父の日は一体どのような日なのでしょうか?何を贈れば良いのでしょうか?どんな物を贈れば喜ばれるのか、どんな物を贈ってはいけないのか、良く分からないという人も多いのではないでしょうか?ここでは、そんな父の日と贈り物についてを詳しくご紹介します。
父の日とは?どんな日なの?
父の日とは、父に感謝をする日として設けられた記念日です。日本では、一年に一度、6月の第3日曜日に行われています。アメリカのドット婦人が、母の日に倣って父にいバラを贈り感謝する日を設けたのが始まりです。アメリカでは、1972年に国の記念日として制定されましたが、一般に広く認知されてきたのは1980年代以降といわれています。母の日に比べると歴史の浅い記念日ではありますが、父に感謝をするという重要な意味を持つ記念日です。
現在では、我が国を始め、世界各国で父の日が祝われており、国によって様々な日が制定されています。台湾では、8月8日であり、パパが中国語の八八に似た発音をすることから定められています。
このように、「〇月の第〇日曜日」という形で父の日を決めている国と、「〇月〇日」と固定日を決めている国とがあります。
父の日は、日頃忙しくしている父親と子供・家族が一家団欒でゆっくり過ごすという家庭が多く、家族の時間を設けることの大切さを再確認する日でもあります。この日はなるべく父親と共に過ごしたいですね。
父の日のプレゼント!贈ってはいけない物はあるの?
母の日には赤いカーネーションを贈りますが、父に日には何を贈れば良いのでしょうか?
前述のように、アメリカでは白いバラを贈ったことから父の日が始まりましたが、実は白いバラを贈った相手は「亡き父」であったといわれています。そのため、アメリカでは現在でも、父親が健在なら赤いバラを、亡くなっている場合には白いバラを贈っています。そのため、日本でも健在の父に間違えて白いバラを贈ってしまうと非常に失礼です。白いバラは贈ってはいけない物なのです。
日本では、父の日に黄色いバラを贈るのが一般的です。日本ファーザーズ・デイ委員会が「父の日・黄色いリボンキャンペーン」というイベントを発足した事から黄色=父の日というイメージが広がりました。黄色には「愛する人の無事を願う」と、いう意味があり、家族の為に日々社会で戦う父への想いを表わすのに最適なのです。
黄色のバラには「献身」「爽やか」という意味があり、父の日にぴったりです。一方で「嫉妬」など良くないイメージの花言葉もありますが、気になるようならメッセージカードなどで良い意味の花言葉を伝えてみても良いでしょう。
黄色のバラをメインとしたフラワーアレンジメントを贈る事もおススメです。同じく黄色の向日葵などで元気な印象の花束やアレンジメントをすると見る度に元気が出ます。
父の日に贈りたいのは実用的な物?便利グッズもおススメ
父の日に黄色のバラを贈りますが、それと共に品物を贈る事もできます。
父の日に贈る品物は、なるべく日常で使える実用的な物にすると喜ばれます。
お酒好きな父には、普段は買わない少し高級なお酒を、スイーツが好きな父には、少し高級なお菓子を贈ると喜ばれます。ファッションに興味のある父には、オシャレなキーケースや帽子、靴下など普段さり気なく取り入れられる物を贈ると良いでしょう。アウトドア好きの父には、日々進化し続けるアウトドアグッズも人気です。最新のアウトドアグッズであれば、以前に購入した同じような物を持っていても嬉しいものです。
便利グッズや癒しグッズなどもおススメです。近年では、AI搭載のスマートスピーカーや落としても割れないグラス、骨伝導ワイヤレススピーカーなど今までの物が更に近代化した商品が人気です。
また、年代別に贈る物が変わる傾向もあり、40代の父と80代の父では贈る物が異なります。40代から50代の世代には、通勤時や仕事にも使える物が人気ですし、70代、80代の世代には、自宅で手軽に使えるグッズが人気です。スマホを持っている父親には、スマホ便利グッズも良いでしょう。寝ながらスマホが見れるスタンドや、スマホで撮影した写真をダイレクトに印刷できるプリンター機器なども喜ばれます。
健康に気遣ったグッズも人気!!
父の日は、父の健康長寿を願う日でもあります。父の健康を願い、健康グッズを贈る人も多いものです。
食べ物などを贈る場合には、父の健康に気を遣い、控えた方が良い食品は贈らないようにします。例えば、血糖値の高い父親に甘い物や糖度の高いフルーツなどを贈ってしまうのはNGですし、高血圧の父親に梅干しを贈ったり、肝機能の悪い父親にお酒を贈ることもNGです。
いつも疲れている父のために、目元エステ、足湯専用バケツ、ゆったりくつろげるクッションなどを贈る人も居ます。
中でも近頃人気なのが、「パルスエッグ」というリラクゼーショングッズです。手のひらで握る事で微弱電流が流れてリラックス状態になれるという物です。このような最新リラクゼーショングッズを贈ってみても良いかも知れません。
運動器具やスポーツグッズも人気です。ランニングやスポーツが趣味の父親へは、縄跳びやシューズ、帽子やサングラスなど体力作りやトレーニングに使える物も喜ばれます。
スポーツ観戦チケットなども人気です。一緒に見に行って盛り上がれば、家族の絆も一層深まるでしょう。温泉旅行など心身ともにリラックスできる環境へ誘ってみるのも良いでしょう。
手作りも嬉しい!!メッセージも忘れずに
父の日には、子供が書いた手紙や絵をプレゼントするという家庭もあります。
小さな子供が懸命に書いた手紙や絵は何よりも宝物であるという父親も多く、財布や定期入れに手紙をお守り代わりにこっそりと忍ばせているというパパもいます。
また、父親の好きなお菓子や料理を手作りしてプレゼントするという家庭もあります。手作りでは家族の温かみを感じられて嬉しさも倍増するでしょう。
未成年の子供がいる場合には、特に手作りのプレゼントが大活躍します。赤ちゃんなら手形や足形を利用した作品、乳幼児なら手紙や似顔絵なども作れるでしょう。小学生だとそれに加え、手芸や料理を作れる子もいます。思春期の子供からの手作りの品は、多くを語らずとも家族の愛情が伝わります。
手作りは、作成キットなどを使用しても、作り手によってオリジナリティ溢れる作品が出来上がります。愛情を込めて作れば、多少の失敗も味として捉えられます。気軽に挑戦してみても良いかも知れませんね。
こんなプレゼントに感激!こんなプレゼントは困る!!
父の日のプレゼントを実際に貰った人は、どんな物が嬉しくて、どんな物に困ったのでしょうか?
以下の様な意見が聞かれます。
(嬉しい意見)
・子供が一生懸命アルバイトをして貯めたお金で食事に誘ってくれた。その気持ちに驚き感動した。
・毎年子供と同じシチュエーションで写真を撮っています。大きくなっても嫌がらずに付き合ってくれて有り難いです。
・壊れた腕時計の代わりに新しい時計をプレゼントしてくれました。腕時計が壊れたことは子供に知らせていなかったのに、気付いてくれていたのかと感動しました。
(困ったという意見)
・帽子を貰いましたが、デザインと色が奇抜過ぎてなかなか身に付ける勇気が出ません。
・言葉もプレゼントも一切ありませんでした。
・貰ったプレゼントが変わり種過ぎて、使い勝手がイマイチでなかなか上手に使えません。
まとめ
父の日に日本では、黄色いバラを贈るのが一般的です。バラにも色が様々ありますが、白いバラは亡くなった父の墓前へ贈るものなので、贈ってはいけない物といえます。
父の日には、花以外のプレゼントを贈る事も可能です。自分の父親にどのうようなプレゼントを贈れば良いかは、家族が一番良く理解しているでしょう。また、何よりも大切なのは父を敬い感謝する気持ちです。そのことをしっかり伝えてみましょう。