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若水の読み方や意味とは?俳句に使われている福茶について

波紋
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created:2019.01.04 /
updated:2019.04.18

突然ですが「若水」って聞いたことはありますか?
実は1年のはじまりに深く関わる言葉なのですが、
若水の読み方や意味を知っている人はおそらく少ないのではないでしょうか。
昔から有名な俳句にも使われており、若水について気になっている人もいると思います。

今回は若水の読み方や意味について、詳しく見ていきましょう。
若水に関わりのある言葉として「福茶」についてもご紹介します。

若水の読み方は何と読むの?

水

若水と書かれていて、どのように読むのか一瞬悩んでしまいますよね。
素直に「わかみず」と読めば良いのか、もっとひねりをきかせて「じゃくすい」と読むのが良いのか。
多くの人が読んでいる読み方は「わかみず」で、俳句などでもこの読み方が使われています。

しかし「じゃくすい」でも使用頻度は少ないものの間違いではなく、どちらでも不正解ではないのです。
一般的には「わかみず」なので、若水と書かれていた場合は素直に読んでしまって問題ありません。

若水は他には、以下のような言い方があります。

  • 初水(はつみず)
  • 福水(ふくみず)
  • 一番水(いちばんみず)

言い方がわかると若水の意味も、めでたいものだとなんとなく想像がつきますよね。

若水がもつ意味とは?

若水の読み方がわかったところで、今度は意味について見ていきましょう。
他の言い方で「初」「一番」「福」と出てきますが、最初にくる福を願う行事といえば「お正月」ですよね。
若水は1年のうちの最初の日である1日の朝、すなわち元日に汲む水のことなのです。
若水を汲むことで、前の年を過ごしていて纏っていた邪気祓いができるといわれています。

もともとは平安時代の宮中でおこなわれていたもので、当時は立春におこなっていました。
時代が進むごとに節目としてわかりやすい、元日におこなわれるようになったそうです。

若水を汲む人は決まっている?

若水を汲むのは元日ですが、特に誰にも会わないような早朝にできるだけ遠い場所へ汲みに行くのが重要です。
中には元日になったばかりの1月1日午前0時過ぎに、すぐ汲みにいく人もいるのだそうですよ。
汲み終わるまでは口を開いてはいけなくて、誰かと会った場合でも喋ってはいけません。

実際に汲む時に地域によって異なる唱える言葉を言いながら汲むのが、幸せを呼び込むと言われています。
汲みにいく井戸の場所は恵方(福を呼ぶ方角)にあるところが良い、
水道なら蛇口にしめ縄をかけておくのが良いなどさまざまなローカルルールがあるのが特徴です。

若水を汲む人は年男で、地域によっては女性は若水に触れてはいけないというところもあります。
逆に主婦が若水を汲むのが良いといわれる地域もあり、さまざまです。
一家の大黒柱が若水を汲みに行き、妻がその神聖な水を使ってお雑煮を作ったり福茶を淹れたりする地域もあります。
その土地によって汲み方はさまざまなので、住んでいるところに合った方法で若水汲みをしたいですね。

本来は昔から井戸水を汲みにいくのが定番でしたが、現代では井戸もあまりないので水道水で代用可能となっています。
水道水を汲んでも良いとなると、たしかに主婦が汲んだ方が日頃水を扱っているのでより福がきそうですよね。
元日に汲んだ水でお雑煮を作ったり、お茶を入れたりしてそれを食べることで無病息災を願うのです。
1年を無事に平穏に過ごすためにも、若水を元日の早いうちに汲みましょう。

若水汲みのときの地域ごとの唱え方

元日に水を汲むとき、地域によって唱え方は異なります。
県ごとに、わかる限りの唱え方や汲むときの作法を見ていきましょう。

  1. 岩手県お正月の奇数日(1日や3日)にしめ縄を張った手桶や柄杓で汲みます。
    唱える言葉には、特に決まりはないようです。
  2. 秋田県元日明け方に誰とも会わないように、鏡餅を入れた桶を持って井戸へ行きます。
    鏡餅をちぎってお供えをし、汲みながら「年初めの年男、若水汲むとて白銀汲んだ」と唱えましょう。
  3. 福島県汲みながら「何故汲む、米汲む、黄金(こがね)さらさら、さらっと汲む」と唱えましょう。
  4. 島根県「水は汲まずに福を汲む」といいながら、実際は水を汲みましょう。
    水を汲んでいるけれど、これは福だという意味合いですね。
  5. 岡山県水を汲みながら「福を汲む、徳を汲む、幸いを汲む」と唱えていきます。

若水は俳句にも使われている

若水は日常ではなかなか使わない言葉ですが、おそらく有名な俳句で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
新年の最初に汲む水ということで、若水は俳句における新年の季語です。
新年に関する俳句を作るときに「若水」を使うと、粋な感じがしますよね。
有名な俳句は主に2つあるので、それぞれ見ていきましょう。

①小林一茶の俳句

「おらが春」で有名な小林一茶の俳句がこちら。
「名代に わか水浴びる 烏かな」
元日の水である若水を人に変わって浴びて、神聖な力をもったカラスがいますという意味ですね。

②正岡子規の俳句

「若水や 瓶の底なる 去年(こぞ)の水」
若水を汲む時に瓶を見たら、底には去年の水が残っていたという意味です。

若水と福茶の関係とは?

若水と同時に聞くことの多い福茶ですが、どういった関係があるのでしょうか。
福茶はお正月など節目のめでたい時に飲まれるお茶のことで健康長寿、無病息災を願って淹れます。
若水を使って体に取り入れることを「若水迎え」といい、邪気を払って1年健康に過ごすための縁起担ぎになっています。

お正月に淹れる福茶は若水を使っており、福茶の中でも特に縁起の良い「大福茶」と呼ばれているのです。
お正月には若水をまず年神様にお供えして、次にお雑煮やお茶を淹れるのに使います。
福茶は単にお茶を淹れるだけでなく、中に節目ごとの縁起物を入れましょう。

めでたい時にはよろこぶという意味が込められている昆布、縁起の良い花のひとつである梅を使った梅干しなどです。
節分には福豆を入れて飲むのも、縁起が良くおすすめですね。

村上天皇の時代、流行病で苦しむ人々に空也上人が十一面観音像を彫りました。
観音像のお供え物としてお茶の中に結び昆布や梅干しを入れたものを振る舞ったら、なんと病に苦しむ人々が次から次へと回復していったのです。
空也上人のおこないから、村上天皇はお正月に昆布や梅干しを入れたお茶=福茶を振る舞うようになりました。

お正月に淹れる大福茶は、天皇が始めたということから「皇福茶」とも書かれることがあります。
読み方は「おうぶくちゃ」となり、空也上人が始めた六波羅蜜寺ではお正月1月1〜3日に結び昆布と小梅を入れた煎茶が振舞われます。
福茶の起源がわかるので、興味がある人は足を運んでみてはいかがでしょうか。

若水はもともと月の水という意味?

若水は新年に汲んで飲むことで、1年を無病息災、健康に過ごすことができるというものです。
昔から日本では「月」の影響を受けており、
竹取物語などを見れば神秘的で見えない力をもったものだというイメージがありますよね。
月は満ち欠けを繰り返して満月から新月へと変化していきますが、
日本では月の満ち欠けを人間の生死に例えたのです。

有名な万葉集には「天に届くような高い橋があれば、
ツクヨミのもつ若水をとって若返らせることができるのに」と詠んでいるものがあります。
若水は本来ツクヨミ=月を擬人化したものにある神秘的なものだとされ、
水の力で若返り=不老長寿を得られるとされているのです。

月に関連した不死信仰はツクヨミの持つ「変若水(おちみず)」という若返りの薬として万葉集でも詠まれています。
霊薬のひとつとして変若水は、西洋の「エリクサー」と同等の扱いと言えるでしょう。
新年のはじめから「生きる力」を得ることで、1年を健康に過ごすことができるという意味があります。

若水はもともと月のものだというのは、すごく神がかっていてお正月に体に取り入れるものとしてはピッタリですよね。
新しい1年は神様が運んできてくれるという信仰に若水は欠かせないもので、年神様にお供えするというのも納得です。
若返りの霊薬が無病息災を願う神聖な水となって現代でも息づいているのは、それだけでありがたみがあります。
意味を知っているのといないのとでは、お供えするときの気持ちも全く違いますね。

まとめ

若水の読み方や意味、そして使われている俳句や福茶などについて詳しくご紹介してきました。
若水は「わかみず」と読み、新年のはじめに飲むことで
昨年までの邪気を祓うことができて1年を健康に過ごすことができる縁起物です。
汲んだ水はお雑煮やお茶を淹れるのに使われて、
福茶と呼ばれて結び昆布や梅干しを入れて飲まれます。

有名な俳人が読んだ俳句にも新年の季語として使われており、
現代ではなかなか馴染みはありませんが知っていると一目置かれる言葉です。
ぜひ意味などを把握しておいて、新年をより清々しい気持ちで迎えてみるのも良いですね。




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