入梅の言葉はよく新聞やテレビで見た事はあるけれど、忙しくてインターネットで検索をかける方は少ないですよね。
実は、入梅には2種類の意味が存在するのです。
知らなかったっという方はこの記事を読んで知っていただきたいと思います。
これを知ると会社や学校でのお話にも花が咲きますよ。
入梅の特徴と現象とは?
一般的に皆様がよく耳にされる「梅雨入り」という言葉がありますが、「入梅」は梅雨の季節全体を指す言葉です。
梅雨入りは梅雨に入る時期を表すのに対して、梅雨に入った時期から終わるまでの時期をひっくるめて入梅と呼ぶということですね。
入梅現象とは、晩春から夏の初め頃にかけて雨や曇りの日が続く現象です。
もう少し掘り下げてお話ししますと、春から夏の季節の変わり目の時期に太平洋高気圧が活性化します。
太平洋高気圧とは、太平洋に発生する高度な高気圧です。
亜熱帯高気圧とも呼ばれています。
亜熱帯高気圧とは、太平洋に発生する温暖な高気圧の事を指します。
この太平洋高気圧が発生する時期に大陸の高気圧が北に押されていくと、日本南岸から中国長流域に梅雨前線が停滞して、雨や曇りの日が多くなります。
この状態に入る時を梅雨入と呼んでいます。
入梅の意味を教えて
先ほど説明した「入梅」は、気象学で使われている言葉ですが、もう一つは暦で使われています。
歴の入梅がなぜ必要なのかというと、農作がしやすくなるためです。
入梅の時期はいつ頃?
入梅の時期は、梅雨入り頃です。
これは、日本全国同じではありません。
おおよその日付を分かりやすく地域別に書きだしてみました。
- 東海地方5月3日~6月28日くらい
- 関西地方5月22日~6月25日くらい
- 関東地方5月5日頃~6月22日くらい
- 沖縄地方4月20日~6月4日くらい
入梅の読み方
読み方は「にゅうばい」と読みます。
にゅうばいと聞くと何か不思議な感覚がしますよね。
初めてこの言葉を耳にした人は、意味が分からないかもしれません。
人によっては、梅のお菓子?などと考えるかもしれませんが、梅雨にを連想する人もいるでしょう。
今日を機会に、にゅうばいの読み方を覚えていただければと思います。
この言葉は、「梅の実が黄色に色づき、梅雨に入る頃」に由来します。
実際の梅雨入りと時期は異なるのですが、昔の人はその時期に農家物の栄えがあり、喜びの時期でもあるので梅雨入りの時期と梅入りの時期をかけて入梅と名付けたという説があります。
日本では、江戸時代頃から呼ばれるようになったと言われています。
入梅の時に使用できる対策グッツやアイテムとは?
入梅の時期は農作物が育つので大変嬉しい時期でもありますが、少し困った事もありますよね。
この時期には、外にいると、蒸し暑い、雨が急激に降ってくる、家の中では、カビの繁殖がいつもより急激、洗濯物が乾きづらい、嫌な臭いがする、食べ物が腐りやすいなどを感じます。
これは、本当に大変ですよね。
そんな時に役に立つ便利グッズと対策をお教えします。
この対策をしておくと、梅雨明けまで気持ち良く過ごせるでしょう。
*温度調整を常に気をつけよう
梅入りの時期には雨がたくさん降るので空気中の水分が多くなります。
そのために部屋がジメジメします。
その対策としてエアコンの除湿機能をフル活用しましょう。
エアコンの除湿には、ジメジメした空気を出してくれる働きがあります。
カビ対策を徹底しましょう。
*カビ取りジェル
このカビ取りジェルは、お風呂や排水口、お手洗いの水が出る部分やキッチンなどカビが繁殖しそうな場所全般に利用できます。
例えば、普段は風呂洗いなどにはスポンジや歯ブラシでカビを落としていた場合も、入梅の頃は特別に対策を考えなければいけません。
そこで、カビ取りジェルですと、全般のカビを落としてくれますので、お勧めです。
*防カビ風呂場は
お湯を出したり水を使用したりと常に温度が変わり、風呂から出ても湿気は常に発生します。
この状態はカビにとってとても住みやすい環境を作り出してしまいます。
よって、カビ取りジェルでしっかりとお掃除した次の日などに、燻煙剤で防カビをして下さい。
カビが嫌う成分が蒸気の中に入っていますから、これを炊くとお風呂の天井の取れにくい部分のカビも柔らかくなり、すぐに取れます。
そしてこれ以降、カビが付きにくくなります。
*食品の管理面に気を使う
入梅の時期には湿気が多いことや蒸し暑いこともあり、食べ物が腐りやすいのが特徴です。
したがって、お弁当など時間が経ってから口にする物には常に気を使って下さい。
例えば保冷剤などを利用して食品の温度が上がらないようにしましょう。
*飲み物の場合
水筒やペットボトルにお茶などを入れる場合には凍らせてペットボトルケースに入れることをおすすめします。
水筒やペットボトルの口はしっかりと洗って下さい。
また、自宅では、お茶やジュースなどを飲み終わった後は冷蔵庫に戻しましょう。
*食べ物
昼間作ったご飯などが残っていてもったいないとの理由から置いておく際は必ず、冷凍して保存するように心がけましょう。
この時期は、蒸し暑く非常に腐りやすいですから注意が必要です。
*玄関
玄関には、足ふきなどの用意があると便利ですね。
この時期には、長靴がお勧めですが、靴などにも水が入りやすいので、家に入る時には、しっかりと水を拭くようにしましょう。
*部屋干しの際に気を付けることとは?
入梅の時期は洗濯物が乾きづらくなります。
そのため、雑菌が繁殖し独特の嫌な臭いがしますので要注意です。
まずは、ジメジメした空気を洗濯物に触れさせないために、扇風機を当てて風通しを良くしましょう。
*柔軟剤を使う
柔軟剤は入れすぎには注意ですが、いい香りがしますので、臭いが気になる方は試してみてください。
*代えの靴下を準備
雨が急に降ってくると靴が濡れてしまいますので、代えの靴下を持って出るとお仕事で営業周りをされている方はお客様の自宅に上がる際など、助かりますよ。
このようなエチケットも大切ですよね。
*傘や長靴やレインシューズを用意
この時期にはとても活躍してくれます。
子供さんがいらっしゃるご家庭では長靴は必須ですよね。
また、レインシューズはさっと履けるので、外出時にお天気がどうなるか心配される場合には履いて出ましょう。
デザイン性の優れた可愛らしいシューズが低価格でも販売されています。
まとめ
入梅についていろいろとご説明いたしました。
入梅の由来や意味を知ると驚きも沢山ありますよね。
これで、学校や会社でのお話のネタも増え、対策もばっちりですね。