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ほかのお祝いごとに比べて、贈る機会も少ない「快気祝い」。分からないことも多いですよね。そこで、快気祝いとは何か、贈るタイミングや相場など、基本的なマナーも含めてご紹介します。贈る時に気をつけたいポイントも、あわせてチェックしてみてくださいね。
快気祝いとはどんなもの?
お見舞いのお返しとして贈るのが「快気祝い」です。病気やケガで入院している間のお見舞いに対するお礼を伝え、快復したことや現状をご報告する意味があります。お見舞いに来てくださった方だけでなく、仕事面でフォローしてくれた職場の同僚や上司、気づかってくれた友人などにも贈るのが一般的です。
もともとは、病気やケガが治ったことを祝って、内輪の祝宴を開いたり、お世話になった方々にお祝いのおすそ分けをすることを「快気祝い」と言ったそうです。お赤飯や紅白もちを、おすそ分けとして贈る風習があったそうですよ。現代の「快気祝い」とは、お見舞いを受けたお返しを意味するようになっています。医療体制が今より整っていなかった時代、病気から快復することは、今よりもっと大きな意味を持っていたのかもしれませんね。
時代によってマナーは変わりますが、心配してくださった方、励ましてくださった方へ感謝の気持ちを伝える、という基本は変わりません。何かと心細い入院中、周囲の人たち支えは病気やケガを乗り越える大きな力になりましたよね。元気になったことを伝えて安心してもらうためにも、基本のマナーをチェックして、心を込めた「快気祝い」を贈りましょう。
快気祝いを贈るタイミングは?仏滅は避けるべき?
いつ「快気祝い」を贈るか、ベストなタイミングは、退院して10日から2、3週間のうちです。入院していない人も、完治してから同じくらいのタイミングで贈るといいでしょう。遅くとも1カ月以内には贈るのがマナーですが、病み上がりで体調がまだ優れないときは、落ち着いてからで大丈夫です。大切なのは、病気やケガの快復を伝えることなので、遅れても失礼には当たりません。その場合は、先に電話やお礼状で、現状をお伝えしておくのもおすすめです。心配してくださっている方々にも、安心してもらえますね。
本人が連絡するのが望ましいですが、体調によっては、ご家族が代わりに連絡しても大丈夫です。特に近所の方々や親族など、退院したことを知っている方に対しては、できるだけ早めに連絡しましょう。今後の良好なお付き合いのためにも、タイミングは重要です。
快気祝いを贈るとき、「友引」や「仏滅」を気にしたほうがいいか、迷う方も多いですよね。一般的に、快気祝いではあまり気にする必要はありません。「友引」も弔事の場合は縁起をかついで避けられますが、快気祝いはお祝い事なので、気にしなくても大丈夫です。贈る相手が六曜を気にする方の場合は、お届け日を「大安」にするなど配慮しておくと安心です。
快気祝いの相場は?職場、親族など相手によって違いはある?
「快気祝い」の相場は、いただいたお見舞いの、半返しもしくは3分の1程度が相場です。例えば、5千円程度のお見舞いに対しては、2千円程度の品物を快気祝いとして選びます。事前に、いただいたお見舞いのおよその金額を調べておきましょう。
いただいたお見舞いの金額がそれぞれでも、一律で同じものを快気祝いとして贈っても問題ありません。体調が本調子でないときは、リサーチしたり手配するのも、大変な作業ですよね。大切なのは金額よりも、どんなものを贈るかという品物のチョイスです。感謝の気持ちが伝わるものをじっくり選んで、快気祝いとして贈りましょう。
目上の方から、高額なお見舞いをいただくこともありますね。その場合は、無理のない範囲でお返ししても失礼には当たりません。高額すぎる快気祝いは、相手にかえって気を使わせることにもなりますので、相手の気持ちを立てる気づかいが必要です。また、親族に対しても同じ理由で3分の1程度の金額にするのがおすすめです。とくに親族に対しては、快気祝いを贈るより先に、まずは電話や手紙でお礼と現状報告を伝えておきたいですね。
職場やグループからまとめてお見舞いをいただいた場合は、メンバーに個別に配れる、気持ち程度のお返しでも問題ありません。
快気祝いは手渡しすべき?郵送でもOK?
「快気祝い」は、本人が手渡しするのが基本的なマナーです。病気やケガから快復した元気な姿を見せられることは、一番のお礼にもなります。心配してくださっていた方たちにとっても、嬉しい報告ですよね。ただ、相手が遠方にお住まいの場合や、本人の体調が優れない場合などは、郵送しても問題ありません。郵送の場合は、お礼状を添えて送りましょう。
職場への快気祝いは、職場復帰当日に持参するようにします。快気祝いの品物は、個別包装のお菓子などにするのがおすすめです。職場復帰の報告も兼ねて、本人が各部署に配ってまわれば、その後の業務も進めやすくなりますね。取引先などに快気祝いを渡すタイミングは、できるだけ早めであれば、問題ありません。
快気祝いを手渡しするときに気をつけたいのが、紙袋のマナーです。必ず紙袋から出して、渡すようにします。紙袋は品物を守って持ち運ぶためのものなので、相手には渡さず持ち帰りましょう。
お世話になった病院関係者に快気祝いを贈るべきかも、悩むところですよね。基本的には不要とされますが、長期入院中の介助や治療に対して、医師や看護師にお礼を伝えたいという方も多いかもしれません。どうしても贈りたい場合は、退院の日に、本人から手渡します。のしは「御礼」や「粗品」としましょう。
快気祝い、治療が継続する場合は?
病院を退院できても、通院で治療が続く場合、自宅療養になる場合、リハビリ施設などに転院する場合など、治療が継続することもあります。そんな時はどのタイミングで「快気祝い」を贈るべきか、判断が難しいですよね。治療が続いていても、本人の気持ちに区切りがついていれば、退院をひとつのタイミングとして、快気祝いを贈ることが多いようです。表書きを「快気内祝い」とすることで、全快ではないことも伝えられます。
お礼状や電話などで、現状をお伝えするのもひとつの方法ですね。一番大切なのは、心配をしてお見舞いをしてくださった方々に、良い方向に進んでいることお伝えして、安心していただくことです。退院をひとつの区切りとして、快気祝いを贈るのがおすすめです。
闘病やケガの治療が長引いて、退院のめどが立たない場合、また再入院になるような場合には、入院中にお返しを贈りましょう。「御見舞御礼」という表書きで、まだ快復はしていないものの、お見舞いに対する感謝を伝えることができます。経過を電話やお礼状をお伝えしておくと、余計な心配をかけない気づかいにもなります。本人の体調が優れない場合は、家族が代理で行っても大丈夫です。状況に合わせて、お見舞いへの感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
まとめ
お見舞いのお礼と、快復の報告を意味する「快気祝い」。入院していた本人にも、心配して励ましてくれた周囲の人たちにも、気持ちに区切りをつける大切なものです。病院を退院したら早めに、できれば直接お会いして渡したいですね。元気な姿を見れば、みんな安心してくれます。ただ、まずは体調を整えることが最優先です。快気祝いの基本のマナーは押さえつつ、郵送したり、電話やお礼状で現状を伝えるなど、負担にならないよう臨機応変に対応しましょう。