結婚に向けて、婚約をするカップルも多いですよね。
2人で勝手におこなうものではなく、結納といった両家の親などの関わりや婚約指輪を贈ることをいいます。
まだ結婚はしていないものの、婚約も2人の重要なイベントのひとつです。
結納のおこない方やお返し、人気の婚約指輪の相場など気になることがたくさんありますよね。
今回は婚約に関する疑問を婚約Q&Aとして、婚約の意味と一緒にご紹介していきます。
婚約ってどういうことをいうの?
芸能人などはよく婚約会見などをおこないますが、そもそも婚約ってどういうことをいうのでしょうか。
結婚についてはよく知っていても、意外と婚約については知られていないことが多いようです。
意味やメリット、証明などを詳しくみていきましょう。
婚約の意味
婚約は簡単に言えば「将来結婚すると約束すること」です。
2人だけで約束をするのではなく、親など周りの人に結婚の予定を周知させる特徴があります。
結婚をするには役所に婚姻届を提出するなど手続きが必要ですが、婚約の場合は特に手続きは必要ありません。
手続きが必要ないので、口約束でも婚約が成立してしまいます。
いつから?
結婚をするつもりの2人にとって、婚約の厳密な時期はあまり意識しない方が多いですよね。
基本的には結婚をしたいという明確な行動、つまりプロポーズを境に婚約をしたと確定する場合が多いです。
プロポーズ以外にも、お互いの親に紹介して将来の話をした時なども婚約が成立したといえるでしょう。
婚約をしたからといって急いで結婚する必要もなく、あくまでお互いの気持ちや両家の親の考えなどが大きく影響しています。
メリットは?
婚約は必ずしも全員がおこなうものではありませんが、メリットはあるのでしょうか。
婚約をすることで、結婚に向けての意識をきちんと持つことができます。
周囲の人たちにも「自分たちは結婚します」と報告ができるので、結婚までの流れにおいて滞りなく進められるのです。
特に女性の立場からすると「結婚するのかしないのか」という微妙な立ち位置から脱却できるので、メリットは大きいでしょう。
証明はある?
婚約をしますという証明で、公的なものは特にありません。
婚姻届のような手続きも不要なので、重要なのは婚約の品物や結納などで親に立ち会ってもらうのが証明となります。
最も多いのが婚約指輪で、つけていれば結婚が近いと解釈できますね。
方法は?
婚約は婚約指輪の交換や、結納などでお互いの親を交えて食事会をする方法でおこなわれます。
結納からの婚約指輪交換で、本格的に結婚に向けて意識が高まってきたといえますね。
女性も婚約指輪などをもらいっぱなしではなく、お返しをするなどお互いに嬉しい気持ちになれるよう計画します。
婚約Q&A①人気の婚約指輪と金額相場は?
シンプルなデザインの結婚指輪とは違って、ダイヤなどの宝石が付いているなど見た目も華やかな婚約指輪。
ひとくちにいってもさまざまな人気ブランドがあり、中には憧れのものもあるのではないでしょうか。
もっとも人気が高いのがティファニーの指輪で、安いものだと10万円台で買うことができます。
一般的な購入のための金額相場は34万円ほどなので、意外と憧れのブランドにしては敷居が高くないことがわかりますね。
他にも人気のブランドといえばカルティエや4℃などが有名ですが、桁外れの高級ブランドもあります。
婚約指輪のブランドごとの相場もかなり差があり、基本的には給料の1〜1.5ヶ月分が多いようです。
昔はよく「給料3ヶ月分」などといわれていましたが、現代ではそこまで高額な指輪は買う人が少なくなっています。
婚約Q&A②結納はした方が良いの?
婚約の方法として一番ポピュラーである結納は、日本独特の慣習です。
2人が結婚の約束をするというよりは、2人の結婚は両家の結婚という昔からの考え方が色濃く残ることだと言えるでしょう。
結納は新郎側の親が結納金を納め、改めて将来結婚することを了承してもらいます。
お互いの親が遠方に住んでいる場合、結納が初顔合わせだったということも多いです。
昔ほど家同士の結婚という考えは薄らいできましたが、現代でも結婚することで「嫁に行く」という表現をしますよね。
今後の長い結婚生活でパートナーの親と関わる機会も増えてくるので、婚約をするなら結納はおこなっておいたほうが良いでしょう。
結納はホテルや料亭、カジュアルな場合にはレストランなどでおこなうことも多いです。
結納のやり方などは住んでいるところによって違いがあるため、念のため双方の親の意見を聞いておいた方がトラブルが少なくて済みます。
結婚前からイザコザが起きないように、打ち合わせはしっかりおこなっておきましょう。
婚約Q&A③結納のお返しは必要なの?
結納といえば単なる両家の食事会ではなく、新郎側の家が新婦側の家に対して結納金を納めるという流れがあります。
結納金はお返しの分も含めて少なめの額を渡す場合もありますが、結納金は現金でお返しは品物というパターンも多いのです。
結納の際のお返しは、新郎が身につけられるものである場合が多いでしょう。
現金の場合は「御袴料」として、スーツなどを購入するように準備します。
もちろん現金でなくても、品物でも全く問題はありません。
スーツや仕事に使えるバッグなども、お返しの品としては人気があります。
相場は関東の場合は半額返しで、関西の場合は1割程度をお返しするのが習わしです。
結納はお互いの家同士の結びつけるためのもので、結納金は気持ちを示すための証明となります。
今後もお互いの家同士、良好な関係を築くためにはお返しはした方が良いでしょう。
婚約Q&A④婚約指輪はなくても大丈夫?
最近若い世代の人たちはお金の使い方がシビアになってきているので、昔に比べたら婚約指輪を購入しないという人も増えてきました。
結婚をしてから日常的につけているのは結婚指輪であり、華やかな婚約指輪は普段使いできないという理由もあります。
普段は大事にしまっているようなものにお金を使うくらいなら、これからのことに使いたいという考えの人も多いのです。
結婚の時期が明確に決まっている人や時期が近い人、授かり婚などの場合は必ずしも婚約指輪が必要だとはいえないでしょう。
もし結婚の時期は未定という場合には、婚約指輪をすること でけじめをつけられます。
意識も高まって結婚することを自覚できるので、購入のメリットは大きいと言えますね。
婚約指輪の購入の是非については、婚約Q&Aの中でも特に多い項目となっています。
中には結婚する当人同士が婚約指輪を要らないと言っても、両家の親が許さないこともあるので注意しましょう。
購入に関しては、親にも相談してみると良いかもしれないですね。
婚約Q&A⑤婚約から結婚への流れは?
婚約をしたら、次に考えるのは結婚のことです。
どういった流れで結婚まで進んでいくのか、具体的にイメージしておきたいですよね。
婚約してから不安にならないためにも、お互いに宙ぶらりんにならないためにも滞りなく進めていきましょう。
最初の流れとしては、婚約のきっかけにもなるプロポーズです。
「この人と結婚する」という確固たる気持ちを現実にするために、相手に自分の気持ちを伝えます。
プロポーズをしてお互いに結婚の約束ができたら、次は両家の親に結婚を許してもらう必要があります。
両家の親が揃っておこなわれるのが結納で、結納金を新郎側から新婦側へと納められるのが特徴です。
新婦側がお返しをして結納が無事に終了したら、結婚式の打ち合わせをしていきます。
頃合いを見て婚姻届を役所に提出して、正式に夫婦となります。
式が済んで新婚旅行に行き、新居での生活をスタートさせれば完了です。
緊張することや大変なこともたくさんありますが、周囲から結婚を祝福してもらえるように順序よく行動していきたいですね。
婚約Q&A⑥婚約したら周囲に報告すべき?
入籍をしたら女性は特に名字が変わりますし、戸籍も2人だけのものに変わります。
結婚をした場合には「結婚しました」と、周りの人たちに報告する義務があるでしょう。
一方で婚約の場合は、まだ法的に通常のカップルと同じ扱いなのは間違いありません。
よほど離さなければならない事情があったり、お互いに共通の知人であったりした場合には報告した方が良いでしょう。
特に親しくない関係の人や同僚などには、婚約の時点で表立った報告は必要ないといえます。
まとめ
婚約に関する疑問を婚約Q&Aとして、婚約の意味と一緒にご紹介してきました。
婚約は結婚の約束をすることで、両家の親を交えて結納をおこなったり婚約指輪の交換をしたりすることで成立します。
婚約指輪の相場は34万円くらいで、人気ブランドはティファニーや4℃などです。
結納金にはお返しが必要で、関東は半返しで関西は1割返しと金額に差があります。
婚約Q&Aがあると、いざというときに慌てなくて済みますね。
自分たちが満足できるような結婚にするために、婚約から順序よく進めていきましょう。