左義長と言われて、いったい何?と思われる方が多いはずです。
左義長が行われる地域の方は良く知っている事ですが、地域や世代に寄っては、何?となる方が沢山います。
知らないなんて本当に勿体ない話です。
そこで、今回は左義長に付いて詳しく解説していきたいと思います。
是非、左義長の事を詳しく知り、より良いお正月を過ごし、その後もよりよくして頂く為のお手伝いをします。
左義長とは?詳しく意味を教えて!
左義長とは、お正月に行われる火祭りの行事の事です。
道祖神様のお祭りとして行われる地域もあります。
道祖神とは、路傍の神様の事です。
この神様は、村の守り神様です。
この神様は、村を守って下さっている事以外にも、子孫繁栄や交通の安全ための神様の事です。
この意味合いは地域により少し違いが有りますが、行う事は同じで、お正月やお盆に供養のために火をおこし火の煙や、ほのうで、供養をします。
これを火祭りといわれる地域もあります。
又、子供の行事と言われている地域もあります。
この時にお正月にしめ縄やお飾りなどお正月に神様をお迎えする際に活躍してお飾りを供養する際に火を焚き供養します。
この事柄が左義長です。
お正月にとても大切なおこないです。
では、左義長が行われますが、どの様なお祭りなのか?に付いて詳しくご説明していきたいと思います。
左義長祭って?どんなお祭り?
左義長は、供養を主におこなうお祭りです。
お正月にお世話になったお飾りを供養して下さいます。
その供養の際に火をおこしますが、火の煙で年神様が天へお帰りになられます。
この様なお手伝いをして下さるお祭りを左義長祭と呼ばれます。
又、地域に寄っては、呼び方が違います。
その呼び方に付いてご紹介します。
- どんどん焼き
- どんだら焼き
- どんどろ祭り
- さいと焼き
- おんべ焼き
- さいとう焼き
- ほっけんぎょう
- 三九郎焼き
- ほじょり
- 才の神焼き
などと呼ばれております。
バリエーションがあって凄くワクワクさせられますよね。
では、このお祭りに付いて詳しく解説します。
火祭りでは、1月におこなわれます。
そしてその際には、お正月に年神様を迎える為のお飾りなどを供養する為に火を焚きます。
この火を焚く方法ですが、地域やその神社の考え方などで変化すると言われます。
火祭りの火の焚き方は、地域や神社に違います。火祭りの今般的な火の焚き方や供養の気持ちは同じですが、違いとしまして、火祭りが行われる際に、太鼓を叩き、火の焚き上げと共に、太鼓の音を響かせるなんて地域も有れば、法被姿の男性軍が火祭りの為の竹を運び火祭りの為に、用意している地域も有ります。
この様に、法被姿で火祭りの為に、沢山の竹を集めて供養したい人達の前で用意してくれる事はなんだかこちらも、活気が出てきますよね。
では、その火のおこし方に付いてご紹介します。
青竹を束ねた後に木製の枝で結んで、その上に扇子などを添えて作ります。
一般的にはこの様に作りますが、地域や神社の方針により違いが有ります。
青竹を使用する方法は、始まりの平安時代から受け継がれている方法です。
そして、火には、お清めの意味が有ります。
ですので、火祭りの火は穢れを払いお清めをしてくれる大切な存在です。
そしてこの火によるお清めとお供養が終わった後には、地域により、ドンドン焼きの残り火で、お団子やお餅を焼いて食べます。
左義長祭はいつ行われるの?
左義長祭は、1月14日の夜ないし、15日の朝に行われます。
この1月14日から1月15日が一般的と言われていますが、地域により違いがあります。
九州では、6日から7日に行われる地域が存在します。
では、何故この時期にされるの?に付いてご紹介します。
この1月14日から1月15日には、小正月と呼ばれている日ですが、1年の初めに当たる満月の日といわれています。
この満月は、おめでたい日としての言い伝えが有ります。
ですので、この1月14日の日に左義長がおこなわれる事になったのです。
左義長の歴史や由来とは?
左義長の歴史とは、平安時代から始められました。
平安時代の宮中の宮中行事として行われておりました。
そして、時代が変わり、鎌倉時代にも受け継がれる様になり人々に火祭りが広がり、この頃には火祭りはみんなが知っている行事の一つとなりました。
この左義長は、お供養以外にも、お正月に降りて来て下さった年神様が、お正月が終わった際に天にお帰りになる為の目印この煙がなると言われております。
これが、由来となる事柄です。
左義長祭に供養して頂けるものとは?
左義長祭には、お正月に飾る飾りを供養して頂けます。
年神様を迎えた後お正月に凄く活躍してくれたお飾りを左義長祭の事を知らなかった時には、どうするか?と凄く悩むものです。
この左義長祭の行事を知って供養して頂こうと思った時にお正月飾りとはどんな飾りを持っていくのか?について詳しく書きだしています。
お正月飾りをざっと書き出してみました。
- 門松
- しめ縄
- 鏡餅
- 餅花飾り
- 破魔矢/破魔弓
- 粟穂稗穂
- 床の間飾り
などまだまだ沢山有りますが、この様な種類のお飾りです。
このお正月飾りを左義長祭で供養していただけるという事ですね。
そして、年神様に感謝の意味を込めてと火を焚いて、天へ気持ちよく帰って頂きましょう。
又、お守りなどを供養して頂きたい場合でも、地域の神社やお寺に寄っては、左義長祭の際にお守りなども一緒に供養して頂ける場所が有ります。
これは、お正月飾りと一緒で供養して頂けるので感謝の気持ちを一緒に伝える事が出来ますので、とても有難いですね。
左義長祭を行ってくれる場所はどの様に探すのか?
左義長祭をおこなっている神社やお寺を探す際には、自分が住んでいる地域で検索するとすぐに見つかりやすいです。
ポイントとしましては、先程も書いた様に、左義長祭と呼ばない地域も存在します。
ですので、この10個の名前と自分の住んでいる地域を検索の際に打つ事で見つける事も出来ます。
- どんどん焼き
- どんだら焼き
- どんどろ祭り
- さいと焼き
- おんべ焼き
- さいとう焼き
- ほっけんぎょう
- 三九郎焼き
- ほじょり
- 才の神焼き
この他にも、お寺や神社の方にお伺いしてみる事もいいでしょう。
そして、供養の仕方が気になられる方は、初めに火を焚く前の準備はどの様に行われるのか?や、火を焚く段階では、どの様におこなわれるのか?などを詳しく問いただしてみると、地域により、イベントの様に法被などを着ている地域や着物でして下さる地域などはその際に答えてくれます。
又その際には、お餅やお団子を焼いている場所を聞いてみたり、お守りなども一緒にお供養して頂きたい場合には質問してみると教えてくれますよ。
左義長祭の服装とは?
この様な大切な行事ですが、一体どんな服装で行けばいいの?っと悩まれた方に付いてご紹介します。
服装の決まりや指定は特にないですが、一般的には、正装と言われております。
その理由は、感謝の気持ちを込めて、年神様を天へおおくりするので失礼のない恰好をしなければいけないという事ですね。
普通の洋服で行く場合には、動きやすく、清潔感のある洋服を選ぶことです。
キラキラし過ぎていたり、柄や原色はやめましょう。
お飾りをもっていき、供養して下さるかたに手渡しますので、手もしっかりと清潔にして下さい。
ネイルが沢山付いていて、飾りに引っ掛かるなどはNGです。
爪を塗るにしても、控えめでシンプルにして、お飾りをもった時にも傷などを付けたり、飾りが取れたり、落ちたりしない様にお渡しできるような爪にして下さい。
又、服以外に気を付ける場合には、髪の毛をしっかりとカットしてだらしないと思われる様な髪型は止めましょう。
これは、年神様が自宅に来て下さる前にキッチリしておきたいものですね。
靴も歩きやすい物で、汚れをしっかりと落としておきましょう。
火を焚いて下さる方は、専用のお着物に袖をとおされている場合があります。
私達も着物で行っても問題は有りませんが、その際にも着物は余りにも派手過ぎる柄や模様の着物は避けましょう。
又、ファーなどでゴージャスに演出するのも辞めましょう。
二十歳を祝う会(旧成人式)や七五三ではなく、あくまで、年神様への感謝を伝え又来年もよろしくお願いしますと言う事を伝えるべき大切な日ですので、自分が主役では有りません。
この事をしっかり頭に叩き込み着る着物をきめましょう。
髪の毛もさっぱりと清潔にして、服装や靴そして爪に気を使い、清らかな気持ちで感謝と来年もどうぞよろしくお願い致しますとしっかりと伝えられる自分でいる心かけをして下さい。
これらは、全てマナーと考える事で、直ぐに行動出来ますよね。
年神様に失礼のない振る舞いをする事で、来年も又、私達を守りに来てもいいかな?っと思って頂ける自分である努力をしたいものです。
まとめ
いかがでしたか?今回は左義長祭に付いて詳しく解説しました。
お正月に自宅へ来て幸福を与えて下さる年神様の目印となるお飾りを火で供養してしますが、年神様が天に帰り又次のお正月に幸福を願い来て下さるのために左義長祭は大切な行事ですね。
その行事をしっかりと調べて着物や太鼓などでその場を盛り上げてくれるスポットを探したいものですね。
そして、火で焼いたお団子やお餅を頂く事で又一年頑張れそうですね。
貴方も、お正月に幸福を齎す為にあるお飾りをしっかりとした振る舞いの自分で、左義長祭に感謝の意味を込めて、左義長祭にいきましょう。