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「鞍馬山竹伐り会式」の日時はいつ?由来は?鞍馬山も楽しめる!

鞍馬山竹伐り会式
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created:2018.12.14 /
updated:2019.03.05

 鞍馬山は誰にでも知られている、有名な場所です。
京都市左京区にある山で、中腹には鞍馬寺が建っています。

標高584mのれっきとした山ですが、鞍馬山は鞍馬寺の御本尊が降り立った場所なので深いつながりがあり、鞍馬山というときは、鞍馬寺を指していることがほとんどです。
弁慶と牛若丸で有名な源義経が、少年時代に剣の稽古をした場所としても有名ですね。

そんな鞍馬山で行われる歴史ある儀式をご存知でしょうか。
「鞍馬山竹伐り会式」といいますが、勇猛なことで知られた僧兵の姿が見られる儀式です。
一体どんな由来があり、いつ行われる行事なのか、これから解説していきますね。

「鞍馬山竹伐り会式」はいつ行われる?その由来とは

 「鞍馬山竹伐り会式(たけきりえしき)」は、毎年6月20日に鞍馬寺で行われます。
僧兵姿の鞍馬法師が、長さ4m、太さ約10cmの立派な竹を切って、速さを競い、その年が豊作かどうかを占う儀式です。

この竹は大蛇に見立てられたもので、こんな由来があります。
今から1100年ほど前の寛平年間に、峯延上人(ぶえんしょうにん)という方が鞍馬山で修行をしていると、雄雌2匹の大蛇が現れました。
雄の大蛇は峯延上人の法力で退治され、龍ヶ獄という場所に捨てられましたが、雌の方は鞍馬寺の御本尊に供える香水(つまり鞍馬山の水)を守ることを条件に許されたそうです。

竹を切る鞍馬法師は近江座、丹波座の東西二手に分かれ、8人が2人1組になって競います。
両座に分かれて競い合うようになったのは、江戸時代中期からだそうです。
この競い合いを勝負伐りといい、それぞれ1本の青竹を山刀で五分割にして、早く切れた方が勝ちになり、勝った方の土地は豊作であるといわれています。

山刀は、山仕事専用のナタの一種ですが、それを使っても太さが10cmもある竹は、簡単には切れません。
かなり力技で、叩き切っているという感じがします。
切るときには竹の破片が飛び散りますが、これを持ち帰ると、魔除け・厄除けのお守りになるといわれています。

勝負伐りの後には、一生懸命に竹の破片を拾う子どもたちの姿を見ることができます。
雄の大蛇を表す青竹には、根が付いていませんが、雌の大蛇を表す青竹には根が付いています。
雌は峯延上人に許された故事にちなんで、竹も山に戻してもらえます。

 竹伐り会式は、竹を切って豊作を占うだけでなく、水への感謝や破邪顕正(誤った考えを打ち破り、仏の正しい教えを実践すること)を願います。
竹を力ずくで叩き切るところは、いかにも誤った考えを打ち破る感じがします。

雌の大蛇は鞍馬山の水を守ると誓ったので、閼伽井護法善神(あかいごほうぜんしん)という水の神様として本殿横に祀られています(閼伽井というのは、神仏に捧げるための清らかな水の井戸、という意味)。
いってみれば竹伐り会式では、水の神様の由来も語られているわけです。
水への感謝を捧げるのも理にかなっているのではないでしょうか。
特に今年のような猛暑だと、水に対しての感謝の念は深くなりますね。

竹を切るのはどんな人?「大惣法師仲間」とは

文章にすると長く感じられるかも知れませんが、勝負伐りはあっという間に終わってしまいます。
先に竹を切り終わった鞍馬法師は、山刀を持ったまま本堂へと全力で駆け込みます。
スピードもあるし、ものすごい迫力なので、見ていると鞍馬法師は危なくないのかと疑問も湧きます。

昔から鞍馬には独自の自治組織・「仲間」がありました。
旧鞍馬村は7つの「仲間」というグループに分けられていました。
江戸時代になる頃には、仲間ができていたといいます。
竹を切る鞍馬法師たちは「大惣法師仲間(おおぞうほうしなかま)」といい、「大惣仲間」というグループの中でも、権威がある人たちです。

かつて法師仲間は半僧半俗でしたが、現在では至って普通の暮らしをしており、平日は会社務めをしている人もいるそうです。
仲間は世襲制で、これがあるから鞍馬では昔ながらの儀式や祭りが廃れることなく続いています。
竹伐り会式のとき、鞍馬法師たちの僧兵の姿ですが、黒い麻の法衣は先祖伝来だそうです。
頭の被り物は五条袈裟といいますが、これを弁慶かぶりにした様子は、世襲制というのもうなずける、歴史を感じさせる出で立ちです。

竹切り会式では山刀を扱うため、間違いがあってはいけません。
鞍馬法師たちは本番の1週間前から、家族とは別の火で煮炊きしたものを食べ、身を清めながら、当日使う草鞋を編み、刀を研ぎます。
人を惹き付ける迫力ある儀式には、それだけの準備が必要なのだと実感できます。

神輿を担いだり、山車を曳いたりして参加できる祭りも楽しいですが、見物客は決して参加できないような緊張感があふれる儀式というのも、素晴らしいものです。
とりわけ竹伐り会式は、ほかの祭りなどに比べて、昔のままの姿が残されているそうですから、大惣法師仲間のみなさんには頭の下がる思いがします。

今日本中の色々な場所で、祭りなどの伝統が消えそうになっています。
生活の変化や、祭りに参加する人たちの後継者不足など理由はたくさんあるでしょう。
普通の人たちが、伝統ある儀式を伝えるために、自分たちで仲間を作って、自らを律しながら生きて行くことには、私たちも学ぶことがたくさんありそうです。

竹を切る以外にもある!「竹伐り会式」での見どころ!

竹伐り会式は勝負伐りが始まる前から興味深い儀式が続きますので、ぜひ最初から見物してくださいね。
竹伐り会式は14時頃、関係者が本殿に入った後に、牛若丸の装束をした稚児による「七度半の使い」で幕を上げます。
近江座と丹波座の間を行き来して、口上を述べるのが何ともかわいらしいです。

その後に始まるのが、竹ならしで、このとき竹伐り会式本番で使う竹の長さを切りそろえます。
このときは少ない回数で、きれいに竹を切るのがよいとされています。
この竹ならしだけでもかなり迫力があります。
その証拠に竹ならしが終わると、竹伐り会式が終わったと勘違いをして帰ろうとする人がいます。
この後始まる竹伐り会式の迫力に慣れておくためにも、ぜひ竹ならしも見物してくださいね。

竹ならしがおわると、「南天招福の舞」という舞楽が奉納されます。
南天は難を転ずるに通じるとして、災難を吉事に変える縁起がよい植物とされてきました。
殺菌作用もあるそうで、南天がトイレの外に植えられていたのは、そのためです。
竹伐りをする鞍馬法師の腰にも南天が挟んでありますが、難を転ずるという意味のほかに大蛇を退治するときの毒消し意味もあるのです。

舞楽は普段鑑賞する機会は余りありませんが、衣装が色鮮やかな大陸風で、見ているだけでも楽しいものです。
しかも稚児舞も見られます。
とてもかわいらしいので、こちらもお勧めです。

「竹伐り会式」の舞台・鞍馬寺が素晴らしい!

竹伐り会式の舞台になるのは、鞍馬寺本殿金堂です。
金堂の前には、狛犬ではなく阿吽の虎がいるのが珍しく感じられます。
鞍馬寺の御本尊が毘沙門天のため、そのお使いの虎が狛犬の代わりにいるそうです。

阿吽の虎は鞍馬寺のお守りにもなっています。
特に土鈴は素朴でかわいいので、お土産にピッタリです。
鞍馬寺には、牛若丸に関する場所もいくつかあります。
日本人には牛若丸(源義経)が好きな人が多いので、これは嬉しいですね。

平家を討つために鞍馬寺を出発する際、牛若丸が別れを惜しんだ「背比べ石」や剣の修業中に水を飲んだとされる「息つぎの水」がその場所にあたります。
木の根が顕になっていて脚が引っかかりそうな「木の根道」でも牛若丸が夜毎修行をしたそうですが、自然が作り出した不思議な光景に目が釘付けになるに違いありません。

今でも鞍馬山には、ヤマネやテンが現れる自然が残されているのです。
人間が作り出したものと自然が見事に一体になっているのが、鞍馬寺の素晴らしさです。

鞍馬寺の境内に入るためには、300円の愛山費が必要になります(高校生以上)。
またケーブルカーに乗るときも、大人は1回に付き200円の寄付を求められます。
鞍馬寺と鞍馬山がこれからも維持されるのなら、喜んで払いたいですね。
鞍馬寺と鞍馬山が維持されないことには、竹伐り会式も途絶えてしまいかねません。
ちなみに竹伐り会式そのものは、無料で見物することができます。

まとめ

鞍馬山の竹伐り会式の由来や、いつ行われるのかについて解説してきました。
千年以上も前から続く儀式をその目でじっくりと楽しんでください。

竹伐り会式が行われるのは、これから梅雨になろうとする鬱陶しい時期ですが、うまく竹の破片をもらえたら、幸せな気分になれますね。
また、自然と一体化して建っている鞍馬寺も、ゆっくりと味わってください。
ずっと人とともにあり続けてきた鞍馬寺の偉大さが身に沁みて感じられることでしょう。
そんなときにきっと人間には、感謝の気持ちが湧いてくるのだと思います。

ぜひ竹伐り会式で、幸せな気分と感謝の気持ちを実感してください。




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