1年が経つのはあっという間で、もうお歳暮の季節が巡ってきましたね。
今これを読んでくださっている皆様、特に11月末から12月の終わりまではあっという間に時間が流れます。
お歳暮の用意は出来るできるだけ早めに取り掛かりましょう。
この記事では、お歳暮を贈る時期や、贈る相手によっての品物の相場などを詳しくご紹介します。
お歳暮は地域によって時期が変わる
お中元同様、お歳暮も地域によって贈る時期が変わります。
また、近年は徐々にお歳暮を贈る時期が早まっている傾向にあります。これは、年末はどの家庭もバタバタするため、お互いを気遣っているうちに少しずつお歳暮のやり取りが早くなっているそうです。
お歳暮を贈る時は、相手が住む地域のお歳暮の時期に合わせて贈りましょう。
地域ごとのお歳暮の時期の違い
お歳暮の時期は2パターンあり、関東地方と、それ以外の北海道・東北・東海・関西・中国・四国・九州で分かれます。
何かしらの理由でお歳暮の時期を過ぎてしまったら、お年賀として贈り、さらにお年賀の時期を過ぎてしまうと寒中見舞いとして贈ります。それぞれの贈る時期を地域ごとにご紹介しましょう。
お歳暮として贈る
喪中などの事情を除いて、お歳暮は出来る限りこの時期に贈ります。
関東地方は12月1日から12月25日、それ以外の地域では12月13日から12月25日です。
お年賀として贈る
お歳暮の時期に間に合わなかった場合は、間に合わなかった旨のお詫びの連絡をした上で、郵送ではなく直接贈ります。
関東地方は1月1日から1月7日まで、それ以外の地域は1月1日から1月15日です。
寒中見舞いとして贈る
お相手の忌中や喪中が明けてるのを待ってから贈る場合に寒中見舞いとして贈ります。寒中見舞いもお年賀同様、お歳暮を贈らなかった旨をお詫びした上で贈ります。
立春はその年によって日にちは変わるので、2021年の場合は、関東地方は1月8日から2月2日（立春の前日）まで、それ以外の地域は1月16日から2月2日（立春の前日）までに贈ります。
お歳暮を贈る一番いい日は？
「期間内のいつ贈るのがいいの？」「お歳暮の中でも縁起の良い日はあるの？」といった質問をよく受けますが、お歳暮は「1年間の感謝の気持ちを伝える行事」ですので、そこまでこだわる必要はありません。
しかし、お歳暮を贈る上で良い日というものは存在します。
それは、12月13日です。
12月13日はお正月の準備を始める「正月事始めの日」です。
お歳暮はもともと、親戚一同がお正月に必要なものを本家に持ち寄ったことから始まったともいわれていますので、13日に贈ると良いとされています。
お歳暮の相場
お歳暮の品物は安すぎると失礼になりますが、高すぎると相手に気を使わせてしまったり負担になってしまいます。
ここでは、関係性ごとのお歳暮の相場をご紹介します。
両親・義両親・近い親戚
実家や義実家、近い親戚などの身内に贈る場合は3000円から5000円が相場です。
実家と義実家は品物にあまり差をつけないほうが無難です。
最近は家族間のお歳暮のやり取りは行わない家庭も増えているので、家族やパートナーと話し合ってどうするか決めると良いかと思います。
上司
特にお世話になっている職場の上司に贈るなら5000円程度の品物を選びましょう。ただし、会社によってはお歳暮のやり取りを禁止している場合もあるので、事前に社内で確認することを忘れずに。
取引先
お付き合いの程度にもよりますが、それなりの関係なら5000円程度、とてもお世話になっているお得意先なら1万円程度の品物を選ぶと丁度良いでしょう。
金額設定はどれくらいお世話になっているかが目安です。
付き合い程度の相手なら5000円程度、特にお世話になっている相手やお得意先なら1万円程度の品物を選ぶと丁度良いでしょう。
ただし、相手が公務員ならお歳暮を含む贈与が禁止なので贈ることはできません。
また、最近はお歳暮やお中元のやり取りを禁止している会社もあるので、贈る前に一度お電話などで相談しましょう。
友人や知人
友人同士や知人に送るなら3000円程度が平均です。
友人関係など肩肘張らずに楽な付き合いができる相手なら、相手に気を使わせないよう、低めの金額設定にすることをお勧めします。
その他、お礼をしたい相手
普段から親切にしてくださる方、お世話になっている方、習い事教室の先生や友人など、付き合いではなく日頃の感謝の気持ちを伝えたい相手に贈るお歳暮なら5000円から1万円の品物を選びます。大切なのは、あなたがお歳暮を贈る相手にどれくらい感謝をしていて何を贈りたいかです。
相手の年齢によっても変わる
お歳暮の品物の金額は年齢によっても変わります。20代の若い相手なら低めの金額設定、年配の方なら高めの金額設定にする場合が多いです。理由は、若い相手に高い品物を渡して気を使わせるのは好ましくないからです。
ご年配の方々は、行事を重んじる方が多いのでしっかりとした品物を贈ると喜ばれます。
お歳暮のお返しの相場
お歳暮は感謝の気持ちを伝えるものであって、お祝いの品とは違いますのでお返しは必要ありません。
しかし、貰いっ放しがきになる方もいるでしょう。
お返しを贈る場合は頂いた品物の半額〜同等の物を選びます。
例えば、5000円のものを頂いたら、2500円から5000円に収まる程度の品物でお返しをします。
頂いた品物より高価なものを贈るのは、とても失礼な行為になってしまうのでしないように気をつけましょう。
お歳暮にお勧めの品物
お歳暮に贈る品物は、贈る相手の環境を考慮すると喜ばれます。
ご家庭宛なら
- お子様がいらっしゃる家庭ならジュースやお菓子の詰め合わせ
- 年末年始に人が集まる家庭ならハムの詰め合わせやフルーツ
- ご年配のおふたり暮らしなら佃煮のセットやお惣菜ギフト、和菓子など
年末はどのご家庭もバタバタしますので、もらうと助かる品物を贈ると喜ばれます。
取引先や会社宛なら
- 日持ちする焼き菓子などのセット
- コーヒーや紅茶の詰め合わせ
- 分けやすい個包装になったスイーツなどのセット
会社で必ず消費する飲み物や、さっと食べられるお菓子はとても喜ばれます。
さらに、会社の年齢層や男女比などを考慮して、和菓子にしたり洋菓子にしたりと配慮するとなおさら良いと思います。
まとめ
お歳暮は、日頃からお世話になっている相手に感謝の気持ちを伝えるために贈るもの。
何を贈れば喜んでもらえるか、いくらくらいの品物なら相手に気を使わせないかなどを配慮して、感謝の気持ちと共に素敵な贈り物を届けましょう。
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