誰かに贈り物をあげるということは、昔から引き継がれてきた文化の1つですね。
特に日本人には贈答の礼儀などもあり、お世話になっている方へ日頃の気持ちを込めてということから、お中元やお歳暮の習慣などもあったりします。 贈り物を差し上げる時には、何が良いのかと悩む方も多いはず。
そこでおすすめなのが、日本人でも好きな方が多いお酒なのです。
お酒はもちろん好き嫌いもありますが、それ以上に嗜好品として愛されているもの。
普段あまり口にできないものを贈り物とするのは、とても喜ばれるでしょう。
ただここで気になるのが、選び方や種類。
そこでこちらでは、種類別にお酒の選び方や特徴などをまとめていきます。
贈り物に最適な、お酒を贈る時の心得
どなたかへの贈り物をお酒にしようと決めた際、まずはどのようにして選び、何を贈るかを考えるはず。
お酒を贈り物として誰かに贈った経験があれば大体のことはわかりますが、そうではない贈り物ビギナーの片にはわからないという時もありますよね。
まず大事なことは、相手がどのようなお酒が好きなのかをリサーチすること。
とはいえ、あまりプライべートでお酒を一緒に飲んだことが無い相手の場合はわかりませんよね。
そんな時は、特別感を演出します。
世の中には、お酒の種類が数多くあることは有名です
例えば缶になっているビールでさえ、その種類の豊富さは調べると驚かれる方もいるのではないでしょうか。
ビールと一口にいっても、普段スーパーなどで見かける銘柄のものから、その土地限定の地ビールや海外のもの、また1本がとても高級な価格で売られているビールまで様々。
せっかく贈り物としてお酒を選ぶのであれば、やはり普段手にしにくいものを選ぶのがおすすめ。
いつも飲んでいるだろう物でも、もちろん嬉しいでしょう。
ですが、特別感はあまり無いですよね。
そこで思わずお酒好きが興味を持つような、珍しい種類のものを先にピックアップするのが良いのです。
贈り物候補としてあまり目にしないお酒をいくつか候補に上げたら、その中で見た目も気にして見ます。
見た目は食欲にもとても関係していますので、いくら味が美味しくても見た目で惹かれない…という場合も出てくる可能性がありますよね。
例えば缶より瓶や樽、見た目もただ銘柄が印刷されているものよりも特徴的な色見を使っていたり、イラストが描いてあるものはいかがでしょうか。
基本的に贈り物は普段なくてもよいものを、特別に贈るという品のこと。
予想外だったりサプライズ感を出してこそ、相手にも特別感を抱かせることができるはずです。
またもしも「その人だけの贈り物」ということにこだわるのであれば、銘柄のラベルなどをオーダーすることができるような商品を選ぶのも良いですね。
普段はそのお酒の銘柄が入っている箇所に「名前」や「好きな言葉」などを入れることが出来る商品もあり、まさにその人のためのお酒です。
このようにお酒そのものの内容も大事ではありますが、パッケージなどにこだわるのも贈り物の心得と言えるでしょう。
贈り物~お酒~芋焼酎を選びたい編
贈り物として、芋焼酎を考える方も多いことでしょう。
焼酎には麦や紫蘇、そばなどたくさんの種類がありますが、中でも人気があるのが芋焼酎なのです。
少し香りに癖があるように感じる場合もありますが、実は飲むとスッキリしていて、喉越しも爽やか。
そんな芋焼酎の選び方ですが、知らないと何をどう選んで良いのかわかりません。
そこで簡単に選び方を、ご紹介していきます。
・贈り物にしたい芋焼酎の味わいを見る
まずはやはり味が大事。
芋焼酎は主にスッキリタイプ、まろやかタイプ、そして辛口タイプに分けられます。
相手の好みがわかっている時はそのまま選べば良いですが、不明の場合はまろやかタイプを選んでおくと無難かもしれません。
・贈り物にしたい芋焼酎は、蒸留方法をチェックすること
実は芋焼酎が全てが同じ蒸留方法で、作られているわけではありません。
常圧蒸留と呼ばれるものだと、味わいはやや滑らかで一般的なものに。
減圧蒸留と呼ばれるものは、飲み口が軽く喉越しもスッキリ爽やか。
このように違いがあるので、蒸留方法をチェックするのを忘れない様にしましょう。
・贈り物にしたい芋焼酎は産地も大事
やはりお酒好きには、産地も気になるところ。
芋焼酎は基本的に九州で造られている場合が多いですが、その中でもどこの県なのか、酒蔵なのかを調べてみましょう。
贈り物~お酒~ウィスキーを選びたい編
贈り物としてウィスキーをと考える場合は、そのボトルの華やかさに惹かれる方も多いでしょう。
もちろんそれも大事なのですが、ウィスキーの場合はまず種類をチェックします。
ウィスキーには大きく分けて、5種類あります。
- スコッチ
- ジャパニーズ
- アイリッシュ
- カナディアン
- バーボン
です。
この違いは製造されている国や原材料によるものなのですが、ウィスキーの基本的な原材料は大麦麦芽となる事が多いのです。
ですがこの5種類の中でバーボンとカナディアンは原材料が違うこと、またアイリッシュも特殊製法であることも理由として、先方がそれらのウィスキーを特別好みである場合を除き、贈り物にしない方が良いかもしれません。
贈り物としておすすめなのが、ジャパニーズウィスキーかスコットランド原産のスコッチ。
ジャパニーズウィスキーはどこでも手に入りやすいので、純粋に銘柄と年数で決めて良いでしょう。
スコッチウィスキーの場合は、モルト・グレーン・ブレンデッドに分けられるので、種類を吟味する必要があります。
- モルトは、大麦麦芽のみを原材料としたもの。
- グレーンはコーンやまだ発芽していない大麦、ライ麦などを原材料としているもの。
- ブレンデッドは名前の通り、上の2つを混ぜたものとなります。
スコッチを選ぶ場合は、スコットランドでどのくらいの有名ブランドであるのかを気にして、選ぶのも粋ですね。
贈り物~お酒~梅酒を選びたい編
贈り物として梅酒を考えている場合は、ベース選びに徹底するのがおすすめ。
梅酒はそもそも梅の実を漬けることで出来上がりますが、漬けているものが何なのかが重要となるのです。
・梅酒の香りを楽しみたい場合
梅酒の本来の楽しみは、梅の香りでもあります。
そのためには無臭である、ホワイトリカーをベースにした梅酒がおすすめ。
・焼酎の香りや味わいを楽しみたい場合
梅酒も焼酎も楽しみたいという贅沢な希望にこたえるのが、焼酎ベースの梅酒です。
・本格的なお酒の味わいと梅の香りを楽しみたい場合
味もまろやかで、なおかつお酒らしさを楽しめる日本酒ベースがおすすめです。
・濃厚な味わいと大人の香りを楽しみたい場合
ブランデーベースの梅酒がおすすめです。
・甘みを大事にしたい場合
黒糖梅酒は深いのにさっぱりとして味わいが人気で、特に女性への贈り物に最適でしょう。
より梅の甘みを引き出すので、黒糖梅酒がおすすめです。
贈り物~お酒~ワインを選びたい編
贈り物としてワインを上げるのは、オシャレな感じがしますよね。
だからといってワインを贈り物にするのは、難易度が高めの気もします。
そこで簡単にワインを贈り物とする、選び方をご紹介しましょう。
・赤ワインか白ワインかを選ぶ
まずは簡単に、赤か白かを選ぶことが重要です。
赤は少し渋みがあって深い味わい、白は比較的スッキリした味わいであるものが多いのが特徴です。
・赤ワインの場合は重さを重視
赤ワインの場合はフルボディ、ミディアムボデイ、ライトボディに分けられ、重みや深みにより変えるのがおすすめ。
・白ワインの場合は辛さ重視
白ワインの場合は、甘口か辛口かで選ぶのがおすすめです。
・産地で選ぶ
ワインの場合は産地も重要であり、ワインにはフランスなど伝統的なワインで知られる旧世界と、アメリカやチリワインなどで知られる新世界があります。
それぞれ産地により味わいや製造法も違うので、産地も重要になるでしょう。
・収穫年
ワインは良く「何年もの」という言い方をしますが、原料となる葡萄の収穫年もとても重要となります。
ラベルに収穫年が書かれていますので、その年代を気にしましょう。
贈り物にする方法としては、その方が産まれた年のものを探すということも粋な演出として有名です。
まとめ
こちらでは贈り物としてのお酒の選び方を、それぞれ種類によってご紹介してきました。
お酒を選び贈り物にすることは、選ぶ方にとっても楽しみの1つです。
ですが、しっかりお酒の特徴を知っておかないと、どのお酒を選んで良いかもわかりませんよね。
そこでこの機会にお酒の基本的な情報を知り、お相手の方に喜ばれることを先に考えましょう。
とはいえ、あまり難しく考えすぎず、贈り物はあくまで気持ちであるということを心に留めておきましょうね。