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夏越しの祓とは?起源や茅の輪くぐり・水無月・夏越ごはんなどを紹介します

茅の輪と神社の社殿
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created:2019.06.30 /
updated:2022.05.28

読み方が難しい「夏越しの祓(なごしのはらえ)」は、重要な節目の行事です。とはいっても、現代の日本では影が薄いものとなりつつあります。夏越しの祓の意味や起源、夏越しの祓に欠かせない風習(茅の輪くぐり・人形流し)や行事食(水無月・夏越ごはん)について、簡単に紹介していきます。

夏越しの祓とは

夏越しの祓とは、6月30日に行われる神事です。災いや穢(けが)れを祓い、心身を清めるために行われます。

大祓は年2回

大祓(おおはらえ)という言葉を聞いたことはあるでしょうか。人々の罪や穢れを祓い、本来の清浄な姿を取り戻すための神事です。

  • 【6月30日】夏越の祓(名越の祓・六月祓):年前半の厄災を祓う
    • 【12月31日】年越の祓:年後半の厄災を祓う

大祓は年に2回行われ、そのうちの1回を夏越しの祓といいます。ちょうど1年を半分過ぎる頃ですね。残りの1回は、年末12月31日に行われる年越の祓(師走の祓)です。

大祓の起源

大祓の起源は、日本神話に出てくるイザナギノミコト(以下、イザナギ)の禊祓(みそぎはらい)といわれています。

イザナギとイザナミノミコト(以下、イザナミ)という2柱(神様は人ではなく、柱と数えます)の神は、結婚して日本列島をつくりました。その後も多くの神々を生みます。海の神・風の神・木の神・火の神など、35柱にも上りました。

ところがイザナミは、火の神を産んだことが原因で亡くなってしまうのです。妻に会うため、黄泉(よみ)の国(死者が行く国)へと追いかけて行ったイザナギでしたが、醜くなった妻の姿を見てしまいます。黄泉の国は見る目もいとわしい、穢れた国だったのです。

そこでイザナギは海で禊を行い、体を清めたとされています。

茅の輪くぐり

茅の輪

夏越しの祓に欠かせない光景といえば、茅(ち)の輪くぐりでしょう。神社に写真のような茅の輪が置かれているのを目にしたことはありませんか? 

8の字に回る

茅(ちがや)は、邪気を落とすといわれる植物です。そこで茅を束ねて作った茅の輪をくぐると、厄災が祓われ、身を清められると言われています(詳しくは後述)。

茅の輪のくぐり方にも作法があります。一般的には左→右→左の順に、8の字を描くように回るとされています。回りながら、「水無月の夏越しの祓する人は千歳の命のぶというなり」という古歌を唱える地域もあります。

なぜ茅の輪をくぐるの?

なぜ、茅の輪をくぐる風習が生まれたのでしょうか。またも神話に由来すると言われています。イザナギの子であるスサノオノミコト(※)(イザナギの禊によって誕生)は旅の途中、一夜の宿を求めていました。

※牛頭天王(ごずてんのう)の場合もありますが、同じと考えて大丈夫です。

蘇民(そみん)将来という男性は貧しいながらも、粟(あわ)飯などでスサノオを歓待します。スサノオはお礼として茅の輪を渡し、腰につけておけば疫病を免れると告げました(色々なパターンがあるようです)。その後、疫病が流行りましたが、教えを守っていた蘇民の娘は助かったとされています。

人形流し

茅の輪くぐりと同じく、夏越しの祓の行事といえば人形(ひとがた)流しです。人形に自分の罪や穢れなどを移し、海や川に流したり、お焚き上げしたりすることで祓い清める意味があります。

呪術を使う!?

各地の神社では夏越しの祓が近くなると、半紙を切り抜いて作った人形(形代/かたしろ)を配っています。最近は人の形だけでなく、車や二輪車をかたどったものもあります。

問題は、どうやって人形などに自分の罪や穢れを移すかですね。神社によって方法は異なる場合もあるそうですが、一般的には、まず人形に名前と生年月日を書きます。次に人形で自分の体(調子の悪い箇所など)をなで、人形に息を吹きかけるのです。

「撫物(なでもの)」と呼ばれるこの方法は、かつては陰陽師も使ってた呪術なのだとか! ぜひ一度やってみたいと思いませんか?

神社に納める

身代わりになってくれた人形は、夏越しの祓の当日、神社に納めましょう。神社では大祓の祝詞(のりと)を読み上げた後、人形を川などに流したり、かがり火で燃やしてくれたりします。

なお、地方によっては「流し雛(びな)」(3月3日の夕方、雛人形を川や海に流すもの)の風習が今も残っています。流し雛の起源こそ、この人形流しだとされていますよ。

水無月(和菓子)

和菓子の水無月

夏越しの祓の“全国的な”行事食はありません。しかし京都では、夏越しの祓には水無月(みなづき)という和菓子を食べます。

水無月とは

水無月というと、旧暦6月(新暦6月下旬~8月上旬頃)のことを指します。他にも「水張月(みずはりづき)」「鳴雷月(なるかみづき)」「皆仕月(みなしつき)」など、多くの別名がありますね。

さて、和菓子の水無月はというと、白い外郎(ういろう)の上に甘く煮た小豆を乗せ、三角形に切り分けたものです。京都では夏越しの祓に“水無月”を食べることで、残り半年の無病息災を願います。

水無月の由来

和菓子の水無月は、「氷の節句」という宮中行事に由来すると言われています。氷の節句は旧暦6月1日、氷室(天然氷の貯蔵庫)から取り寄せた氷を口に含み、暑気払いを行って夏を無事に乗り切ろうとするものです。

当時の氷は大変貴重だったため、庶民が簡単に手に入れられるようなものではありませんでした。そこで作られたのが、水無月という和菓子だったのです。三角形は氷を表し、小豆には邪気祓いの効果があるとされています。

水無月は、庶民の氷の節句への憧れと知恵が生み出した和菓子だったのですね。

夏越ごはん

全国的な行事食はないと説明しましたが、最近は都内を中心に「夏越ごはん」という新しい行事食も登場しています。

夏越しの祓にちなんだ食材

夏越ごはんとは、雑穀ごはんの上にかき揚げを乗せ、おろしだれをかけた食べ物です。一見、普通のかき揚げ丼に見えるかもしれませんが、夏越しの祓にちなんだ食材が使われています。

  • 雑穀ごはん:蘇民将来に由来する粟・邪気を払う小豆などを使用
  • 夏野菜のかき揚げ:茅の輪をイメージした緑、邪気を払うとされる「赤」の野菜を使用
  • おろしだれ:百邪(ひゃくじゃ/多くの邪気)を防ぐしょうがを使用

意外にも(失礼しました)、しっかりと考えられた食べ物なのですね。

定番化するかも?

夏越ごはんは、有名飲食チェーンやスーパーなどでも販売されるようになりました。もちろん家庭でも作れるように、レシピが公開されています。都内では雑穀米を配布している神社もあり、夏越ごはんは徐々に広まりつつあるようです。

色々な団体や企業などが、夏越ごはんを普及させようと努力しているのですね。今のところ知名度は高くありませんが、例えば節分の恵方巻のように、これから定番化していくかもしれません(2019年6月時点)。

まとめ

夏越しの祓は6月30日、半年(年の前半)分の厄災を祓うために行われる神事です。神社では茅の輪くぐりや人形流しが行われ、京都では水無月という和菓子を食べる風習があります。近年は夏越ごはんという、新たな行事食も登場しました。

地味な行事ではありますが、大切な節目でもあります。当日神社に行けない方も、部屋の大掃除などをして身の回りを清めてみてはいかがでしょうか。




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