仲のよい友人や同僚が結婚するのは、自分まで心が浮き立つように感じます。
結婚式に出席するなら、当日ご祝儀として現金を持参しますが、現金だけでなく記念になるようなプレゼントを贈りたいと考える人もいることでしょう。
また、結婚式にどうしても出席できない場合もありますし、最近は結婚式を行わない場合もあります。
そんなときもお祝いの気持ちを伝えるために、結婚祝いのプレゼントを贈りたいですね。
今回は結婚祝いについて解説します。
どんなプレゼントが喜ばれるのか、また結婚祝いを渡すときにマナーやタブーがあるのかについても詳しくお知らせしますので、結婚祝いを考えている人は、ぜひ参考にしてください。
- 1. 1位:「高級食器のセット」4千円~8千円までの結婚祝いにおすすめ
- 2. 2位:「フライパン」4千円~8千円までの結婚祝いにおすすめ
- 3. 3位:「電波掛け時計」8千円~1万円までの結婚祝いにおすすめ
- 4. 4位:「オーブントースター」6千円~1万円くらいの結婚祝いにおすすめ
- 5. 5位:「タオルのセット」3千円~1万円までの結婚祝いにおすすめ
- 6. 【~500円ほど】小さなお祝いに心をこめれば、新しいお付き合いが始まる!
- 7. 【1万円以上】2人の新生活を応援できるプレゼントを考えよう!
- 8. 【番外編】結婚祝いはいつ贈る?タイミングと六曜について
- 9. 引き出物だけじゃない!結婚祝いこそカタログギフトを利用したい!
- 10. 結婚祝いを贈る前に知っておきたい、タブーやNG!
- 11. 気になる!結婚祝いの相場とのし紙のマナー!
- 12. まとめ
1位:「高級食器のセット」4千円~8千円までの結婚祝いにおすすめ
新しい生活を始めるカップルは、生活用品も一からそろえなくてはなりません。
食器のセットをプレゼントすることは、結婚の準備で忙しい2人の手間を省くことにもつながります。
結婚祝いということで、華やかな食器に目が行くかもしれませんが、長く使える、応用力の高い食器をおすすめします。
例えばフィンランドのアラビア社の食器は、普段の食卓に載っていると楽しくなるものがそろっています。
白地に藍色で模様が描かれた「24h トゥオキオ」というシリーズは、日本的な要素を持っていて、和食を盛り付けても似合います。パスタプレートやシリアルボウルをペアでプレゼントすれば、毎日使ってもらえそうですね。
アラビア社では「ムーミン」シリーズの食器も販売しています。日本でも長年人気があるムーミンですから、もし家族が増えても、一緒に愛用してくれそうです。直径15cmのボウルは離乳食のときから活躍してくれるでしょう。
新しい生活を間に合わせではなく、デザインも品質もよい食器で始めてもらうためにも、ぜひ食器のセットを贈ってください。もし割れてしまったら、と考えてしまう人もいるでしょうが、それは愛用してくれた証拠だと考えるとよいでしょう。
2位:「フライパン」4千円~8千円までの結婚祝いにおすすめ
新生活の始まりには、調理道具も欠かせません。フライパンはどこの家庭でも必ず使うのではないでしょうか。
鉄製のフライパンは強火で熱しても、熱いフライパンを急に水につけてもびくともしない頑丈さを持っています。
それだけでなく、柳宗理の鉄フライパンや南部鉄器のフライパンなどはデザインも美しいため、結婚祝いにおすすめです。
長く愛用してもらえる縁起のよい結婚祝いになるでしょう。
ただし鉄製のフライパンは使い始めに、焼き込みと油ならしを行わなくてはなりません。
それが人によっては少々面倒だったり、荷が重かったりするかもしれません。贈る相手の性質や希望をよく考えて、鉄製のフライパンを贈るかどうかを判断してください。
料理の初心者、もしくはそれほど料理に興味がない人にも、おすすめなのが魔法瓶のメーカーとして有名なサーモスのフライパンです。このフライパンはいわゆるフッ素樹脂加工とは違います。
サーモスのフライパンには、耐摩耗性デュラブルコートというコーティングが施されています。
焦げ付きにくいのはもちろん、傷が付きにくく、汚れ落ちもスムーズです。このフライパンを使うと、フライパンに料理がくっついて取れない、ということがありません。つまり、失敗がグンと減るのです。
このフライパンで料理へのハードルはグッと低くなるはずです。これなら夫婦のどちらも料理をするようになるかもしれません。
サーモスのフライパンには、取手が取り外しできるタイプも販売されています。
取手が取れることで収納しやすくなるし、フライパンをオーブンに入れて仕上げをしたり、そのまま食卓に出すこともできます。
使い勝手がよいので、きっと長年愛用してくれるはずです。
3位:「電波掛け時計」8千円~1万円までの結婚祝いにおすすめ
結婚する人たちが、最初は必要ないと思っているものに時計があります。
今は携帯電話などですぐに時間を確かめられるために、時計を持たない人が増えています。
でも、朝の忙しい時間に、さまざまな家事をこなさなくてはならないときや、自宅に来客があったときなどは、携帯電話で時間を確かめにくいものです。そんなときに家のリビングに1つ時計があるととても重宝します。
また、計は時を刻むため、これからは2人の時を刻んでくださいというメッセージがこもった品物として結婚祝いの定番になっています。
結婚の記念には、どこからでも見やすく、機能的な掛け時計を贈るとよいでしょう。
掛け時計は何個も必要なものではないため、前もって時計を贈りたいと相手に伝えておくことが大切です(時計が重ならないようにするためです)。
そのときに、相手の好みや新居の部屋の壁の色などを聞いておくと、部屋の雰囲気に合った時計が贈れますね。
読み間違えのないように時計の文字盤はなるべく大きく、ハッキリとしたアラビア数字のもの、電池さえ入っていれば時間が狂わない電波時計ならあわただしい新生活をサポートしてくれるでしょう。
カシオには機能的でスッキリとしたデザインの電波掛け時計がそろっています。
もう少し装飾的なものがよいのなら、セイコーの電波掛け時計がよいでしょう。
やわらかな色合いの時計は新生活に彩りを添えてくれるはずです。
リビングの時計は1日に何回も目にするものです。きっと目にするたびに、贈ってくれた人のことを思い出してくれますよ。
4位:「オーブントースター」6千円~1万円くらいの結婚祝いにおすすめ
結婚祝いというとキッチン家電を思い浮かべる人も多いでしょう。
結婚祝いにプレゼントするなら、いつまでも使ってもらえる実用的な家電がよいですね。
オーブンレンジにもトースター機能が付いているものがありますが、焼き上がりまでに時間がかかります。
結局オーブントースターの方が早く、おいしいトーストが焼けますし、グラタンにもおいしそうな焦げ目が早く付きます。
結婚祝いにオーブントースターをプレゼントすれば、きっと感謝されるでしょう。
オーブントースターは、東芝やパナソニックなど国内の有名メーカーから販売されていますから、どれを贈っても間違いはありません。
象印マホービンから販売されている、「こんがり倶楽部」というオーブントースターはトースターとしての機能も満点ですが、さらに扉を取り外して丸洗いができます。
毎日使うため、汚れやすいオーブントースターの扉を取り外して丸洗いができるのは、うれしいポイントです。これなら長い間、清潔に使ってもらえますね。
5位:「タオルのセット」3千円~1万円までの結婚祝いにおすすめ
タオルは消耗品だし、結婚祝いのプレゼントには向かないのでは、と考える人もいるかもしれませんね。
でも、結婚する人たちは、生活用品を一からそろえなくてはならないため、タオルのことまで気が回らないかもしれません。
結婚生活の始まりが、間に合わせのタオルではつまらないですね。だから、結婚祝いのプレゼントにはタオルがおすすめなのです。
タオルで人気があるのは愛媛県今治市で作られている今治タオルです。品質がよいのはもちろんですが、いろいろなデザインがそろっていますから、贈る相手の好みに合わせてえらぶことができます。
またこれから新しい生活を作っていく2人だから「育てるタオル」を贈るのもよいでしょう。
これは特別な技術で作られたタオルで、洗濯を重ねるたびに空気の層を含みフワフワの手触りになっていきます。
吸水性も高くなるということですから、長い間使ってもらえますね。
もしほかの人からのプレゼントと重なってしまっても、タオルなら心配ありません。
消耗品なので、いつかは使ってもらえます。タオルは価格帯が広く、自分の予算に合わせたプレゼントができるのもうれしいポイントです。
ぬれた肌にそっとあてるだけで、水分を吸ってくれる上質なタオルは使っていると心が安らぎます。
タオルをプレゼントすることで、新生活が始まって忙しい思いをしている2人の心を癒やしてあげましょう。
【~500円ほど】小さなお祝いに心をこめれば、新しいお付き合いが始まる!
500円ほどで整えられるのは、かなりささやかな結婚祝いになるでしょう。
まだ知り合ったばかりの人で大げさなお祝いをするのはおかしい場合には、ささやかでも心のこもったプレゼントを贈りましょう。
500円ほどの予算なら、コーヒーや紅茶のセットを購入できます。結婚式の前後、結婚する2人は何かと忙しくなり、中には心の余裕を失ってしまう人もいます。
お茶やコーヒーを飲んで、一息ついて欲しいという願いをこめて、そっとコーヒーや紅茶のセットを贈りましょう。そのとき、無理をしないでね、とメッセージを添えるとなおよいですね。
同じ理由で食べきりサイズのクッキーのセットもよいでしょう。子どもの頃からよく食べていた、モロゾフのアルカディアやヨックモックのシガールの小さな包みなら、懐かしさも手伝って忙しい2人をホッとさせてくれるでしょう。
ゆっくりお風呂でくつろぐことも忙しい2人には大切です。いつもよりお風呂に長く入っていられるように、入浴剤をプレゼントしてみましょう。
雑貨店シュシュファボリでは、さまざまな入浴剤をそろえています。お疲れさまやありがとう、などのメッセージがパッケージに印刷されたものなら、贈る人の気持が通じやすくなるでしょう。
500円ほどの品物なら、知り合ったばかりの人に対しても、気を遣わせずに、心のこもった結婚祝いができますね。
ささやかでも心のこもった結婚祝いを贈れば、そこから結婚する2人とのお付き合いが深まって行くかもしれませんね。
【1万円以上】2人の新生活を応援できるプレゼントを考えよう!
結婚する2人が結婚式を行わない、または自分の事情で結婚式に出席できない場合は、1万円以上の品物を贈ってお祝いの気持ちを伝えましょう。
今まで紹介してきた品物はどれも1万円以上でかなり量や種類を充実させることができますが、特におすすめしたい品物は、アラジンのオーブントースターです。
アラジンのオーブントースターは、遠赤グラファイトヒーターによって0.2秒で発熱するという仕組みです。高温で焼く時間が短くて済むため、おいしいトーストが出来上がります。
また、デザインのかわいらしさも見逃せません。アラジンのオーブントースターが置いてあれば、新婚家庭らしいキッチンになるでしょう。1万円以上の結婚祝いを贈ることで、ぜひ2人の新生活を応援してあげてください。
【番外編】結婚祝いはいつ贈る?タイミングと六曜について
結婚祝いはどんなタイミングで贈ればよいのでしょうか。
結婚式に出席する予定なら、式の1週間前までにプレゼントを贈りましょう。式に出席できない場合も同様にします。
ただし結婚式に招待されていない人が、結婚式の前に結婚祝いを贈ると、招待を催促していると受け取られることがあります。この場合は、式が終わった後1カ月を目安に贈るとよいでしょう。
結婚式を行わない場合は、結婚の報告を聞いてからなるべく早く贈りましょう。入籍する日程がわかっていれば、その1週間前までに贈るのも喜んでもらえます。
結婚に関しては昔から縁起が担がれてきました。
結婚祝いを贈る日は、六曜を考慮して決めるとよいでしょう。
六曜とは、「大安」や「仏滅」といった6つの日のことです。
「大安」は何をするにもよい日なので、結婚祝いを贈る日にピッタリです。
「先勝」の日の午前中や「友引」も結婚祝いを贈る日としては縁起がよいとされています。
ぜひ出かける前には、カレンダーで六曜を確認してみてください。
引き出物だけじゃない!結婚祝いこそカタログギフトを利用したい!
結婚式に出席すると、カタログギフトをいただく場合がありますが、実は結婚祝いにもカタログギフトは便利に使えます。
人にはそれぞれ好みがあるため、結婚祝いにプレゼントを贈るのはとても難しいことです。よかれと思って贈った品物が死蔵品になってしまうのは悲しいですね。
また、これから夫婦になる2人も好みが同じとは限りませんが、カタログギフトなら2人がよいと思える品物を自宅でじっくりとえらんでもらえます。
結婚式の前後で忙しい2人の生活の邪魔をすることなく、本当に必要なものをえらんでもらえれば、贈る側としてもうれしいですね。
カタログは価格別になっているため、こちらの予算の範囲でえらんでもらえて安心です。
プレゼントの値段がハッキリわかってしまうのは、気まずいものですが、カタログならそんな心配はありません。
カタログギフトでの結婚祝いはまだ一般的になっているとはいえませんが、贈る側と贈られる側の両方にメリットがたくさんあるのは間違いありません。ぜひ、結婚祝いのプレゼントにカタログギフトを利用してみてください。
カタログギフトだけでは、何だか寂しいと感じる人は、カタログギフトを贈る際にメッセージを添えるとよいですね。
2人が本当に必要なものをえらんで欲しいという気持ちを伝えれば、きっと喜んでくれるでしょう。
結婚祝いを贈る前に知っておきたい、タブーやNG!
結婚祝いを受け取る機会は、人生の中でもめったにない特別な機会です。
だから結婚祝いを贈る側はタブーやNGを知っておく必要があります。
例えば包丁などの刃物は縁を切るに通じるとして、結婚祝いに贈ることはNGといわれています。
ハンカチは昔からお別れの印とされていますし、日本茶も葬儀などの不祝儀でよく使われるため、縁起が悪いと嫌われることがあります。
最近はこのようなことを気にしない人も増えています。刃物は未来を切り開くことに通じるから、結婚祝いに贈ってもよいのだといわれるようになりました。
でも気にする人がいるのは事実です。自分のプレゼントがNGになるかもしれない、と気になったときには、このようにメッセージを添えるとよいですね。
『ご結婚おめでとうございます。
〇〇さんのご希望どおり、包丁を贈ります。刃物は未来を切り開くといわれています。
この包丁でたくさんの料理を作り、2人の未来につなげて行ってください』
タブーやNGを気にするのは、これから結婚する2人の生活がうまく行って欲しいと願っている人です。
決して気にし過ぎる必要はありませんが、タブーやNGに対する心遣いは忘れたくないですね。
気になる!結婚祝いの相場とのし紙のマナー!
どんな品物を贈るか、注意するだけではタブーやNGは避けられません。
相場よりも高すぎる、または安すぎる結婚祝いもタブーです。
友人や会社の同僚が結婚する場合、結婚式に持参するご祝儀の相場は3万円くらいです。
結婚する人が兄弟など、親族の場合は金額がもっと高くなるため、絶対にみなが3万円ではありませんが、この金額は基準になるので、覚えておくとよいでしょう。
ご祝儀と別に結婚祝いのプレゼントを用意するときは、ご祝儀と合計で3万円くらいになるようにしましょう。
高すぎるお祝いは受け取る人に気を遣わせてしまいます。
結婚祝いのプレゼントはあらたまったものなので、包装紙だけで贈ってはいけません。
必ずのし紙をかけましょう。水引は紅白の結び切りをえらびます。結び切りやあわじ結びという1度結ぶと解けない結び方は、結婚のときに使われます。
表書きは「寿」、「御結婚御祝」などと書きます。御結婚祝と4文字にするのは縁起が悪いため、わざわざ御の字を2回入れて5文字にしています。そして誰からのお祝いなのか、ハッキリとわかるように表書きの下には、自分の名字をハッキリと書きましょう。
のし紙は結婚祝いの最後の仕上げですから、気を抜かないようにしましょう。
まとめ
今回は、結婚祝いについて解説しました。
結婚祝いにふさわしい品物やマナーやタブーについて説明しましたので、きっと実際に結婚祝いを贈るときに役に立つことでしょう。
タブーやNGがあり、縁起を担ぐことも多い結婚祝いは、面倒に思えることもありますが、新しく始まる結婚生活がうまく行くようにとの願いがこもっています。これから結婚する2人の幸せを願う気持ちがあれば、すてきな結婚祝いのプレゼントが贈れるはずです。
もしどうしても困ってしまったら、カタログギフトを使う方法もありますから、リラックスした楽しい気持ちで結婚祝いを贈ってくださいね。