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母衣武者とも呼ばれた武士を思わせる、雉の母衣打ちとは

雉の母衣打ち(ほろうち)
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created:2019.01.17 /
updated:2019.03.17

日本昔話の「桃太郎」の中で、主人公の桃太郎のお供になった鳥が雉です。

雉と聞くとあまり生活に密着した鳥ではない様な気がしてしまいますが、実は北海道以外なら日本のどこにでも生息している鳥。
雄の体は深い青色に光沢のある鈍いグリーンの毛で、羽はベージュの美しい色見が特徴です。

そんな雉ですが、「母衣打ち」と呼ばれる動作を行うことをご存じでしょうか? こちらでは雉の基本情報を踏まえつつ、母衣打ちの意味などをご紹介していきます。

実は身近な鳥である雉とは?

動物園、または自然が多い場所で見かける事が多いと思われがちな雉。
実は雉が北海道以外の日本全国に生息していることを知っている方は、少ないかもしれません。
基本的には平地や農耕地などを中心に姿を現すそうですが、市街地に出てくることももちろんあります。

ただ最近東京の一部で雉は「レッドリスト」と呼ばれている、絶滅危惧種予備軍の扱いを受けており、昔よりは断然総数が減っていることも知られています。
雉と一口に言っても種類があり、生息している場所により違うのが特徴。

寒い地域である東北地方の雉はキタキジ、数が多い一般的な雉にはトウカイキジ、九州に多く生息しているのがキュウシュウキジ、そして最後が局所的に生息をしているシマキジです。

雄は80cnの全長、雌は60cmほどの全長が平均的。
わかりやすくいうと、カラスや鶏などとほぼ同等の大きさと考えて良いでしょう。
これだけどこにでも生息する鳥だからであるのか、何と雉は国鳥にも指定されています。
一見国鳥と言うと鶴やトキなのではないかというイメージもありますよね。

ですが雉は身近な場所で常に観察ができることや、見た目の美しさ、そして日本固有種であることが大きな要因となり1947年に国鳥とされたのでした。
その理由の中には昔から親しまれていたという話しもあり、調べていくと古事記や日本書紀の中にも雉の名前が出るほどだったといいます。
古来から美しく目を引く鳥であった雉だからこそ、昔話に登場するまでにいたったのでしょう。

雉の母衣打ちと生態

雉を調べていくと、その生態の中に母衣打ちというものがあります。
雉を説明するう上で、母衣打ちは外せないもの。
雉の母衣うちとは、雉の雄が独特の鳴き方で鳴いた後に、両羽を体にしっかり付けてバタバタさせることを言います。

雉の鳴き声は「ケーン」という高めの音が特徴的で、他には同じ鳴き方をする鳥は中々いません。
母衣打ちをする理由については、繁殖期などに鳴き声を出して縄張り争いのをするためであると言われています。
ただ定説では雌を呼び寄せるために母衣打ちをすることが多く、その母衣打ちによる鳴き声や羽の音で寄ってきた雌と交尾をするということです。

また繁殖期の雄は顔の周りの赤い肉腫が大きく膨らんだり、まるで闘牛の様に赤い物に敏感になるとも言われています。
鳥の目が色を認識できるのか?という問題ですが、実は鳥の視力は人間よりも優れているといわれており、磁界までもを見る事ができるという特技があります。
つまり雉が赤い物に反応しても、おかしなことではないということになりますね。

また雉はそこまで飛ぶのが得意な鳥ではなく、陸地を歩いて移動することもあります。
飛ぶときはなるべく短めの距離で低く飛び、その姿はまるで弓矢の矢のよう。
雉という漢字を見ると、矢と鳥という時が組み合わせっていることがわかりますね。低空飛行している雉が、まるで矢の様だったとその名が付けられました。

ですが実は雉の生態はそこまで解明されていないとのことで、全てが明らかになっていません。

世間一般的に言われている色見や鳴き声、母衣打ちなどの動作に関しては雄の雉を指しているということを覚えておきましょう。
雌は雄と違い、カラフルな色見ではなく全体的に茶色い色をしています。

ただ最近では雉の違う種類同士での交雑も進んでしまい、雉の種類が複雑化されてきているということも問題視されています。
そのせいで、雉の模様や色見も段々と変化しているという説もあるほど。

雉の母衣打ちの意味は戦国時代が関係している?

雉の母衣打ちという言葉ですが、母衣打ちとはいったいどのような意味があるのでしょうか。その話は戦国時代まで遡ります。
もともと武士は戦う時に鎧や兜を身に付けますよね。

その鎧の背中の部分に大きめの布を挟み、馬に乗って戦場を駆け抜けるという戦い方がありました。
この布のことを母衣と言い、旗印や馬印名が描かれている場合もあったといいます。
なぜこのような母衣をまとうのかというと、平安時代などの個人戦での戦いでは弓矢などの攻撃を避けるために有効だったという説が有力。

風を受けるとふわっと膨らんだ母衣が背中にあることで、背後からの弓矢攻撃からの的を当てにくくしたのでしょう。

ですが室町時代などになると、戦は段々と集団騎馬戦などに移行しました。
そのことで母衣をまとった戦いに変化が起きます。
母衣を背中の鎧の部分に挟んでいたのを止め、大きな布の中に竹などを組み、風を受けなくても元々膨らんだ形状を作った母衣をまといました。

これは、武士たちが戦場での見栄えを気にしだしたということから。
というのも、集団戦では武将がどこにいるのかわからなくなります。
現代では集団戦で敢えて目立ってしまうのは狙われてしまい危険だと思いますが、この時代では強さをアピールすることが美徳でありました。
その証拠に母衣武者という言葉があったほど。
母衣をまとい戦場に出ることは強い者の証だったのかもしれません。

情報伝達者や家臣の部下の中から、特に優秀で信頼をしていた武士には母衣をまとわせ、戦場に赴いたといいます。
つまり戦国大名から母衣を受ける事がでいるのはごくわずかの人物だけで、光栄なことであったということでしょう。

この戦国時代に名誉ともいうべき母衣という言葉を、なぜ雉に置き換えたのでしょうか。
それは雉が羽をバタバタした音が、戦国時代の武士たちがまとっていた母衣の音に似ているということから付けられました。
母衣は風をうけて膨らみ、戦いの最中に駆け抜けることで誰にでもわかるようなバタバタとした音が鳴っていたのでしょう。そのことから雉の交尾時期の一連の行動を、雉の母衣打ちと呼んだのですね。

雉の母衣うちの羽音とはどんな音?

雉の母衣打ちの名前の由来については理解できましたが、実際の母衣の音に似ている羽音とはどの様な音なのでしょうか? 人によりその感覚はそれぞれですが、ドドドという音に聞こえたり、力強いバサバサという音に聞こえたりするようです。

ケーンケーンと独特の鳴き声で2回ほど鳴き、その後に思い切り首を伸ばしたらバサバサと羽を動かし、鳥だとは思えない様なタフさを表現するのです。
雉はその生態が全てわかっていないとされていながらも、自分の縄張りを守るためや交尾のために、本能的にこれらの動作をすることになります。
雉の母衣打ちを初めて観察する人にとっては、まさに鳥類の神秘を感じる事でしょう。

ただ雉の母衣打ちとは、羽音が武士の母衣が風に舞う音に似ているという説と、母衣が風に舞っている姿が雉が行う一連の行動と似ているという意味もあるという説があります。

音か見た目か、最初のきっかけはどちらかわかりません。
ですが戦国時代の武士たちの母衣が、雉の仕草に似ていたということは誰の目にも明らかだったということなのかもしれません。

雉は地震が予知できる!?

実は雉の生態の特徴の1つに、地震を予知することがあげられています。
雉は空を飛ぶことが苦手な鳥であることはお伝えしましたが、そのために地上を歩いて進んでいくことがほとんど。
一日のほとんどが地面に足の裏がついているという、人間と同じ状態であるのです。

そんな雉は、足裏に振動を察知する鋭い感覚がある生き物の1つ。
実は地震を予知することができるというよりも、正確にいうと地震を素早く察知することができるのです。
その速さは人間が地震を感じるよりも何秒も早いといいます。

地震はたった数秒でも被害に巻き込まれることが多い天災ですし、雉のような飛ぶのが苦手な鳥だからこそ与えられた感覚だとも言えますね。
危険を察知すると即座に低空飛行し、その場から離れる雉も多いのです。この雉の低空飛行が素早かったことで、矢の様だと言われて理由かもしれませんね。

まとめ

こちらでは雉の母衣打ちをご説明すると共に、雉の生態についてまとめました。身近な鳥ではないと思っていた雉ですが、実は全国に生息しており、とても日常に密着した鳥であるということがわかりました。
今後はぜひ、雉の存在に注目してみましょう。
その神秘的な生態や能力は、知れば知るほど人々を虜にさせる魅力があります。




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