本州のビーチよりも早く海開きすることで知られる沖縄のビーチ。温かい沖縄では、1年中海水浴を楽しめるイメージをお持ちの方もいますが、沖縄のビーチにも海開きはあります。
沖縄のビーチはいつまで泳ぐことができるのか。2019年度最新版のおすすめのビーチや海開き情報、守りたい海水浴のマナーを紹介します。
沖縄のビーチには海開きはある?ない?
海開きとはそもそもどんなものなのかをご存知でしょうか。ただビーチが利用できるようになることと思っている方もいますが、開設する日であることはもちろん、神主を呼んで安全祈願を行うイベントを開催しているところもあります。
沖縄の海は、1年を通じて20度を下回ることがありませんから、海開きをしていなくても年中泳ぐことは可能です。年中楽しむことは出来るものの、海開きをしていない場合、ライフセーバーや監視員が常駐していません。海水浴でのトラブルが起こってしまった時には対処が難しくなります。
大抵のビーチは海開きをする前に水質検査を行ったり、溜まってしまったビーチのゴミや流れ着いた流木を除去したり、快適にビーチを利用できるようにさまざまな作業を行ってくれています。
年中海水浴やマリンスポーツを楽しめる沖縄ですが、海開き前のビーチを利用して遊んでいるのは、観光客だけで地元民は利用していないことがほとんどです。沖縄のビーチは、本州のビーチとは違い気をつけるべき点も違いますから、やはり海開き前の利用はおすすめしません。
朝夕の気温変化も激しいので、ドライスーツやウエットスーツを用意するといった対策を取るようにしましょう。
沖縄の海開きは全国比較するととても早い
沖縄の海開きは、日本全国のエリアと比較すると、非常に早いという特徴を持ちます。大きく分けて、沖縄本島と離島とに分けられます。沖縄とひとまとめに紹介していますが、沖縄本島のビーチはどこのビーチも比較的に早く、大体3月中旬頃から海開きが始まります。
中には年中遊泳可能をウリにしているビーチも存在しており、シェラトン沖縄サンマリーナリゾートは代表的なビーチになります。宮古島では沖縄本島のビーチと比較すると、ほとんどのビーチが海開きは遅い傾向があり4月上旬に入ってから海開きをしています。
宮古島の海開きの特徴としては、事故がないように祈祷をするといったような大々的なイベントを行うことでも知られています。ビーチ及び宮古島観光協会がタッグを組んで島全体を盛り上げるようなイベントですから、パーティー好きにはおすすめですね。
石垣島は他の沖縄エリアと比較しても南側に位置しているため、海開きも早く3月中旬頃から各ビーチが海開きを始めるビーチが多く見られます。
覚えておきたいのは、沖縄には独特の気象変化が見られるということです。気象変化が激しい沖縄では、海開きをしている時期でも梅雨時期や台風シーズンには入らない方が無難といえます。海開き後だからといっていつでも利用できるとは思わないようにしましょう。
覚えておきたい沖縄のビーチでの注意点とマナー
沖縄のビーチのみならず、一般的なビーチを利用する際にもマナーを守るのが重要です。待ちに待った海開きが始まれば、開放的になる気持ちは分かりますが、高い気分に任せて好き勝手に楽しんで良いわけではありません。
皆で利用するビーチのような場所では、迷惑や不快な思いをさせないように十分に配慮をしましょう。
最初に紹介するのは、遊泳禁止区域に指定されている場所では泳がないこと。なぜなら監視員の目が届かない場所であったり、潮の流れが早い。波が高いといったリスクが高い場所だからです。
離岸流(りがんりゅう)と呼ばれる沖へと戻ろうとする強烈な潮の流れが発生しやすい場所もありますから、必ず守るようにしましょう。遊泳時間を守ることもビーチで守るべき大切なマナーです。大抵のビーチは遊泳時間が決められており、監視員が遊泳時間内に常駐しています。
泳いだからといって、逮捕されたり、罰金が発生することはありませんから、ついつい時間外でも泳いでしまおうと考える気持ちは分かります。気持ちに任せて海に入ってしまった結果、特に夜間は視界が悪く知らず知らずに沖に流されたというトラブルが多発しています。
何かトラブルが起こった時、周囲に誰もいなければ発見するのも遅くなり、危険ですから遊泳時間は守りたいマナーの1つです。海への飛び込みも大変危険ですから気をつけるようにしましょう。
はしゃぎたい気分は分かりますが、自分の気分を優先させることで周囲の利用者に迷惑が掛かることに気づきましょう。接触をしたり、特に子供が真似をしてしまうリスクもありますから行うべきではない行為の筆頭ですね。
最後に飲酒の後に遊泳するのは止めておきましょう。特に沖縄のビーチは気温が高く、自分が思った以上に汗をかくのに加え、アルコールは水分を奪います。決血中のアルコール濃度が上がってしまい、普段よりも酔いが回るのが早くなりますので、泳ぎに自信があたとしても、溺れてしまうリスクが高くなりますから、絶対に止めましょう。
沖縄のビーチに生息する危険生物
沖縄のビーチを利用するなら、マナーの他にも覚えておきたいことがあります。沖縄の海には毒を持った生物が生息しており、場合によっては命のリスクにさらされるケースもあります。
過敏に反応する必要はりませんが、見かけたら近づいたり、興味本位で触れたりしないようにしましょう。知らない生物を見かけたら、むやみに触れようとせず、特に素手での接触は避けるようにしたいところです。
自分が気が付かない内に身体にぶつかって接触してしまうこともあるので、ドライスーツやウエットスーツを着用することをおすすめします。
入江のような浅瀬、波の穏やかな湾内に生息しているハブクラゲは代表的な危険生物。5月でも小さな個体が見られ、7月から10月には沖縄エリア全域に発生するようになります。刺されてしまったら絶対にこすらず、食用酢をかけ、ピンセットや先が細い器具で触手を取り除きましょう。病院に行くまで氷や冷水で冷やすのも良い対処法です。
サンゴ礁付近で遊泳するなら、オニヒトデに注意しましょう。特に干潮時にサンゴ礁に発生し、15cmから30cmの大きさの生物です。アナフィラキシーを起こし、最悪の場合には死に至ることもあり得ます。
トゲが刺さっていたらすぐに取り除き、毒を絞り出しましょう。真水で洗い流した後に消毒をして、必ず病院で診察を受けるようにするべきです。
沖縄で人気なビーチと海開き情報
沖縄本土で最も早く海開きをするビーチが、3月3日に海開きする「万座ビーチ」です。
名称 | 万座ビーチ |
住所 | 沖縄県恩納村瀬良垣2260 |
海開き |
2019年3月3日 |
遊泳時間 |
3月~5月 9時00~18時00分 6月~8月 9時00~19時00分 9月 9時00~18時00分 10月 9時00~17時00分 |
アクセス | 那覇空港より沖縄自動車道経由、尾嘉ICで下りトータル56分 |
ブルーのグラデーションと真っ白な砂浜が魅力的な「美々ビーチいとまん」の海開きは3月31日です。
名称 | 美々ビーチいとまん |
住所 | 沖縄県糸満市西崎町1-6-15 |
海開き |
2019年3月31日 |
遊泳時間 |
4月~10月 9時00~18時30分 |
アクセス | 那覇空港から国道331号線を使い約20分 |
圧倒的なアクセスの良さが魅力の「美らSUNビーチ」は4月7日に海開きです。
名称 | 豊崎美らSUN(ちゅらさん)ビーチ |
住所 | 沖縄県豊見城市字豊崎 |
海開き |
2019年4月7日 |
遊泳時間 |
4月~6月、9月~10月 9時00~18時00分 7月~8月 9時00~19時00分 |
アクセス | 那覇空港からたった7km 国道331号を使い約15分 |
宮古空港からアクセス抜群の地元民に愛される与那覇前浜ビーチの海開きは4月7日です。
名称 | 与那覇前浜ビーチ |
住所 | 沖縄県宮古島市下地与那覇1199番 |
海開き |
2019年4月7日 |
遊泳時間 |
4月~10月 9時00~18時30分 |
アクセス | 宮古空港から国道390号線を使い約12分 |
石垣島ナンバーワンと評判の期間限定ビーチ「石垣島サンセットビーチ」の海開きは4月15日です。
名称 | 石垣島サンセットビーチ |
住所 | 沖縄県石垣市平久保234-323 |
海開き |
2019年4月15日 |
遊泳時間 |
4月~10月 9時30~18時00分 |
アクセス | 石垣空港から国道390号線・県道206号を使い約33分 |
まとめ
今回はビーチの中でも人気の高い沖縄エリアの海開きについて紹介しました。基本的なビーチでのマナーを覚えるのはもちろん、海開き前に遊泳するとどんなリスクがあるのか。沖縄のビーチならではの注意点も覚えておきましょう。
沖縄で比較的に空港からのアクセスが良いビーチの海開き情報を紹介しましたので、是非参考にしてみて下さい。