場合、1人当たりの金額が少額の場合もあり得ます。そんな時は内祝いも連名宛で良いでしょう。一人ずつが高額のお祝いをしてくれた場合には、1人ずつに内祝いを贈りましょう。
なかなか全員に会えないなど、連名でのお返し難しい際には、お菓子やお茶を個別にラッピングして渡すなど、工夫することで気持ちも伝わります。
尚、内祝いを贈るのは2週間~1ヶ月以内にしましょう。
メッセージを付けるならどんな内容で?
結婚内祝いを連名で贈る場合には、どんなメッセージを付けるべきなのでしょうか?
連名の場合には、何人かが読む可能性がありますので、誰が読んでも分かりやすいメッセージがおススメです。
例えば、以下の様な文章です。
拝啓・・・頭語を使います。
桜のつぼみも綻ぶ頃になって参りました。・・・まず時候の挨拶を入れます。
この度は、私達の結婚に際しまして、心のこもったお祝いをいただき、心より御礼申し上げます。・・・感謝の気持ちを表わした文章を入れます。
(いただいたペアコーヒーカップは、毎日2人で使わせて頂いております。)・・・頂いた品物がある場合は、その物への感想を書きましょう。現金の場合は省いても構いません。
ささやかながら、お礼のしるしに内祝いの品をお贈り致しますので、皆様でご笑納頂ければ幸いです。・・・内祝いを贈る旨を書きます。
未熟な2人ですが、支え合い幸せな家庭を築いていきたいと思っておりますので、これからも変わらずご指導をよろしくお願い申し上げます。・・・今後の抱負を書きます。
末筆ではありますが、季節の変わり目ですのでどうぞご自愛ください。
敬具・・・結語を入れます。
このように、簡潔ながらも気持ちが伝わる文章がおススメです。
また、余裕があれば、1人1人にメッセージを贈れると丁寧で、相手にも好印象を与えることができます。時間が許せば、1人ずつにメッセージを書いてみても良いでしょう。
連名で頂いた場合の内祝い宛名はどうする?持参すべき?
連名で結婚祝いを貰った場合、内祝いの宛名はどうするべきなのでしょうか?
内祝いの宛名は、代表者の名前を書けば良いのか、全員の名前を書けば良いのか?はたまた会社の部署名など大きな括りの書き方で良いのかと迷います。
連名で頂いた方全員の氏名が確実に正しく書ける様であれば、全員のフルネームを記載すれば丁寧で良いでしょう。ただし、名前を間違える可能性がある場合には代表者もしくは会社名や部署名などで構いません。
内祝いはなるべく持参して渡したいものです。連名でお祝いをくれた人が集まりやすい場所に持っていくと喜ばれます。しかし、必ず手渡しでなければならないという訳ではありません。結婚で遠方に引っ越す、職場を退職したなど、持参出来ない事情もあるため、郵送で贈る事もできます。郵送の場合でも、持参の場合でも、内祝いの熨斗は付けるようにしましょう。熨斗の表書きは「結婚内祝い」にします。下段の名前は、新姓と旧姓を書くと誰が見ても分かりやすいでしょう。
職場に渡す場合と友人に渡す場合ではどこに違いが?
一言に連名への内祝いと言えども、職場の方々へ贈るのと、友人に贈るのとでは、品物の選び方が異なります。
友人であれば相手の好みも分かりやすいため、相手の好みに合わせたものを選べます。一方職場の部署などの仲間にはそこまで関係が深くない人も居るでしょう。そのため、一般的に考えて万人受けをする品物を選ばなくてはなりません。年齢層も異なりますので、自分だけの目線で選んでしまうと喜ばれなくなることも考えられます。また、部署単位などでお祝いを頂いた場合には、部署全ての人に行き渡るように品物を選びますが、部署内でも有志だけにお祝いを頂いた場合、参加しなかった方に迷惑にならぬように内祝いをお返ししなくてはなりません。そんな時は、手間は掛かりますがお菓子をラッピングし、個別に手渡しすると安心です。
連名への内祝いは、人数、日持ち、個包装をポイントに!!
連名で頂いた結婚祝いへの内祝いは、人数・日持ち・個包装をポイントに品物を選びましょう。
それぞれの注意点は以下の通りです。
①人数
連名の場合、数名からお祝いを頂いています。そのため、当然、内祝いは頂いた方全員へ行き渡らないとなりません。
中には、1人一つを勘違いして数個手にしてしまう方も居るかも知れませんので、数には余裕を持ち、多めに用意しましょう。お菓子などは二枚で一組の物もあります。パッケージの個数だけの情報で選んでしまうと、数が足りなくて困ることがありますので、販売店で予め確認しておくと良いでしょう。
②日持ち
内祝いは日持ちに注意しましょう。特に連名となると、全ての人が揃うまでに思わぬ時間が掛かる場合があります。相手の手に渡る前に消費期限・賞味期限が来てしまうのは避けたいため、日持ちは長いものを選ぶと安心です。
③個包装
連名の内祝いをまとめて持参する場合は、個包装の物を選びましょう。箱の中から気軽るに取れるようにしておくと親切です。上記の通り、個包装の数に注意し、用意しましょう。
また、お菓子の場合には味などの種類を多くしておくと、様々な人の好みに合わせられて良いですね。
内祝で人気の品物はコレ!!
結婚内祝で人気の品物はどんなものでしょうか?
職場など連名のお返しにするには、クッキーやマドレーヌ、フィナンシュなど焼き菓子のアソートなどが定番です。和風では、おかきのセット、ミニ羊羹のセットなども人気です。
その他、スティックコーヒーのセット、ドリップコーヒーのセット、インスタントスープのセットなども人気です。変わり種では、お米の食べ比べセット、佃煮、缶詰、瓶詰など個包装で渡せるものも多くあります。
自分達の思い入れのある品物にしても良いでしょうし、相手の好みや人数に合わせて選ぶ事もできます。夏場なら冷やして食べられるゼリー、冬場なら暖かい飲み物などが人気です。このように、季節で選んでも良いでしょう。
まとめ
結婚祝いを連名で頂いた場合、内祝いも連名で贈ることが多い様です。もし、大変高額なお祝いを頂いた際には、連名であっても個別にお返しをします。
内祝いには、分かりやすい感謝とお礼のメッセージを付けると丁寧です。全員に会って御礼を言える場合には、簡単なメッセージを付けるだけで構いません。職場などへ内祝を持参する場合には、人数、日持ち、個包装に気を付けて商品を選びましょう。内祝いは頂いたお祝いへの感謝と御礼なので、確実に全員の手に内祝いが届く工夫をすることが大切です。足りないことが無いように、注意を払いましょう。