自宅の新築は、人生の中でも大きなイベントです。
うれしくおめでたいことですから、周りの人たちからも新築祝いをいただきます。
お祝いをくださった人に対して、お礼の気持ちを込めて新築内祝いを贈りますが、新築内祝いは本来、お礼の品物を贈ることではありませんでした。
今回は新築内祝いについて解説します。
新築内祝いとは本当はどんなものなのか、マナーやタブーはあるのかを詳しく説明します。
もちろん、新築内祝いとして人気がある品物についてもお知らせしますので、これから自宅を新築する人にはきっと役に立ちますよ。
- 1. 1位:「今治タオルのセット」2千円~1万円までの新築内祝いにおすすめ
- 2. 2位:「洗濯用洗剤のセット」千円~5千円までの新築内祝いにおすすめ
- 3. 3位:「お菓子の詰め合わせ」千円~3千円の新築内祝いにおすすめ
- 4. 4位:「日本茶のセット」2千円~1万円までの新築内祝いにおすすめ
- 5. 5位:「グラスのセット」3千円~5千円の新築内祝いにおすすめ
- 6. 【~500円ほど】低価格で幸せのおすそ分け!でも品質には妥協なし!
- 7. 【1万円以上】新築の記念になるものを贈って、お礼の気持ちを伝えたい!
- 8. 【番外編】新築祝いの本当の意味!贈る時期と相場!
- 9. 何をえらべばよい?気を遣う相手にこそ、カタログギフトを利用したい!
- 10. せっかくの新築内祝い!タブー、NGに気をつけて!
- 11. 最後まで気を抜かないで!新築内祝いにかけるのし紙と水引について
- 12. まとめ
1位:「今治タオルのセット」2千円~1万円までの新築内祝いにおすすめ
どこの家庭でも必ず使うのがタオルです。家にはもらい物のタオルがたくさん眠っているという人もいるでしょうが、上質なタオルなら、いただいてすぐに使いたくなるはずです。
タオルは何回も洗濯すると、やわらかな風合いが失われ、吸水性も悪くなってしまいます。
タオルは実は消耗品なので、新築内祝いとして上質なタオルを贈れば、きっと喜んでもらえるはずです。
国産のタオルの中でも今治タオルは、とても人気があっておすすめできます。
使い始めから吸水性に優れているところも人気のポイントですが、価格の幅が広いため、お祝いの金額に応じたタオルをえらぶことができます。
かわいらしい色や柄を楽しめるものから、高級感のある木箱入りのものまで、さまざまなタオルがそろっていますから、どんな年代の人に贈っても喜んでもらえます。
また、贈り物をするときは、相手の好みに合っているかが心配の種ですが、タオルは何年も使うものではないため、それほど相手の好みを心配しなくてもよいのも贈る側としてはうれしいですね。
少しの間かもしれませんが、上質なタオルの使い心地を楽しんでもらいましょう。
2位:「洗濯用洗剤のセット」千円~5千円までの新築内祝いにおすすめ
どこの家庭でも役に立ち、いくらあっても困らないのが洗濯用の洗剤です。
P&Gから販売されているジェルボールは、洗濯機にポンと入れるだけで洗濯ができます。洗濯物の量に応じて洗剤を計る手間が省けるため、何かと忙しく、洗濯に時間をかけられない人たちに喜ばれるでしょう。
小さな子どもがいる家庭でも安心して使ってもらえるのが、ヤシノミ洗剤のギフトセットです。
植物系由来の成分でできているヤシノミ洗剤は、蛍光増白剤や漂白剤、抗菌剤など肌の刺激になりそうな成分は入っていません。
パッケージのピーターラビットが、子育てで忙しい人たちの心をホッとさせてくれそうです。ヤシノミ洗剤では食器用洗剤も販売していますから、セットで贈っても喜んでもらえるでしょう。
最近は洗濯物を必ず外に干せる時代ではないために、室内干しに対応した洗剤がライオンや花王といった有名メーカーから販売されています。そのような洗剤を喜んでくれる人も多いはずです。
新築内祝いとして洗剤を贈るなら、相手の家庭の状況に合わせて洗剤の機能についてチェックをすることも忘れないようにしましょう。
家族の人数や洗濯の時間、アレルギーがあるかなどで喜ばれる洗剤は違います。
どんな洗剤なら相手の家庭に合うのかを考えながらえらぶのは、楽しいひとときになるはずです。
3位:「お菓子の詰め合わせ」千円~3千円の新築内祝いにおすすめ
人気の高い新築内祝いとして、お菓子も忘れてはいけません。
お年寄りから子どもまで、年代にかかわらずお菓子は好まれます。お茶とお菓子のある時間は、どんな人にとっても楽しいものでしょう。
新築内祝いとして贈るなら、特別感のある、いつもよりも豪華なお菓子をえらぶとよいですね。
昔から贈り物としては定番の、ヨックモックのシガールなどは間違いがありません。
バターをたっぷり使ったシガールは賞味期限が気がかりですが、製造日から120日なので安心ですね。
これなら贈られた人が早く食べなくては、と焦る心配がありません。賞味期限が長いことは、お菓子を贈るときには大切です。
自宅を新築したおめでたさを、内祝いにも出したいなら、バウムクーヘンをえらぶとよいでしょう。
バウムクーヘンは生地が何層にも重なっているため、断面が木の年輪のように見えます。
このため繁栄や長寿、そして幸せが重なることを意味している縁起のよいお菓子として、内祝いに使われています。
焼き菓子で有名なパティスリーキハチでは、バウムクーヘンだけでなく、ほかの焼き菓子も充実しています。
いろいろな焼き菓子を取り合わせて贈ると喜ばれるでしょう。
お菓子をえらんでいると、相手の方の喜ぶ顔が目に見えるようです。楽しくえらべることがお菓子の最大のメリットかもしれません。
[六本木アマンド]六本木ハイカラナッツ
ナッツを手軽に味わえるスクエア状の焼き菓子。粒が残る程度に細かく砕いたことで、口の中でナッツとフレーバーが程よく香るサクッと軽い食感に仕上がりました。
4位:「日本茶のセット」2千円~1万円までの新築内祝いにおすすめ
お客様に紅茶やコーヒーを出すときは、気をつかいます。紅茶(またはコーヒー)で大丈夫ですか、と尋ねてから出したりしますが、日本茶ならその心配はありません。
特に年配の方がいる家庭では、新築内祝いとして日本茶は歓迎されるはずです。
最近では日本茶の健康効果が明らかになっていますから、健康のためにもぜひ贈りたい品物です。
おいしい日本茶は値段が高いものです。自分のために高価な日本茶を買う機会はあまりありませんから、新築内祝いとして贈るなら、いつもより上質な日本茶をえらびましょう。
お茶の産地として有名なのは京都や静岡ですが、日本にはおいしいお茶の産地がほかにもあります。
緑風園の三銘茶詰合せのように、違う産地の日本茶を詰め合わせたセットも販売されています。
自宅にいながら各地の日本茶の飲み比べができますから、楽しんでもらえそうですね。
高級な日本茶の代表は新茶や玉露ですが、これはぬるめのお湯(60℃くらい)でいれてお茶の香りや甘みを楽しむものです。私たちが普段から飲んでいる日本茶の味とはかなり違います。
もし奮発して新茶や玉露を贈るなら、必ずいつも飲んでいる煎茶もセットにして贈りましょう。
特別な味といつもの味の両方そろっている方が、贈られる人も安心できるはずです。
5位:「グラスのセット」3千円~5千円の新築内祝いにおすすめ
今まで使えばなくなってしまう消え物ばかりを紹介してきましたが、昔から新築内祝いには、消え物ではないものを贈る習慣がありました。
それはグラスや茶わんのような入れ物です。
家の新築で、人生で一番大きな入れ物ができたのだと昔の人は考え、それにちなんでお世話になった人たちに入れ物を贈ったのです。
ある程度の年齢の人にとっては、新築祝いを贈った相手から、茶わんなどをいただくのが常識でした。
贈り物は消え物がよいといわれているのが最近の風潮ですが、新築内祝いを贈る機会は一生のうちで何回もあるものではありません。たまには堂々と入れ物を贈ってみましょう。
グラスは年代を問わずに使ってもらえますが、割れやすいことが心配です。
新築の記念に贈ったグラスがすぐに割れてしまうのでは、贈る側、贈られる側の両方が気まずい思いをします。
おしゃれで美しいグラスは、特に割れやすく、食器棚の中で飾って置かれるだけの存在になってしまいますから、実用性も兼ね備えた、見るからに使いたくなるグラスをえらびましょう。
新築内祝いにおすすめなのは、フィンランドのブランド「イッタラ」のグラスです。
安定感のある形なので、小さな子どものいる家庭でも安心ですし、シンプルなデザインはどんな飲み物にも合って、毎日使えます。シンプルなデザインでガラスの色が生きているため、ガラスの美しさも再確認できます。
イッタラのグラスには耐久性があり、食洗機が使えるのも、うれしいポイントです。
どんなにすてきなグラスでもお手入れに手間がかかるものは、次第に使わなくなっていくものです。
美しさと実用性を兼ね備え、耐久性があるグラスを贈れば、何年も愛用してもらえるはずです。
新築内祝いに贈った品物が、何年もかわいがってもらえるなら、贈る側にとってこれほど幸せなことはありませんね。
【~500円ほど】低価格で幸せのおすそ分け!でも品質には妥協なし!
職場の人たちに連名で新築祝いをいただいた場合など、大げさにしたくないけれどお礼の気持は伝えたいときに、500円ほどの小さな新築内祝いを贈りましょう。
誰でも子どもの頃に食べた思い出がある、モロゾフのアルカディアや上野風月堂のゴーフルといったお菓子も500円ほどなら食べきりサイズの贈り物になるでしょう。懐かしい思い出を刺激されて、きっと喜ばれるはずです。
実用品なら、食器用洗剤とスポンジのセットが喜ばれます。先ほど紹介したヤシノミ洗剤のギフトセットはかわいいピーターラビットのパッケージですが、セットのスポンジもうさぎの形をしています。実用品でもどこかにかわいらしさがあると、使うのが楽しみですね。
タオルハンカチは何枚持っていても重宝します。高品質の今治タオルも、タオルハンカチなら500円ほどで購入できます。低価格でも、品質に妥協しないすてきな新築内祝いになるでしょう。
自宅を新築する際にはお祝いをいただいていなくても、例えば引っ越し準備のときに子どもを預かってもらったなど、お世話になった人がいるはずです。
内祝いとは本来はお返しの品物ではなく、幸せのおすそ分けですから、お世話になったと思った人に差し上げるとお礼の気持ちを表わせます。
500円ほどの小さな新築内祝いなら、相手もきっと気軽に受け取ってくれるはずです。
【1万円以上】新築の記念になるものを贈って、お礼の気持ちを伝えたい!
子どもが自宅を新築するとき、親が10万円以上の新築祝いを贈る場合があります。
これには自宅の新築にお金がかかるため、援助をするという意味があります。
だから、あまり高価な内祝いを贈ってしまうとせっかくの親心を無駄にしてしまう怖れがあります。
まずは、高額な新築祝いに対してきちんとお礼の言葉を伝えましょう。さらにお祝いは新しい家のために有意義に使わせてもらうと伝えれば、きっと安心してもらえるはずです。
相手が両親(または義理の両親)ならば、好みなども聞きやすいですから、お礼の言葉とともに新築の記念として上質な入れ物を贈るとよいでしょう。
すでに夫婦だけの生活になっているなら、ペアのティーカップセットなどを贈って、2人の生活を華やかにしてもらうとよいですね。ウエッジウッドのティーカップなら、よい記念になるはずです。
お客様を日本茶でもてなす機会が多い人にぜひ贈って欲しいのが、日本茶用の茶器のセットです。
有名な高級洋食器メーカーの大倉陶園では、白磁に金色の縁が上品なゴールドラインという茶器セットを販売しています。
ほかでは見られない趣味のよい茶器セットはシンプルなのに、美しくて見飽きません。かなり値段は張りますが、お礼の気持は間違いなく伝わりますよ。
【番外編】新築祝いの本当の意味!贈る時期と相場!
新築内祝いは本来、新築祝いをくださった方を招いて、新居を披露して、おもてなしをすることでした。
現在も新居のお披露目に招いた方には、あらためて新築内祝いを贈る必要はありません(お土産のような形で、記念品を贈ることはあります)。
新居のお披露目をするなら、新居の完成後1カ月から2カ月の間に行うようにしましょう。新居をよく見てもらうのが目的ですから、お披露目は昼の明るい時間帯に行うことが多いようです。
このお披露目に来られなかった方や、特に高額なお祝いをくださった方のために、贈られるのが現在の新築内祝いです。
新築内祝いの相場は、新築祝いの3分の1から半分ほどの金額です。新築のお披露目と同様、新居の完成後1カ月から2カ月の間に贈るようにしましょう。
自宅を新築したあと1番大切なのは贈り物をすることではなく、お世話になった人たちに完成した新居を見ていただき、おもてなしをすることです。新居のお披露目は、新しい生活のスタートにピッタリのイベントです。
新築内祝いというと品物えらびに気を取られることが多いですが、新居のお披露目もぜひ実現させましょう。
何をえらべばよい?気を遣う相手にこそ、カタログギフトを利用したい!
新築内祝いは本来お返しの品物ではありませんが、現在はほとんどの場合、新築祝いをくださった方に贈るものになっています。新築内祝いをえらぶためには、年齢、性別、その人の好みのほかに新築祝いの金額まで考慮しなくてはなりません。
新築祝いの金額が大きければ、内祝いの金額も大きくなるために、余計に品物えらびは難しくなるでしょう。
もし困ってしまったらカタログギフトを利用してください。カタログは金額別になっているため、新築祝いの金額を考慮した内祝いを贈れますし、自分で好みに合った品物をえらんでもらえます。
カタログギフトでえらんだ品物は自宅に宅配便で送ってもらえますから、たとえ品物が重くても問題ありませんし、生鮮食品ならクール便で温度調整されて送られてきますから、安心して受け取れます。
気を遣うべき相手なら、なおさらカタログギフトを利用しましょう。
新築内祝いの品物えらびの不安から開放されて、新居での生活を気持ちよくスタートをさせることができますよ。
せっかくの新築内祝い!タブー、NGに気をつけて!
新築内祝いに特有のタブーはありませんが、贈り物をするときの常識をはずさないようにしましょう。
相場を大きくはずれた金額の新築内祝いを贈らないように、注意が必要です。
高すぎても安すぎても、相手はいろいろと心配しますから、相場の範囲で新築内祝いを整えることが大切です。
新築内祝いの金額には十分な注意が必要ですが、同時に金額がはっきりとわからないようにする心遣いも必要です。カタログギフトなら、品物の値段ははっきりとわからないため、失礼になりません。
目上の人にスリッパやマットなど足で踏むものを贈るのは、失礼だといわれていますから、避けた方が無難です。
縁を切ることに通じるとして刃物、お別れの印なのでハンカチなど、NGといわれる品物はいくつかあります。
タブーやNGが不安な場合は、身近な年長者や新築内祝いを購入する業者さんなどに尋ねてみましょう。
住んでいる地域に特有のマナーがある場合もありますが、身近な人に尋ねれば、喜んで教えてくれるはずです。
せっかくの新築内祝いを台無しにしないように、タブーやNGについては前もって知っておくようにしましょう。
最後まで気を抜かないで!新築内祝いにかけるのし紙と水引について
新築内祝いを贈るときには、のし紙をかけることも忘れてはいけません。普段の贈り物と違って、新築内祝いにはマナーが大切です。
のし紙は蝶結びの水引のものを使います。新築は一生に何回でもあって欲しい、おめでたいことなので、何度も結び直せる蝶結びをえらびます。
表書きは「新築内祝い」か「内祝い」と書き、その下には贈り主の名字を書きます。宅配便で送る場合は、のし紙が傷まないように、包装紙の下にのし紙をかける内のしにしてもらうとよいでしょう。
直接手渡しできるなら、誰が贈ったのかがはっきりとわかるように、包装紙の上にのし紙をかける外のしにすると間違いがありません。
小さなことだと思われるかもしれませんが、心を込めてえらんだ新築内祝いを気持ちよく受け取ってもらうためにも、のし紙や水引についても心を配りましょう。
まとめ
今回は新築内祝いについて解説しました。
おすすめの品物だけでなく、新築内祝いの本当の意味、マナーやタブーについても説明しましたから、きっと実際に役立つはずです。
心を込めて新築内祝いをえらんでいると、多くの人の力があったからこそ、自宅の新築という大きなことを達成したのだとわかります。新築内祝いを贈ることが、周りの人たちへのお礼の気持ちを強くしてくれます。
このお礼の気持ちを忘れずに、新居での生活をスタートさせてくださいね。