なんといってもお正月の楽しみはお餅ですよね!
お正月のお餅を楽しんでいただくために、お餅つきや鏡餅についてご紹介します。
つい試してみたくなるような知恵なども書きていきますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
お正月に大切な鏡餅
お正月には、待っていました!と言わんばかりに皆様が大好きなお餅が大活躍します。
このお餅を鏡餅にしてお部屋に飾り、神様を待ちます。
鏡餅は「丸いお餅を二段重ねにする」という特徴があります。
なぜ丸い形をしているのでしょうか?
丸という形は、鏡を表しています。
昔の鏡は丸い形をしていました。
そして、魂の象徴でもあるのです。
大小2段にわかれ、月と太陽、陰と陽を表しているとされています。
二段に重ねるのは、夫婦円満に年を重ねるという願いも込められています。
このように、私たちが普段飾っている鏡餅には、深い意味が込められているのです。
お餅つきについて教えて!
餅の歴史奈良時代に編纂された『豊後国風土記』(713年)には次のように記されています。
自分たちで耕作した米の余ったもので丸いモチの的を作り、それに向かった矢を射るという行為をしていたそうです。
するとこのモチは白い白鳥になり飛んでいってしまいました。
白い餅は白鳥を連想させると言われ、神秘の魂を宿すと考えられていたそうです。
この事から粗末に扱わないようにと考えられていたそうです。
伝説の餅は稲の神様である稲玉と象徴されていました。
日本では、餅は単なるおいしい食べ物というだけでなく、神が宿る特別な存在として尊ばれてきました。
お餅は食べると力がつき、新しく発生させる霊力があると信じられてハレの日にお祝いのある特別な日に餅を食べる習慣が広がったそうです。
お餅つきは、平安時代ごろから始まりました。
この頃からいろいろなイベントや行事でお餅つきがおこなわれてきました。
そして今の時代へと受け継がれております。
鏡餅と餅つきの由来を知ろう!
深い意味合いの込もった鏡餅ですが、一体どんな由来があったのでしょうか?と疑問に感じますよね。
鏡餅は、古くから神饌と言われています。
神饌とは、神様が選ぶ食べ物という意味です。
その神様とは「年神様」です。
年神様とは、お正月に私たちの家庭へ現れて来て下さって私たちに一年の福を授けて下さるありがたい存在です。
では、どんな福を授けてくれるのでしょうか?
孫の繁栄や孫への幸福
人が他界すると、神道と呼ばれる所へ向かうと言われております。
その時に新しい子孫への幸福を届けられると言われております。
主に孫の誕生や孫への幸福を届けられるそうです。
農業を豊かにする
農作物を敬うことは神様を大切にすることとされています。
農作物が豊かに育つことは私たちにとってとても有難く嬉しいことです。
自然に宿る
歳神様は1年の間、自然に宿り私たちの事を助けて下さると言われています。
自然とは天候、気候、動物、植物、食べ物、お水など私たちが生活するのに重要な、全ての自然に歳神様は宿っていると言われています。
これは本当に有難いことです。
歳神様は私たちにこの様に沢山の幸福をお正月に家に来て下さり届けてくださいます。
この事から神饌として選ばれる鏡餅が私たちのお宅に飾られることになったのです。
お餅つきをする事前準備や手順とは?
では、お餅つきの準備からご説明していきたいと思います。
まずは、道具を揃えましょう。
《必要な準備品》
*臼と杵
インターネットで手軽に購入可能。 又、専用のものが欲しい場合には業者でお願いも可能ですし、 百貨店や専門のショップで購入可能です。
*餅米
臼の大きさに合わせて準備しましょう。
*蒸し器
白米を蒸す時に使います。
では、いよいよお餅を作る下準備開始です。
モチ米は前日から水に研いでおく必要があります。
臼と杵は木製のタイプや石のタイプがありますが、特に木製の場合には、前日から水に付けておく事をお勧めします。
そうすると木が割れにくくなりますよ。
*白米の準備
モチ米を研ぎ、水に漬ける。
ここまでで、下準備が全て整いました。
では、いよいよお餅を作っていきます。
昨日からお水に浸していたお米をザルでこして水分をきりましょう。
10分程度ザルでこせばOKです。
餅米を炊く作業
餅米を炊く作業をしますが、2つの方法があります。
一つ目は自宅でも出来る簡単な炊き方で普段使用している炊飯器を使用して作る方法です。
二つ目は、専用のコンロを使う方法です。
まずは、簡単な炊飯器で炊く方法からご紹介致します。
炊飯器
炊飯器に昨日から炊いておいたお米を入れて餅コースを押します。
コンロ
- コンロをセットします。
コンロはメーカーにより違いがありますが、大抵の準備段階は同じです。
コンロは3重になっていて、一番上が釜です。
そして、コンロの淵がきます。
一番下にコンロの火を添加する部分があります。
コンロを使用してお餅を炊く場合には、釜一杯より6㎝程少なくなるぐらいにお湯をセットしておきます。 - そしてお湯を沸騰させていきます。
沸騰してきたら、昨日からセットして置いたお米をお餅袋にいれて釜に入れます。 - 餅米をコンロの中にセットします。
コンロのセットが出来ましたら、昨日から漬けていた お餅をコンロの中にセットしていきましょう。 - 出来ましたら、お水を入れます。
お水は米の2倍の量を 入れます。
お餅は約30分で出来上がります。 - できた後に蒸し器で蒸します。
ここまでで、お餅が炊き上がりました。
インテリアにも出来る手作り鏡餅とは?
美味しいお餅が出来上がり沢山食べてお餅を楽しまれたと思います。
一部を鏡モチ用に取っておいて、年神様のために飾ってみてはいかがでしょう?
鏡餅の飾りに方は地域によって違うので、決まりはありません。
鏡餅は年神様へのお供えの意味はもちろんありますが、
インテリア風にして少しオシャレ感を出すのもまた楽しいですよ。
準備するもの
- みかん お餅の上に載せます。
みかんは葉っぱ付きのものでもよいでしょう。 - 干し柿
- エビ
- お餅の下に置く葉(裏白をご用意下さい)
- お餅の下に引く和紙や折り紙・お餅を置く
- お餅を置くお皿
シンプルな飾り方
丸めて形を整えたお餅の上にみかん(橙)を置きます。
四方紅をお餅の下に敷きます。
この紙を添えるとお餅が下に付かないので安心ですよね。
四方紅はその名の通り、4住が紅の赤が出ているデザインになっていることから、四方紅と呼びます。
コンビニやインターネットでも購入可能ですが、今回は手づくりの方法をご紹介します。
四方紅の作り方は?
折り紙や和紙で作る作り方まず、赤の色の和紙や紙を下にします。
そして、白の紙を重ねますが、この時に、赤の部分を3㎝~5㎝程ハミださせて作ります。
そして重ねます。
これで出来上がりです。
そしてお皿に四方紅を載せてお餅を載せます。
お餅の上にみかんをのせたら完成です。
お皿はお好みで少しデザイン性に優れたものでもよいでしょう。
扇のお飾りを付けた飾りつけの作り方
扇を折り紙で作ります。
折り紙での作り方は、扇を山折りにしていきます。
折り紙を縦に8等分にするように折ってください。
折り目を付けた折り紙を真ん中で折ります。
八等分された折り紙を真ん中部分をノリ又は両面テープで貼り付けます。
そして扇型になるようにします。
水引きの作り方
水引きの作り方は、水引きは手芸屋さんで販売されていますので、セットで購入可能です。
では、水引きを結んでいきます。
水引き結び方は、1本目にを円を書くように折り曲げていきます。
そしてその縁の中に2本目を入れて折り曲げていき二重リングのような形を作っていきます。
両方の結び目が上にくるようにして下さい。
そして上にきた結び目を下に又通します。
この作業が両方出来たら完成です。
丸形にしたお餅に水引きを飾ります。
水引きはお餅の真ん中の位置に付けます。
そして、みかんをお餅の一番上に載せてその後に、扇をみかんの後ろに載せていきます。
四方紅の上にお餅を載せます。
三宝には、種類が数種類存在します。
ヒノキの三宝や、神三宝などがありますが、今回は歳神様のためですので、神三宝を用意しましょう。
三宝にお餅を載せて、完成です。
柿と昆布を用いた飾り付けの作り方
丸形に整えたお餅の間に昆布を挟んでいきます。
昆布の飾り方には数種類存在しますのでご説明したいと思います。
昆布は、一般のお色の昆布と白昆布がありますが、これはお好みと地域によって変化させることが好ましいです。
一つ目昆布の飾り方は、お餅の間に挟むのですが、 二つ目は、昆布をお餅の上に垂らすように載せます。
昆布を上に載せたら、干し柿を用意します。
干し柿は串にささったものをご用意下さい。
干し柿をお餅の上に載せます。
この時に昆布を乗せる場合は、昆布の上に干し柿を載せて下さい。
そしてみかんを上に載せます。
御幣の作り方
御幣の紙も自由にお選び頂け障子紙で作る場合がありますが、今回は簡単に折り紙を使用します。
紅白の配色になる様に折り紙を2枚用意します。
そして、折り紙を半分におります。
4つに折り目を付けます。
端を2つハサミでカットして、反対側の真ん中をハサミでカットします。
これを挟んでいきます。
交差してひし形になる様に工夫して折っていきます。
その時に御幣が3つ出来上がります。
これを、2本出来上がりましたら完成です。
三宝を用意します。
そして、三宝の上に四方紅を載せます。
四方紅の上に飾りを載せたお餅を飾りが落ちないように載せたら完成です。
鏡餅を少しインテリアに合うようにする工夫としましては、お皿を工夫する事と、水引きを可愛くお花などに結ぶとお部屋にピッタリになります。
基本的には歳神様のお供えですから、歳神様の事を第一優先して余りにも派手、派手な飾りは控え、歳神様にも喜んでもらえる様に考えましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お正月の鏡餅にはとても深い意味合いがあることをお気づきいただけたのではないでしょうか?
又飾り方にも種類がたくさんあるのに気がつきますよね。