お礼状を書いて送りたいけれど、どの様に書けばいいのか?
また、マナーや決まりなどは存在するのか?とお悩みの方はたくさんいらっしゃいます。
特に目上の方に出す場合には阻喪の内容にしないと今後のお付き合いも大変です。
そこで、今回はお礼状の書き方に付いてご説明したいと思います。
実は、お礼状には種類もたくさんあり、その種類によって書き方が全然違います。
これをおさえておくとあなたも臆する事なくお礼状を送ることができ、相手に喜んでいただけますよ。
あなたもぜひ覚えてみませんか。
気持ちを込めたお礼状とは?
お礼状とは、お礼の言葉をしたためた手紙の事です。
お礼状の基本は相手にストレートな気持ちを伝えることです。
お礼状の種類で変化するとは?
では、いったいお礼状にはどの様な種類があるのかに付いてご説明していきたいと思います。
弔電礼状
弔電礼状とは、やむを得ない理由があって葬儀に参列がむずかしい時に送る御礼状が、弔電です。
供花(供物)礼状
供花とは、お葬式や葬儀の時に送るお花ですが、そのお花が贈られた時にお礼を込めて贈るお礼のごあいさつの文章です。
年賀欠礼状
年内に近親者を亡くしている人は服喪中の人は年賀状を書かない決まりになっています。
そのために今年は年賀状を書きません。
というお知らせをだします。
結婚式のお礼状
結婚式にご参加していただいたことに対してのお礼状です。
結婚式のお礼状はご参加いただきありがとうございます、という気持を込めて送る手紙の事です。
次に、お礼状の正しい書き方についてご説明します。
正しいお礼状の書き方とは?
では正しい書き方を例題にしていくつかご紹介します。
正しい書き方のポイントや注意すべき部分を分かりやすく説明します。
弔電礼状の書き方
弔電礼状の正しい書き方ですが、頭語・結語である拝啓、敬具を記入します。
両方入れるか、両方入れないかのどちらかにしましょう。
次に、忙しい時に送っていただいたというお礼のお言葉を添えましょう。
最後に差出人の住所を書き、その横に喪主○○と書きます。
さらにその横には親族一同と書いておきましょう。
その後にこの度は、亡父○○儀または、故○○儀と名前を記入します。
そして内容を記入していきます。
弔電のお礼状亡き父に対して、いただいた心使いにお礼するだけではなく、生前からの厚情に感謝する気持ちを述べ、今後ともお付き合いの気持ちを述べる文章の内容にしましょう。
供花(供物)礼状の書き方
文章の初めに拝啓から始まるようにしてください。
次にお花を送ってくださった事へのお礼とお花を飾らせていただいた事への感謝の気持ちを書きましょう。
そしてお葬式が無事に終わったことを報告しましょう。
最後に故人が生前お世話になったことへの感謝やこれからも変わらぬお付き合いをしていただきたい事など、お礼やごあいさつの文章を書き添えましょう。
最後に拝啓と記してください。
では、例を書いてみましたのでご参考にして下さい。
拝啓〇〇の葬儀の折りには、すてきなお花をいただきありがとうございました。
故人が大好きな花でしたので、故人からよく見える霊前に飾らさせていただきました。
お陰様で葬儀も無事に終えました。
生前中、故人に賜りましたご交誼を深謝し、格別なご高配につきまして厚く御礼申し上げます。
敬具
年賀欠礼状の書き方
喪中はがきには、はっきりとした決まりはありませんが、一般的な流れとしては、まず初めに喪中のごあいさつをします。
その後に喪中という事で誰がいつお亡くなりになったかの事実を記入します。
その後にお付き合いへの感謝と先方様への健康や無事を祈るお言葉を添えてください。
そして何年何月何日などの日付を記入します。
それでは、例題を見ていきましょう。
まず初めに、喪中ということを相手に伝えます。
喪中のために年末年始のごあいさつは失礼します。
本年9月に父〇〇が九十五才にて永眠いたしました。
本年中に賜りましたご厚情により心より感謝もうし上げます。
明年もかわらぬご自愛のほど、よろしくお願いします。
〇〇年〇〇月〇日郵便番号〇〇〇-〇〇〇住所を記入します。
(住所ははがきのため、縦書きです。)名前
お礼状でやってはいけないNGとは?
お礼状では、ストレートに相手にお礼を伝えるのがポイントですので、お礼や感謝の気持ちが文章にないのもNGとされております。
供花(供物)礼状のお手紙では、悲しい気持ちを表現するのはいいですが、余りも悲しみの表現が重すぎるのはNGです。
無事天国へいかれるのですから、悲しみもありますが、今後ともお願いしますという気持ちを込める事がよいとされていますので、暗くなりすぎの文章には気を付けてください。
お花やお供えものや商品などをいただいた際にそのお礼や商品やお花などをどの様に使わせてもらったのか、どの様に感じたのかがストレートに書いていない文章はNGです。
必ずお品を贈っていただいた際は忘れずに文章にしましょう。
お礼状でおさえておくべきポイント
お礼状にはおさえておきたいポイントやマナーがあります。
ここをしっかりと把握する事で、相手に失礼のないお礼状を書く事が容易です。
どのお礼状にも共通するのですが、送る日付をしっかりと把握しましょう。
品物のお礼の場合には送られてきたら成るべく早くお礼状を書いて、届けるようにしてください。
では、今回ご説明させていただいたお礼状別にしてそれぞれのポイントを記入しておりますので、どうぞご覧下さい。
弔電
礼状を書く時のポイント弔電礼状を出す時におさえておくと良いポイントとは、会社から弔電礼状を送る際には、名前を記載する所に会社名を記入しますが、株式会社や有限会社がある場合にはしっかりと記入する事です。
その後に〇〇部一同のように記入します。
弔電礼状を書く時に連名にしたい場合に注意したいポイント連名とは、数名が一緒に弔電礼状を送る場合に複数名の名前を記入する場合で、例えば家族や会社の数名で出す場合です。
連名で記入する場合でも連名の人数が余り多くなりすぎるのは逆に失礼にあたいします。
一般的には2名から3名で連名で出す事が一般的です。
マナーに付いても詳しく説明していきます。
連名のマナー
- 目上の方から順に書く
- 夫婦の場合には世帯主を記入
- 一同と記入弔電礼状の差出人の住所を記入しておく
相手がこちら側の住所をご存じの場合でも記入する事で相手側が住所を分からなくなってしまったなどの事態の際に助かりますので、マナーとして記入しましょう。
供花(供物)
礼状ポイント供花(供物)礼状のポイントとしては、お供えのお花をいただいた事に対するお礼を伝える事ですが、お返しの品物を一緒に送るのもマナーです。
供花(供物)礼状は、封筒は白やグレーのシンプルな配色でおさえる事です。
年賀
欠礼状を書く時のポイント年賀欠礼状は、今年は喪中ですのではがきは出せないということをしっかりとお伝えする事が非常に重要です。
そして欠礼状で大切な事は、年賀と言う言葉を使用しないように気を付けましょう。
この時には、新年・年始・年頭などの言葉を使用する様にしてください。
喪中のおはがきは、故人の友人やお知り合いに出しますが、この際に自分とは関わりがない、余り存じ上げない方にでも、故人がお世話になった可能性が高いのではがきを出しましょう。
書き方で注意するポイントははがきですので、縦書きにします。
名前の欄には、自分の名前を記入しますが、夫婦で出される場合には先に旦那様のお名前次に奥様のお名前を2段で記入することです。
結婚式のお礼状
結婚式のお礼状を書く時のポイント基本的には、拝啓から初めて下さい。
そして文章では、送る相手によって変えていく事がポイントとです。
祝電やお祝いをいただいた方には、お祝いの品の感想や喜びを表現する様にしましょう。
お礼状を送る時には、封筒で送るのが基本です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はお礼状に付いての説明を書きだしてみましたが、お礼状には、それぞれにおさえておくべきポイントとなる部分が違います。
このポイントをおさえていただき、お礼や感謝の気持ちをストレートに表現する事で相手に気持ちが伝わります。
お礼や感謝は人間関係を良好にするために、とても大切な事なので、しっかりと伝えたいですね。