快気祝いで喜ばれている商品はコチラ♪
快気祝いというものをご存知でしょうか?その名の通り、病気から回復、快気した際に贈るお祝いの事です。快気祝いのマナーは難しいのではないか?と身構えてしまいますが、実はポイントを抑えておけばそこまで難しいことではありません。では、快気祝いはどの様な物が人気で、どんな物を贈れば喜ばれるのでしょうか?ここでは、人気がある快気祝いの品物、快気祝いのマナーなどを中心にご紹介します。
快気祝いとは一体どんなもの?
快気祝いというのは、一体どんな時に贈るものなのでしょうか?
快気祝いを簡単に説明すると、「お見舞いのお返し」にあたります。病気や怪我をした際にいただいたお見舞いに対し、回復後に「治りました」の報告を兼ねてお返しをするのです。
病気や怪我が全快ではない場合は、自宅療養や退院など治療の一区切りを目途に「快気内祝い」というものを返します。
全快かどうかは病気や怪我の状況により変わりますので、厳密にどの状況を指すかは本人次第ですが、快気祝いや快気内祝いは同じ様な意味合いを持ちます。
快気祝いは、退院してから10日から2週間前後で贈るのが一般的です。退院した事実や治った事実を伝えるため、本来であれば自らが出向いて報告をします。ただ、病後で大変な時期であるのは誰もが知っていますので、遠方の場合や都合が付かない場合は郵送でも構いません。
快気祝いは何度も起きては困りますので、結び直しのできない結び切りの熨斗紙を使用します。
快気祝いで人気なのは?
快気祝いに何を贈れば良いのか迷うという人は多いものです。
何が良いか迷ってしまう場合には、贈られた方が自分で選べるカタログギフトが良いでしょう。カタログギフトは、快気祝いの人気商品です。
職場の課や部署など大人数に快気祝いを渡すのであれば、個包装の食品が良いでしょう。皆がそれぞれ取りやすいように多めに用意しておくと安心です。お菓子などは味を選べるようになっていると喜ばれます。お菓子などを買う際に、人気の味の詰め合わせを確認しておくことをおススメします。
親しい友人や親族であれば、相手の年齢や家族構成、好みを詳しく知っていますので、相手に合わせて選ぶと良いでしょう。子供の多い家庭であれば、洗剤類の詰め合わせが喜ばれますし、老夫婦の家庭であれば量は少なくても美味しいお菓子や食品が喜ばれます。甘いものが好きな人には有名店のお菓子、食に興味がない人にはボディソープなどを贈っても喜ばれます。
快気祝いに贈る品物の選び方は?
快気祝いに贈る品物は、お見舞いの半額程度を目安にします。会社の部署一同から頂いたお見舞いの場合は、お返しも「〇〇一同様宛」として贈ることができます。大人数の場合は全員に行き渡る分を用意し、小分けになっているものが良いでしょう。
身内の場合は、高額のお見舞いを頂くことがありますが、快気祝いの品物は特別高価なものを用意する必要はありません。他の方と同様に相手が喜びそうな品物を選びましょう。快気祝いで返しきれない分は、お付き合いをして行く中で徐々に返していけば良いのです。
お菓子はやはり人気!
快気祝いでは、食べてなくなる、溶けてなくなるお菓子が人気です。
日持ちするクッキーやバウムクーヘン、マドレーヌなどの焼き菓子、チョコレートなどが人気です。夏場には、食べやすい羊羹やゼリーのような水菓子も人気です。誰もが好きなブランドのお菓子でも、季節に合わせて限定商品などが出ています。そういった季節限定を取り入れると、いつものお菓子が特別感を演出してくれます。若い女性の多い職場などでは、マカロンの詰め合わせも人気です。色とりどりで高級感もあり味も様々で目でも舌でも楽しめます。
甘いものが苦手な相手の場合は、様々な味の豆菓子など、オシャレな商品も増えていますので、とても選びやすくなっています。お菓子を食べない人には、コーヒーや紅茶の詰め合わせも良いでしょう。ただ、緑茶は香典返しのようなイメージを持たれてしまいますので避けた方が安心です。
相手との関係性で選び方が変わる
快気祝いは、相手と自分の関係性や、相手の家族構成などで選び方が変わります。
お祝い事というと、身内には不要と考える人も多いでしょう。でも、快気祝いは身内にこそ感謝の気持ちや回復の報告として贈りたいものです。親族や仲の良い友人にも必ず贈ります。「親族、親友なんだからお見舞いを頂いて当然」ではありません。親しき仲にも礼儀ありなのです。親しい人だからこそ、相手の好みが良く分かります。高級品でなくても構いませんし、短い時間だけでも会って回復の報告をすると、より丁寧に気持ちが伝わります。
会社など、一度に大人数へ宛てて贈る場合は、挨拶がてら快気祝いを配り歩いても良いかも知れません。1人1人に感謝の気持ちを伝えたり、病状の報告などをすると丁寧です。体力が落ちている場合には無理をする必要はありません。どうしてもの場合や、全員に快気祝いを行き渡らせるのが難しい場合には、出社までに小分けにラッピングしてメッセージを付けた快気祝いを用意しておくというアイデアもあります。
快気祝いは何より縁起を担ぐ!
快気祝いは縁起を担ぐのが基本です。縁起の悪いイメージを持つものを贈るのはNGです。
具体的には、病気や怪我を後に残さぬよう、溶けて無くなる、食べて無くなる、水に流せる、洗い流せるものが良いのです。
近頃では、「今、治った」という言葉から、今治産のタオルが縁起良いとも言われています。
また、快気祝いを渡す際も、六曜を気にすると更に良いと言われています。できれば大安に渡します。それが難しい場合には、せめて仏滅を避けるようにします。
病気や怪我の回復とはいえ、友引の日に贈って良いものか?と悩みますが、快気祝いはお祝いですので、友引でも構わないとされています。尚、遠方に住む人へ郵送する場合は、大安の日に発送すると良いでしょう。
快気祝いで贈るのに適さないものは?
快気祝いは、病気、死を連想させるものは贈りません。病気の場合は、寝具を贈ると病床をイメージさせるので避けます。枕やシーツ、パジャマなどは特に避けた方が良いでしょう。
また、後に残るものも避けます。単純に、快気祝いで後に残る趣味の合わないものを頂いても、処分に困るだけですので、残るものを渡さないのが基本です。
快気祝いでは、綺麗なフラワーアレンジメントなども人気ですが、鉢植えの植物や花などは「根付く=寝付く」というイメージになり良くありません。お花を贈る場合には、鉢植え以外のものにしましょう。シクラメンのように、死や苦しみをイメージさせるものや、椿のように花首がそのまま落ちるような花、仏花として有名な菊などもお祝い事には縁起が良くないため避けるべきです。花言葉や意味を調べて贈れば、更に良い印象を与えるでしょう。
快気祝いにお礼状を添える場合は・・・?
快気祝いにはお礼状を添えるべきでしょうか?
快気祝いは、できる限り実際に会って回復を報告したいお祝い事です。そのため、お礼を口頭で伝えれば、特にお礼状を付ける必要はありません。どうしても会えない、遠方であるという理由でお礼を伝えられない場合には、感謝の気持ちと現状を記したお礼状を添付しましょう。相手に自身の無事や回復を報告することは、快気祝いにとってはマストなことなのです。
快気祝いに付けるお祝い状の内容は以下の通りにします。
- 時候の挨拶
- 病気や怪我で入院していたこと、またそれに関してご心配をお掛けしたお詫び
- お見舞いに関してのお礼
- 退院または治療が一段落した旨の報告
- 快気祝いを贈る旨
- 相手の健康などを気遣う内容
- 書面という略式で報告をする旨のお詫び
- 結語
快気祝いはお祝いですが、再び起こっては困る事なので、「度々」「くれぐれも」「次々」「色々」「いよいよ」など重ね言葉は使わないように気を付けましょう。
まとめ
快気祝いは、頂いたお見舞いに対してのお返しとして、回復や治療の一区切りを目安に贈る内祝いの事を指します。
病気や怪我から回復、治癒したとはいえ、病後は想像以上に体力が低下しています。快気祝いとして渡す贈り物の手配が遅れそうな場合には、回復や退院した事実のお知らせだけでも先にしておきましょう。相手が知らないまま街中で出くわすようなことがあると失礼にあたります。快気祝いは2週間前後で渡すのが一般的ですが、お知らせをしておけば1ヶ月以内で構いません。
快気祝いを渡す相手の喜びそうなものを選び、縁起を担いだものを渡すようにしましょう。