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結婚のお祝いをいただいたら、無事に式が終わった後にお礼状を送りましょう。
2人の門出をお祝いしてくれた方々に感謝の意を込めて、間違いのないように送りたいですよね。
大切なのはお礼状を送るタイミングや表書き、内容です。
しっかりと結婚式を締めるため、今回は結婚のお礼状の書き方についてご紹介します。
結婚のお礼状を書くにあたっての心得
結婚のお礼状は一般的に「結婚内祝い」に同封します。
内祝いと聞くと、多くの人が「結婚のお祝いへのお返し」だと答えると思います。
お返しというと、少し事務的な印象を抱かれるかもしれません。
お礼状を一緒に同封するときには、お返しというよりも「お祝いをしてくれたことへの感謝」を全面に出すようにしましょう。
文面は、感謝の気持ちがより伝わるように書くと良いですね。
結婚のお礼状の表書きはどう書くの?
表書きは、どう書けば良いのか迷う人も多いのでは?お礼状は内祝いに同封する形で送るのか、別でお礼状のみを送るのかで対応が異なります。
それぞれの表書きの書き方について、詳しく見ていきましょう。
内祝いに同封する場合
内祝いに掛けるのしに表書きを記入します。
表書きは「内祝い」か「寿」のどちらかにしましょう。
内祝い場合、のしは内側に掛けるのが一般的なのですが、直接お渡しする場合には外のしの方がわかりやすいですね。
お礼状のみを送る場合
事情があって内祝いを贈るのが遅れてしまいそうな時は、先にお礼状のみを郵送する場合もあります。
お礼状だけを送るときにはのしは使用しません。
宛名書きはなるべく縦書きで「きちんと感」を出すと良いですね。
筆記用具はインク式のペンや万年筆で、ボールペンは使用しないようにしましょう。
結婚のお礼状はどのタイミングで出す?
お礼状を出すベストタイミングはいつなのでしょう?結婚式が終わったらすぐに出すべきなのか、少し待つべきなのか、送りたい人別に見ていきましょう。
結婚式に出席してくれた人
結婚式に出席してくれた人の中でも特にスピーチなど役割を果たしてくれた人は、式が終わり次第すぐにお礼状を送った方が良いでしょう。
なるべく1週間以内に送るようにして、式でお世話になったことの感謝を伝えてくださいね。
ほかの人に関しては、式が終わってから1か月以内にお礼状を送りましょう。
お礼状の代わりに、結婚報告のハガキを送っても差し支えありません。
結婚式の時期がお正月とかぶる場合には、年賀状にお礼と結婚報告を記載しても大丈夫です。
欠席したけどお祝いをくれた人
結婚式には出席できなかったものの、お祝いの品を送ってくれた人もいるでしょう。
お祝いをいただいた時点で一度、電話や直接お礼を述べるようにします。
結婚式が無事に終わったら、改めて1か月以内に内祝いにお礼状を同封して贈ると良いですね。
内祝いの品はいただいた金額の3分の1から半額くらいのものを選んでください。
祝電を送ってくれた人
祝電を送ってもらったら、結婚式が無事終了して3日以内にお礼状をお送りします。
もし祝電が3千円以上するものであった場合は、内祝いにお礼状を同封して贈ると良いでしょう。
今はAmazonや楽天などで電報の値段は簡単に調べられるので、お礼の参考にすると良いですね。
お礼状はどのような内容が最適?
お礼状を書くといきなり言われても、どんな文を書いたら良いのかわからないですよね。
お礼状というのは挨拶文、中心となるお礼の文、まとめの文と3つの構成で成り立っています。
それぞれにどのような内容を盛り込んでお礼状を書けば良いのか、詳しく見ていきましょう。
最初の挨拶文
最初の挨拶文では「拝啓」などの頭語が必要です。
目上の人に送る場合は「謹啓」を使用しましょう。
次に季節を表す文を入れると、相手を思いやると同時に結婚した季節を覚えてもらいやすくなります。
「朝晩すっかり冷え込むようになりましたが」などと季節に関する文を入れてから相手を思いやる言葉を入れてください。
テンプレのような文を防ぐためには、挨拶の中に送る相手の名前を入れるのがおすすめです。
中心となるお礼の文章
結婚のお礼状の中心となる文章なので、まずは無事に結婚したことや結婚生活について簡単に書きましょう。
結婚をお祝いしてくれたことへの感謝や、これからもお願いしますという気持ちとこれからの抱負も書いていきます。
まとめの文章
締めの言葉は「末筆ながら〜」で始め、相手の健康を願う言葉を添えて、最後は頭語が「拝啓」だった時は「敬具」で「謹啓」だった時は「敬白」や「謹白」を使って締めます。
お礼状は相手によって文例が異なる
結婚のお礼状ですが相手によって内容が異なるため、きちんと使い分けましょう。
みんな同じような文章にしてしまうと、相手によっては違和感が出てくることもあるのです。
具体的にそれぞれどのような書き方をすれば良いのか、文例を詳しく見ていきましょう。
遠くからお祝いに来てくれた人
遠くからお祝いするために結婚式に出席してくれた人には、遠くから来てくれたことへの感謝と、機会があれば遊びに来て欲しい旨を伝えます。
「先日はお忙しい中、遠方より私たちの門出を祝っていただきありがとうございます」「久しぶりにお会いでき、お元気そうでしたのでとても嬉しかったです」「お近くにいらした際は、ぜひお立ち寄りください」
上司や同僚など会社関係の人
仕事関係の人には結婚式の出席へのお礼と、これからますます仕事を頑張りますという文章にします。
「ご多用にもかかわらず、式にご出席いただいてありがとうございます」「新しく家庭を築くにあたり、ますます仕事に邁進してまいります」「これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」
親しい友人
親しい友人には形式ばった文章ではなく、自身の言葉でラフに感謝の気持ちを表しましょう。
「結婚式に出席してくれてありがとう、おかげでステキな式になりました」「式についていろいろ相談に乗ってくれてありがとね」「新居にもぜひ遊びに来てね」
親以外の親族
親族には関係の深さにもよりますが、来てくれたことへの感謝とこれからもよろしくという気持ちを全面に出します。
「お忙しい中結婚式に出席いただき、ありがとうございます」「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」「これからも末永くよろしくお願いいたします」
両家の親
自分の親には少しソフトな言い回しで、義理の両親にはきちんとした文章で感謝の気持ちを伝えます。
「お母さん、お父さんのおかげでステキな式を挙げることができました」「2人で仲良く、幸せな家庭を築いていきます」
祝辞を述べてくれた人
結婚披露宴で祝辞を述べてくれた人に関しては、相手の名前を交えながら感謝の気持ちを込めて書きましょう。
「結婚披露宴では素敵な言葉をいただき、とても感謝しております」「家族も、素晴らしい上司(友人)に恵まれたねと申しておりました」「〇〇様にいただいた言葉を胸に刻み、これからも精進してまいります」「本来は直接お礼にお伺いするべきですが、まずはお手紙にて失礼いたします」
余興など役割を果たしてくれた人
披露宴を盛り上げてくれた人には、ソフトな文章でお礼の気持ちを伝えてくださいね。
「披露宴を盛り上げてくれてありがとう、おかげで素敵な思い出になりました」「家族も良い友達を持ったねって感動していました」「今度は食事でもしながら、改めてお礼を言わせてね」
受付の役割を果たしてくれた人
受付をしてくれた人には、あなたに頼んでよかったという気持ちを全面に出して文章を書きましょう。
「〇〇さんの丁寧な対応のおかげで、滞りなく式を挙げることができました」「式ではたくさんお話しできなかったので、今度ゆっくり食事に行きましょうね」
小物を手作りしてくれた人
ウェルカムボードなどを友人が手作りしてくれることもありますよね。
小物を手作りしてくれた友人には、あなたに頼んでよかったという気持ちを込めてお礼をしましょう。
「素敵なウェルカムボードを作ってくれてありがとう、とても嬉しかったです」「家に飾ってあるので、今度ぜひ遊びに来てね」
結婚式を欠席の人にもお礼状を出そう
結婚式に出席できなかった人にも、感謝の気持ちを込めてお礼状を書くことで相手に伝えやすくなります。
人間関係を円滑にするためにも、細かいところですがきちんとお礼状を書いておきましょう。
祝電を送ってくれた人
祝電を送ってくれた人への文例は、相手の言葉を引用して感銘を受けたということを全面に出していきます。
「心のこもった電報をいただき、ありがとうございます」「〇〇様がおっしゃっていた▲▲という言葉を胸に刻み、2人で歩んでまいります」
お祝いの品を送ってくれた人
お祝いの品をいただいた場合は内祝いとともにお礼状を送りますが、いただいたものは早速使っていますと報告しましょう。
「素敵なお祝いの品を贈っていただき、ありがとうございます」「早速新居で使わせていただいておりますが、とても気に入っております」
結婚のお礼状は封書で出すこと
結婚のお礼状を送るとき、どのように送れば良いのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
現金ならばご祝儀袋に入れれば良いけれど、お礼状の場合はどうしたら良いのか説明していきます。
結婚のお礼状を出すときには、基本的に封筒に入れて送ってください。
内祝いに同封する際も、封筒に入れて中に忍ばせます。
ハガキだと簡略的な印象が強く、お礼状として改めて送るにはあまり適しません。親しい間柄の人に結婚報告や年賀状などでお礼をする場合には、ハガキを使用しても差し支えないでしょう。
お礼状を書くときの便箋は無地のシンプルなものが基本ですが、親族に当てたものであれば綺麗な花柄など清潔感があるものなら特に制限はありません。
キャラクターものや柄が目立つものなどはいくら親しい間柄でも、お礼状に使用するにあたり不適切なので避けましょう。
白無地の便箋ですが、たとえ1枚で文章を書き終わってしまったとしてもうしろに2枚目を重ねておきます。
2枚目を重ねることで「もっとたくさんお礼を伝えたい」という意思表示になるのです。
結婚のお礼状を書く際の注意点とは?
結婚のお礼状を書く際には、注意点もあります。
普段何気なく書いているようなことも、実はお礼状に書くには適さないこともあるのです。
具体的に結婚のお礼状を書く際に意識したい注意点について、詳しく見ていきましょう。
自分の字で書くようにする
今は手紙もパソコンなどで打ち込んでも書けるようになりましたが、お礼状は感謝の気持ちを表すものなので自筆しましょう。
ボールペンはラフなイメージなので避け、インク式のペンを使用して丁寧に書きます。
忌み言葉は使わない
結婚のお礼状なので、忌み言葉といわれる「切れる」「割れる」などは使わないようにしましょう。
ふつうにお礼の文章を書いている分には忌み言葉を使うことはまずないので、最終的にチェックすれば大丈夫です。
自分たちの連絡先や住所を書く
お礼状で忘れがちなのが、自分たちの連絡先や住所を書くことです。
感謝の気持ちとこれからの末長い付き合いを願って送るのに、連絡先や住所を書いていないと交流が取れない可能性があります。
お礼の文章の最後に、必ず書き加えるようにしましょう。
まとめ
結婚のお礼状を出したい人に向けて表書きや文例、タイミングや注意点についてご紹介してきました。
結婚のお礼状を出すタイミングは相手によりますが、1週間〜1か月以内が基本です。
内祝いとともに送る場合の表書きは「内祝い」か「寿」で、文例も相手により異なります。
お礼状は封筒に入れて白無地の便箋に書くのが基本で、インク式のペンを使用しましょう。
忌み言葉を使わないように自分の言葉で、自分自身の字で書くようにしてくださいね。
素敵な結婚式をあげたら、きちんとお礼状を書いて締めましょう。