ドキドキ緊張する、結婚前におこなう両家の食事会。
もしかしたら、両家の食事会で初めて相手のご両親に会うという人もいるかもしれませんね。
どんな服装で行ったらいいの?手土産やあいさつはどうしよう?と、悩みが尽きないことかと思います。
両家の食事会を開催するのが決まったら、支払いは誰がおこなうのかなど念入りに準備しておきたいですね。
今回は両家の食事会の服装やあいさつ、手土産や支払いなど気になる悩みを解決していきます。
両家の食事会ではじめに準備すること
両家の食事会を開催することが決まったら、ドキドキしている暇はありません。
結婚を決めたお互いの親が顔を合わせる機会を設けるということで、ぬかりなく準備しておきたいですね。
はじめに準備することは、両家の食事会をどのようなものにしたいかということです。
厳かでかしこまった雰囲気にするのか、ラフでカジュアルな食事会にしたいのか…大まかなコンセプトを決めましょう。
本当ならこれから結婚する両人がコンセプトを考えたいものですが、やはり100%とはいかないことが多いようです。
もしどちらかの家が「両家の食事会はこうあるべき」というような考えを持っていたら、親の考えに従うようにしましょう。
結婚ははじめが肝心なので、トラブルがなるべく起こらないように円滑に進めるのがおすすめです。
多くの場合は両家の親と新郎新婦でおこないますが、兄弟姉妹や祖父母などが加わるかなども決めておくと良いですね。
実家が離れた場所にあるなどといった理由の場合は、両家の食事会が初めて相手の親と顔合わせをすることもあります。
滞りなく進めるためにも、最初に流れなども計画しておきましょう。
両家の食事会はいつおこなうのがベスト?
両家の食事会の計画を立てる際に、いつおこなうのかを最初に決めておきたいですね。
一般的に両家の食事会は結婚式よりも3〜6か月前くらいにおこなうので、両家のみんなの都合を聞いて決めましょう。
こだわる人なら「大安の日取りを選びたい」など希望もありますよね。
お店を予約するにしても、1〜2か月前には具体的な日にちを決めておきたいものです。
自分たち以外にもお日柄の良い日程は予約が埋まりやすいので、早めに行動するのがベストでしょう。
大安の他に良い日柄は「友引」で、良い縁をつないでくれるといわれています。
具体的な日にちを決める前には、必ず両家の親に確認してからにしましょう。
全員の都合を合わせるのはなかなか難しいですが、日柄にこだわらなくても家族みんなが集まれる日を選ぶのも重要なのです。
両家の食事会の場所やお店はどうする?
両家の食事会をおこなう場所やお店については、多くの人が悩む問題ですよね。
具体的にどのように場所やお店を決めれば良いのか、詳しく見ていきましょう。
場所はどうする?
両家の食事会の場所は、お互いの家から同じくらいの距離にあるところにするのが基本です。
お互いに近所ならば両家がどちらも知っている場所にできますし、両家とも遠方に住んでいた場合は新郎新婦の住まいの近くに来てもらうケースも少なくありません。
あまりに遠くから来てもらうと申し訳ない気持ちになってしまいますが、両家の食事会は結婚に関わる重要なイベントのひとつです。
来てもらうことを申し訳なく思わずに、楽しみにしたいですね。
お店はどうする?
悩んでしまうお店は、最初に決めたコンセプトによって違ってきます。
かしこまった食事会にしたいならホテルや料亭、カジュアルな食事会にしたいならレストランなどの個室がおすすめです。
お店や会場が決まったら、まずは新郎新婦2人で下見に出かけましょう。
スタッフと打ち合わせをしたり、食事内容などについて話し合ったりしておくとスマートですね。
中には結婚式を挙げる予定の式場にあるレストランにする人もいるので、雰囲気などを調べておくと良いでしょう。
両家の食事会はどんな料理にするべき?
両家の食事会の料理は、お店を決めた時点で大まかなジャンルは決まっていると思います。
両家の親の好きなジャンルや、食べやすさなども重視したいですね。
両家の親の健康なども考えて、料理の内容を決めていくと喜ばれます。
高血圧で塩分を制限しているのに、味の濃い中華などはふさわしくないですからね。
かしこまった食事会にする予定で料亭を指定した場合は、懐石料理一択なので決めやすいでしょう。
もしどちらかの親が高齢だった場合、肉中心などの食事は適さない場合があります。
料理を選ぶ前にリサーチをして、両家の親の好みを中心に決めてください。
両家の食事会の費用と支払いは誰がする?
両家の食事会の費用相場は、1人当たり1万〜1万5千円ほどです。
もちろんカジュアルな雰囲気ならもう少し安くなりますが、お酒などを飲むことも多いので1万円はみておいた方が良いでしょう。
費用はひと昔前ならば、両家の親が結婚のお祝いにと支払いをしてくれるケースがほとんどでした。
最近は結婚をする2人が親にあいさつするということで食事に「招待する」考え方が主流になっています。
ホテルや料亭でおこなうかしこまった食事会の場合には、費用は両家で折半することがほとんどです。
実家が遠方にある場合はわざわざ来てもらった感謝の気持ちを込めて、交通費や宿泊費以外は支払いしなくて良いよう気遣いをしましょう。
費用の支払いもお互いに思いやりながら、不平や不満が出ないようバランスをとりたいですね。
両家の食事会に着ていく服装は?
両家の食事会の具体的な日にちやお店なども決まってヤレヤレ…とひと息ついたのもつかの間、今度は着用する服装についてです。
両家の食事会なので、お互いの家がまったくチグハグな服装をしていたら違和感を感じますよね。
服装を決める際はお互いの家どうしである程度、どのようにするのかすり合わせをおこなっておくと良いでしょう。
一般的な両家の食事会に着用する服装として、それぞれどのような服を身につければ良いのかみていきましょう。
新郎
ダークカラーのスーツに明るめのネクタイを締めて、清潔感のある格好をしていれば問題ありません。
カジュアルな食事会や両家のどちらもが顔なじみの場合には、襟付きシャツとチノパンなどラフな格好でも構わないでしょう。
両家でカジュアルにするのかフォーマルにするのかは、事前にすり合わせ必須です。
新婦
新婦の服装はきれい目のワンピースやアンサンブル、ダークカラーのスーツが適しています。
アクセサリーは華美なものは控えて、ネックレスのみなどにしておきましょう。
バッグは大きいものだとカジュアル過ぎてしまうので、両家の食事会には適しません。
小ぶりのデザインがおとなしめのバッグをセレクトして、きちんと感を出したいですね。
母親
母親は着物というイメージもありますが、両家の食事会ということで着物は汚れる可能性もあるので適しません。
洋服のアンサンブルや落ち着いたワンピースなどが最適で、明るい印象を持たせます。
母世代にありがちなのが、服装がフォーマルでも全体的にくたびれていることです。
古さを感じないか、洋服の生地がへたっていないかなどをチェックしましょう。
父親
父親は新郎と同じく、ダークカラーのスーツに明るめのネクタイで問題ないでしょう。
父親もスーツがくたびれていないかなど、事前にチェックしておくと良いですね。
兄弟姉妹
兄弟姉妹は新郎新婦それぞれの服装よりもおとなしめで、清潔感のある雰囲気に仕上げてください。
兄弟はダークカラーのスーツ、姉妹は落ち着いた暗い色合いのワンピースなどが適しています。
アクセサリーは1点だけに留めて、控えめにするのがポイントです。
両家の食事会に持参する手土産
両家の食事会に参加する際はさすがに手ぶらでは行けないので、手土産を持参するのがマナーです。
手土産といっても良さそうなものを勝手に選ぶのは、両家に金額差が出る可能性があるので避けます。
両家がどちらも手土産を持参していれば問題ないのですが、まれに片方の家のみ持参するケースもあります。
気まずい思いをしないためにも、両家で手土産をすり合わせしておくと安心ですね。
手土産は一般的に、賞味期限が長い焼き菓子などの詰め合わせが適しています。
もちろん相手の親の好みを考えてコーヒーの詰め合わせなどでも良いですし、リサーチしておきましょう。
両家の金額差は、大きくても1,000円以内に留めておきたいところです。
手土産を包んでもらう時、のしはどうすれば良いか迷う人も多いのではないでしょうか。
のしは結婚に関係することなので「寿」が一般的で、もし両家の親がどちらも初めて会うなら「ご挨拶」でも良いと思います。
必ずしものしが付いていなくても問題ないので、気持ち程度だと考えておきましょう。
手土産を相手に渡すときには必ず紙袋などから取り出して、相手に正面に向けます。
渡すときに「〇〇さんからコーヒーがお好きだとうかがいました。
お口に合えばうれしいです」などと一言添えるとバッチリです。
地方に住んでいる場合は「私共の地域の名産品です、よろしければ召し上がってください」と一言添えれば、会話の話題も増えていきます。
手土産はあいさつを済ませたタイミングで渡すことがほとんどなので、ステキなあいさつとともに手土産を渡すと印象も格段にアップしますね。
両家の食事会の挨拶はどうしたら良い?
両家の食事会の流れの中で、あいさつをするタイミングは主に3つあります。
緊張する瞬間ですが、スマートにあいさつをして良い印象を持ってもらえるよう早めに準備しておきたいですね。
はじまり、乾杯、締めのあいさつでどのようなことを言えば良いのか詳しく見ていきましょう。
はじまりのあいさつのポイント
はじまりのあいさつは、みんながそろって席に座った時点で始めます。
あいさつをする人は「両家の食事会を企画した人」で、親を招待した場合は新郎がおこなってください。
逆に親が企画をした場合には、新郎の親(父親)がはじまりのあいさつをします。
誰がはじまりのあいさつを切り出すのかわからないままだと、一向に食事会が進まず出だしでつまずいてしまいます。
きちんとはじめのあいさつをおこなう人を、打診しておくことが大切なのですね。
あいさつの言葉は、これから家族になる両家が良い関係を築いていけるよう簡単に述べましょう。
「本日は〇〇と▲▲の婚約における顔合わせということで、お集まりいただきありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします」簡単に短くあいさつをするのが、滞りなく始められるポイントです。
乾杯のあいさつ
乾杯は大きな会場の場合、食事会が始まってからキリの良いところであいさつを始めると良いでしょう。
レストランなどではドリンクが運ばれてきて全員に行き渡ったら、みんなで乾杯をします。
新郎か新郎の父が乾杯のあいさつをすることが多いですが、最近では新婦の父親の立場をくんで新郎の父に乾杯のあいさつをしてもらうケースが増えています。
何も役割がなくて持て余していた新婦の父も、乾杯のあいさつを任されれば安心ですね。
乾杯のあいさつはとにかく短く勢いよく言うことが大切です。
「これからもよろしくお願いします、乾杯!」といったあいさつで十分です。
もしドリンクにお酒が含まれている場合は、食事会の後に記念撮影をすると顔が赤かったり締まりがなかったりすることがあります。
もし可能なら、乾杯の前に写真撮影を済ませたい旨を全員に伝えておくと良いですね。
締めのあいさつ
レストランなどのお店では個室を取っているのは時間制なので、時間が来たら締めのあいさつをする必要があります。
締めのあいさつも簡潔にまとめていくのがポイントで、新郎新婦ふたりで言ったり新郎のみか新郎の父がおこなうのが一般的です。
新郎新婦があいさつをおこなう場合には、ふたりでこれから頑張りますという気持ちを伝えましょう。
新郎の父があいさつをおこなう場合には、これからも両家が良い関係でいられるように伝えます。
どちらにしても、今日集まってくれたことへの感謝などを伝えたいですね。
「本日は私たちのために集まっていただき、ありがとうございました。
これからもふたり力を合わせて頑張ってまいります。
この先もお世話になりますが、温かく見守っていただければと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします」締めのあいさつが印象に残りやすいので、しっかりとした言葉で締めていきましょう。
まとめ
両家の食事会の服装やあいさつ、手土産や支払いなど気になる悩みを解決してきました。
両家の食事会の開催が決まったら時期や場所、お店や費用の支払いなどを細かく計画しておきます。
両家に差があまり出ないように気をつけて、服装や手土産などはすり合わせをしておいてください。
あいさつは簡潔にわかりやすくいうことに努めて両家の食事会が成功して、これからも良い関係でいられるようにしたいですね。