毎年の年賀状のやり取りが減ってきている昨今ですが、中には年賀状での近況報告を楽しみにしている人もいるのではないでしょうか?でも、実は年賀状の保管や処分に悩む人も多いのです。ここでは、そんな年賀状の保管・処分のアレコレを詳しくご紹介します。
年賀状の保存はいつまで?おすすめの保管方法は?
毎年やり取りをする年賀状を保存しようとする場合、いつまで取っておけば良いのかと悩むこともあるでしょう。年賀状の保存期間には、特段の定めはありませんので、毎年処分してしまう人も居れば、何十年も保存しておく人も居ます。その中でも、2~3年分を保存期間と定めている人が多いようです。
年賀状の保管方法は、現物をそのまま取っておくというものが圧倒的に多いです。2~3年分なら場所を取らず置けるため、そのまま輪ゴムで纏めて気に入った箱などに保管しておく方法が一般的です。中には専用ファイルや専用ボックスなどを使用してインテリアにマッチするように置いてある家庭もあります。一方、食品用保存ビニール袋などに一年毎に入れて置いておくという家庭もあります。写真などが入っている年賀状はなかなか捨てられず、ボックスなどが一杯になるまで保管してあるという家庭も多いのです。
年賀状保管のアイデアとは?データ化?製本ってどんなもの?
年賀状を保管する際、インテリアにマッチするように保管しておく家庭も多いのですが、どうしてもそれなりの場所を取ってしまいます。断捨離をしたい人にとっては、小さなスペースでもストレスになり兼ねません、そんな時は、思い切ってデータ化してしまうと保存が楽でおススメです。表面裏面をスキャンして、データとして纏めておけば、見直す際もパソコンからいつでもアクセスできます。また、自分が作って送った年賀状も同じファイルに入れてデータ保管すれば、より分かり易いのではないでしょうか。スキャンが面倒という人は、写真データで残しても良いでしょう。近年では年賀状保管アプリという便利なものもあり、そいういった方法を使っても良いかも知れません。
一方、折角の年賀状をもっとオシャレにインテリアとして飾りたいという人考える人も居ます。そういった方には、製本という方法がおススメです。製本は、送られてきた年賀状を文庫本のように加工して保存するものです。年賀状は送られてきた枚数によってはファイルなどに納まらなかったり、ファイルが余り過ぎてしまうことがあります。でも製本なら枚数を気にすることなく作れますし、本のように立てて保管でき、見直す際も本同様ペラペラとめくりながら出来ます。とても便利なので、一度試してみると良いでしょう。詳しい作り方は以下の通りです。
〈用意するもの〉
- 厚紙二枚(はがきサイズ)・・・余った年賀状でも可
- 厚紙に貼るサイズの好きな柄の紙(包装紙や折り紙など)
- 年賀状
- クリップ(洗濯ばさみでも可)
- 木工用ボンド
- 光沢紙など表紙から裏表紙までに掛けるカバー
<作り方>
①届いた年賀状を表紙と裏表紙の厚紙で挟み、揃えてクリップで留めます。
この時、年賀状の向きと表裏を揃えておきます。
クリップで留められない厚さの場合は、輪ゴムを使ってずれないように縦方向で留めます。
②クリップで押さえたまま、木工用ボンドを背表紙部分に満遍なく塗り込み、乾くのを待ちます。
少し多めに塗り、刷毛や指で均等に塗り込むのがポイントです。
③一旦乾いたら木工用ボンドをもう一度塗り、乾かします。
④しっかり乾いたらクリップを外し、表紙・裏表紙にカバーを書けます。好きな光沢紙を使用すると文庫本の様な見た目ですが、和紙を使って和風にしたり、布を巻き可愛らしい雰囲気にすることもできます。好きな素材で楽しんでください。
年賀状処分のタイミングは?
年賀状を処分する際のタイミングに悩む人も居ます。ベストなタイミングは、一体いつなのでしょうか?
年賀状には保管期限がありませんので、自分が好きなタイミングで処分可能です。でも、翌年に住所や名前を確認したいという場合には、それらが終わってから、データで保管する場合には全てをデータ化し終えたらなど、その目的によってタイミングは様々です。一年中処分することができますので、自分の好きな時で構いません。
風水的にベストなタイミングは、年明けから春分の日までと言われています。春分の日までに不要品を処分すると、運気の流れが良くなり、一年が気分よく過ごせるとされています。ゲンを担いで良き日に年賀状処分をしたい場合には、是非参考にしてみて下さい。
年賀状処分の際は個人情報に注意!シュレッダー必須!?
年賀状処分の際、一番気に掛かる点はやはり「個人情報」です。年賀状には自分の住所や氏名はもとより、送り主の住所や氏名、中には家族の氏名や年齢までもが記されていることがあります。そのため、何もせずにそのまま燃えるゴミに出してしまうのは非常に気が引けますし、危険です。では、確実に個人情報を消した上で処分するにはどうしたら良いのでしょうか?時間が掛からないのは、電動シュレッダーです。家庭用にコンパクトなタイプもあり、ハガキなら1~2枚ずつ裁断することができます。手動のものもありますが、一枚ずつ回さなくてはなりませんので、時間が掛かります。また、シュレッダーハサミというものもあり、切るだけで細かく裁断されます。これも一枚ずつ切っていきます。手で千切る事もできますが、写真などが印刷された厚手の物は大変です。
個人情報スタンプというものもあり、スタンプを押して個人情報を消すことができます。でも、表面も裏面もスタンプを押すのは大変かも知れません。ガムテープなどを両面に貼り付け、そのままゴミに出すこともできます。
年賀状一枚ずつ対処するのが面倒という人にオススメなのが、「個人情報書類回収ボックス」です。ナチュラルローソンに設置されている専用ボックスに投函すると、安全に処理施設まで運ばれ裁断、その後、古紙としてリサイクルされます。市区町村なのでも、同様のサービスを行っているところがありますので、確認してみると良いでしょう。
処分にも様々な方法がありますので、自分の好きな方法を選びましょう。
年賀状処分方法でベストなものはお焚き上げ?
年賀状はおめでたいものなので、なかなか自分で処分できないという人も居ます。中には年賀状をお焚き上げで処分してくれる神社もありますので、そういったところに持ち込んでも良いでしょう。直接持って行っても、受け入れていない神社がありますので、事前に確認してから持ち込みましょう。
お焚き上げはお焚き上げでも、自分の敷地内で火を燃やし、そこで処分するのは危険です。特に冬場は火事が多い季節なので、敷地内であっても何かを燃やすことはしないようにしましょう。
書き損じの年賀はがきは再利用を!!
印刷ミスや記入ミス、余りなど、使用できなかった年賀はがきは処分せずに再利用をおススメします。
送っていない年賀はがきは、一枚数円で官製はがきに交換できます。また、様々な団体が書き損じ年賀状の寄付を募っていますので、自分の興味がある分野に寄付するのも良いかも知れません。
まとめ
年賀状の保管や処分は、翌年に送る際に住所や氏名の確認などで使用してから処分する人が多いものです。中には数年~数十年保管してあるという人も居ます。様々な保管方法や処分方法がありますので、自分のやりやすい方法で管理しましょう。