この機会に大切なあの方に贈り物をあげたい…そんなことを思ったことは誰にでもあるはず。
贈り物をあげる時の楽しみは、どんなものを選ぼうかということではないでしょうか。
相手の喜ぶ顔を想像するだけで、贈り物を探しに行くのが楽しみになりますよね。
ですが一体どのようなタイミングで、どんな贈り物を選ぶと、センスがあって上品な贈り物に見えるのでしょう。
そこでおすすめなのが、その時々の季節の贈り物なのです。
こちらではせっかくあげる贈り物なのであげるタイミングや、より相手にサプライズを与えるようなものの選び方などをご紹介していきます。
季節の贈り物は気持ちを込めるのが第一
誰かに季節の贈り物をと考えても、なかなかすぐに思い浮かびませんよね。
贈り物はもちろん気持ちなので、基本的にはあげたい時に贈るのが正解です。
ですがあまりに日常で贈り物ばかりしていると、相手に気を遣わせてしまうこともありますよね。
反対の立場だった場合も、同じではないでしょうか。
誕生日などでもない限り突然贈り物を貰ったら、嬉しい反面、お返しなどはどうしたら?と悩んでしまうこともあることでしょう。
そこでおすすめなのが、季節の贈り物。
日本には四季がありますし、その時々で色々な行事やイベントが用意されています。
例えばお歳暮やお中元にはじまり、バレンタインデーやクリスマスなども興味のある方は、絶好の贈り物日和ですよね。
季節の贈り物をすることで相手とより親密になれることもありますし、何より日頃抱いている感謝や愛情を伝える良い機会でもあります。
贈り物を選ぶこともあげることも、非日常的な時間であることは確か。
贈る側にも贈られる側にも、いつも言葉にできずにいる見えない気持ちが表現できる時間なのです。
中身ではなく、贈り物に手紙などをつけてしっかり自分の気持ちをまとめることも大事となります。
また贈り物をあげることにばかりこだわり、高額な品だけを探すということはやめましょう。
ただそうはいっても相手によりますので、シーンによるとこもあります。
あまり関係性の薄い場合は千円から3千円、友人や上司の場合は1万円ほどまでで探すのがベター。
相手を思い選んだものであれば、どんな物でも最高の贈り物になること間違いなしなのです。
季節の贈り物をあげるタイミングの種類を知りたい!
季節の贈り物と一口に言いますが、それでは一体どのようなイベントが通年を通してあるのでしょうか?
せっかくなのでその機会を知り、贈り物をあげたい時を逃したくないですよね。
そこで季節ごとに、あげる時期をまとめていきます。
季節:冬
- クリスマス
- お歳暮
- お正月
- バレンタイン
- 寒中見舞いの手紙と共に
季節:春
- ホワイトデー
- 入園・入学・就職祝い
- 卒業祝い
- 進級祝い
- 母の日
季節:夏
- お中元
- 暑中見舞いの手紙と共に
- 父の日
季節:秋
- 残暑見舞いの手紙と共に
- 七五三
- 敬老の日
などが主な四季のイベントとなります。
それ以外に通年を通して、還暦祝いや結婚祝い、出産祝い、引っ越し祝い、内祝いなどもあります。
ただこうして見ると、公的な贈り物のタイミングはそこまでないともいえますね。
もしも友人や恋人、家族などに贈り物をしたい場合におすすめなのが、やはり誕生日です。
相手の誕生日になら贈り物をあげる理由もありますし、相手にお返しの心配をそこまで気にさせなくて済みますよね。
選び方ですがお誕生月の季節のものを、選ぶのが良いかもしれません。
例えば春なら桜に関連するものや、薄いピンクのものなどを意識すると綺麗ですよね。
夏であればブルーの色合いのものや、扇子などの季節の贈り物がぴったり。
秋はボルドーカラーのアクセサリーや、薄手のショールなどもこれから肌寒くなる季節に似合るかもしれません。
冬なら白か濃い色見のマフラーや、セーターなどの毛糸グッズ。
このようにして色や素材を変えるだけで、その時々の旬の贈り物を簡単にピックアップすることができるのです。
季節の贈り物は上司や目上の方に最適!
季節の贈り物といえば、やはりお歳暮やお中元。
現代の若い方にはあまり理解できない部分もあるかしれませんが、日頃お世話になった感謝を伝える場合はこの機会を逃す手はありません。
お中元とお歳暮の違いですが、お中元は夏に贈るもの。
時期としては7月半ばから8月半ばです。
これは夏に贈る物であるので、当然半年間の感謝を表現した贈り物ということになるのです。
対してお歳暮は冬の時期に贈るもので、12月の10日辺りから20日頃に届けるのが通常でしょう。
お歳暮は1年間の気持ちを込める贈り物ですので、どちらかを選ぶのであればお歳暮を選んだ方が無難かもしれません。
ですが当然両方贈ることもマナーの1つでありますので、両方でもOK。
ただ両方を贈らないといけないルールはありませんし、そこまでお付き合いのない相手であれば両方を贈ってしまうと気を遣わせてしまうこともあるでしょう。
ケースバイケースでどのようにするべきかを、相手により検討するのが賢明ですね。
ですが目上の方や尊敬する恩師の方などには、毎年贈るようにすると礼節のある人だととってもらうことが出来るかもしれません。
春の季節の贈り物は和風にこだわる!
季節の贈り物というと難しくなってしまいますが、もしも春に贈りたい場合は和風にこだわってみるのはいかがでしょうか?
日本の春のイメージを聞かれると、「桜」と答える方が多いでしょう。
美しいピンク色の小さな花を咲かせる桜は、普段はそこまで植物に興味がない人でも心が癒され和むもの。
桜は、日本を象徴する花の1つですよね。
春に季節の贈り物を考えるのであれば、まさにその時にしかない季節感を表現するのがおすすめ。
そこで桜をモチーフにした和風小物などを選ぶと、とても上品にみえます。
女性であれば薄いピンクのスカーフや桜がデザインされたハンカチでも良いですし、ちょっとした気持ちを表現したいのであれば桜柄の布巾などでも綺麗ですよね。
また桜の香りの入浴剤やお香なども、とても人気があります。
男性に贈る季節の贈り物を考える場合は、桜そのものをデザインしたものではなくともよいかもしれません。
一見女性らしく見えそうなピンクでも、Yシャツやネクタイ、または万年筆などに少し入っているだけでセンスの良い男性らしさを出すことができます。
このように春の季節の贈り物として、桜モチーフのものを選んでみることをおすすめします。
季節の贈り物はパッケージを風呂敷に!
季節の贈り物をお中元などで贈る場合を除き、自分の手であげる場合はそのパッケージにもだわってみてはいかがでしょうか?
最近では風呂敷の人気が急上昇しており、簡単に包むことができるのでおすすめです。
例えば贈り物の中身にはそこまで季節感あるものを意識しなくとも、風呂敷柄で表現することも可能です。
春は桜、夏はスイカや風鈴、秋は紅葉、冬は雪の結晶など、それぞれの季節に合った風呂敷をパッケージに使うことで貰った方もワクワクすることでしょう。
また風呂敷はその後も利用できますし、大事にとっておくこともできますよね。
相手の方にお酒を贈りたい場合でも、ギフトバッグに入れるのも良いですが、風呂敷を使うとグっと雰囲気が出ます。
しかもどんなタイプの贈り物にも使えますので、内容を選ばないのもに魅力。
風呂敷は日本の伝統的な文化でもありますし、目上の方にも失礼に当たりません。
むしろ、好印象を持たれることもあるかもしれません。
現在の風呂敷には柄も多く、また生地感も選べるので包み方などもそれにあわせて変えるのも面白いでしょう。
季節の贈り物はあくまで内容よりも気持ち。
どんな風に相手を喜ばせたいかを一番に考え、高価なものであることよりも、より美しくセンスのある贈り物を心がけましょう。
まとめ
こちらでは季節の贈り物について、あげるタイミングや種類、パッケージのおすすめなどをまとめてきました。
贈り物はあくまで気持ちであることはもちろんですが、せっかくあげるのであればより特別感を演出したいもの。
同じ贈り物でも相手を思って選んだ贈り物は、きっと気持ちが届くはずです。
風呂敷アレンジなどを上手に使い、お金をかけることばかりではなく、よりその時々の季節感を表現できるように心がけてみてはいかがでしょうか?
またそれと同時にあげる方の立場を考え、お中元やお歳暮などを上手に取り入れて、日頃の感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。