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頂いたお見舞いにお返しをすることを、「快気祝い」「快気内祝い」と言いますが、一般にはどのような品物がよく選ばれているのでしょうか?
また、金額の相場はどのくらいなのか、贈ってはいけないタブーなものはあるのか、いつ贈れば良いのか、手紙はつけるべきなのか?など分からないことって結構ありますよね。
今回は「快気祝い」や「快気内祝い」について多くの方が知りたい、疑問に思っていることについて詳しく解説、お贈りする時期やおすすめのギフトやふさわしくないもの、また挨拶文の書き方まで、まとめています。
お見舞いのお返し「快気祝い」「快気内祝い」とは?違いは?
ご自分、あるいはご家族が入院しているときに頂いたお見舞いにお返しをすることを、一般には「快気祝い」や「快気内祝い」などと言います。
どちらも「お見舞いにお返しをする」という意味合いでは同じなのですが、どう違うのでしょうか、まず解説しましょう。
「内祝い」という言葉は、結婚内祝いや出産内祝いなどのように「身内で幸せをおすそ分けする」といった意味合いがあります。
そのような言葉の由来から、退院後、すっかり良くなった状態を快気祝いというのに対し、快気内祝いは身内の中で行うささやかなお祝い、つまり「退院はしたけれどまだ全快ではない」あるいは「通院する」というときに使う言葉として使い分けられているようです。とはいえ、そこまで厳密に使い分けせず、あまり神経質になる必要もない、とする考えも多いです。
ただ、地域によってはならわしなどもありますから、そのあたりはご両親や親戚の方にご相談するのもおすすめです。
お返しはいつするべき?
それでは、快気祝いや快気内祝いはいつ、どのようにお贈りしたらよいのでしょうか?
いくらご病気や怪我が回復したとはいっても、退院直後というのは、病院からの環境の変化などでお体も色々とお疲れかと思われます。
せっかく治ったところを「お礼を贈らなくては」と焦ったり気にしたりするとかえってストレスということにもなりかねません。「快気祝い」という文字にも表れていますように、退院直後はまずお体を休め、元通りにすることに専念しましょう。
また、退院したことを早くお知らせしたい、というお気持ちもあるかと思いますが、お見舞いへのお礼は完全に回復なさってからで大丈夫です。
とはいえ、退院して何ヶ月もたった後にお返しをするのはさすがに失礼にあたります。お礼をお贈りするならば、退院してから1週間から10日後を目途に準備を始め、遅くとも1ヶ月以内にはお相手に届くようにお贈りしましょう。
ただ、地域によっては1、2週間のうちには行動をおこし、完了すべき、という風習のところもあるようです。あらかじめご両親や親族の方にお伺いしておくのもおすすめです。
なお、入院・治療期間が長期にわたる場合には、ハガキなどに病状の回復の状況や経過を書いたうえでお礼の気持ちを添えてお送りするのも良いでしょう。
お返しの相場は?
頂いたお見舞いへのお返し、快気祝いや快気内祝いの相場・金額はどのくらいなのでしょうか。
その方にお贈りしたい、お渡ししたいと思うものを選びたいところですが、やはり目安というのは知っておきたいポイントですよね。
快気祝い、快気内祝いの相場は、一般的には、いただいたものの2分の1から3分の1を目安に、と言われています。
お見舞いには「早く治りますように」という気持ちの他に「治療に役立ててほしい」という意味合いで現金を頂く場合もあります。
その時に同等の金額のものをお返しすることはお相手のその気持ちを無にすることになり、失礼にあたってしまいますので注意しましょう。現金ではなく、品物で頂いた場合にも同じで、大体の金額を想像して予算を考えましょう。
会社の方などから合同でお見舞いをいただいた場合には、お1人お1人にお渡ししなくても大丈夫です。
その場合も、いただいたものの半額から3分の1の金額の品物をお渡ししましょう。お菓子など、皆でわけられるようなものがおすすめです。
お返しとしてよく選ばれる品物は?
お見舞いへのお返し、「快気祝い」「快気内祝い」の金額の相場が分かったところで、では、どんな品物を選べばよいでしょうか?
快気祝いや快気内祝いには、「二度繰り返さない」「病気が残らないように」という思いをこめて、後に残らない物を選ぶようにする、というのが定番・マナーとなっています。
たとえば、お菓子などの食品、タオルなどの消耗品などがここに当てはまります。また、「洗い流せるもの」ということで洗剤なども人気のギフトですし、「病気を洗い流す」という意味あいで石鹸などの詰め合わせも選ばれています。
食品で人気なのは、やはりお菓子類です。
中でも焼き菓子の詰め合わせやクッキー、チョコレートなど、特に有名なお店のものがよく選ばれているようです。また、ジュースやコーヒー、紅茶の詰め合わせも人気があります。
ただし、気を付けたいのは日持ちがするものを選ぶ、ということです。賞味期限があまりないものは早く食べなければいけないとお相手を焦らせてしまうことにもなってしまいます。さらに、後に残らない食品、とはいえ生ものは避ける方も多いようです。
タオル類を贈る際には、やはり上質なものを選ぶのがおすすめです。肌触りもよく、吸水性にも優れているものが良いですね。どんな場合でもそうですが、贈られた側が気持ちよく使えるものを選ぶことは大事なことです。また、「今、治りました」という意味合いで「今治タオル」のギフトを選ぶ方も多いようです。なかなかにシャレていますよね。また、洗剤や石鹸のセットも人気です。こういった、暮らしに必要なものは需要がありますから贈られても困ることはないでしょう。
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お返しとしてタブーな品物は?
お見舞いのお返しとしてタブー、マナー違反とされているものはあるのでしょうか。
やはり現金や商品券、といったものは避けた方が良いでしょう。現金はともかく、商品券やギフト券はつい選んでしまいがちですが、快気祝いなどにはふさわしくないと考える方が多いようです。
また、寝具やパジャマなどは病室をイメージさせてしまう場合もありますので、なるべく避けた方が良いでしょう。
後に残らないものを贈る、の逆として、「後に残る物」「長く使える物」もなるべく避けましょう。例えば食器類、家電、置時計などのインテリアは避けたほうが良いです。
なお、商品券やギフト券はふさわしくないと言われていますが、カタログギフトはよく選ばれています。これは、カタログギフトが元々さまざまな内祝いなどのギフトの定番となっている、ということもありますが、お相手が何が欲しいのか、品物を限定して選ぶことが難しい場合には失敗がない、ということで人気があります。また、退院してまもなくで、身体の調子が完全に戻っていない時や、品物を選ぶ時間がとれなかったときなどにカタログギフトを利用することはおすすめですよ。
なんといっても健康回復が一番優先ですから、体調と相談しながら選びたいものですね。
挨拶文の書き方やマナーは?
お見舞いのお返しとして品物をお贈りするのももちろんいいのですが、お見舞いに来ていただいたことへのお礼としてご挨拶の手紙をお送りするのもおすすめです。
特に、遠方からわざわざいらして下さった方にはお手紙で改めて退院のご報告と、感謝の気持ちをお送りするのも良いでしょう。
挨拶文の基本的なマナーとしては、まずは時候の挨拶からはいり、退院の報告、そして心配をかけてしまったことへのお詫びなどを述べた後に、お見舞いに来てくださったことへの感謝の気持ち、お礼を述べましょう。お手紙の最後にはお相手の健康を気遣う文面は忘れずに入れるようにしましょう。快気祝いのギフトをお贈りする場合には、追伸として一言付け加えておくと良いですね。
なお、快気祝いの挨拶文には、あまりネガティブな言葉や言い回しなどはできるだけ避けるようにするのがマナーです。「死ぬ」や「枯れる」などの表現も含めない方が良いでしょう。
まとめ
今回はお見舞いへのお返しについて、お贈りする時期、金額の相場や、どういったものを選べば良いか、人気の品物やマナーの観点からふさわしくない品物などをご紹介しています。
また、挨拶文の書き方についても例をあげて解説しました。いただいたお見舞いへのお返しについては、上記してきましたがあくまでも入院していた方の健康が第一です。
贈る時期についてや内容についてある程度のマナーはありますが、まずは無事に退院できたことを喜ぶとともに健康を優先し、その部分が解決してから徐々に動くようにするのがおすすめです。