春はお花が綺麗に色づく季節です。
皆様は「花祭り」をご存じでしょうか?お花の咲く季節に開催されるお祭りです。
今回はお花祭りに付いてより詳しく知っていただくために、お花祭りの由来やどんな催しがあるのか、開催されている地域などについて詳しくご説明します。
お花祭りとは?
お花祭りとは、4月8日にお釈迦様の誕生を祝うお祭りのことです。
では、いったいどんな事をするのか?というと、花御堂のお釈迦様に甘茶をかけ、供え物をしたり、きれいなお花を挙げたりします。
花御堂は、お釈迦様がお産まれになったルビン園をかたどって作られました。
全国でもこの時期には桜まつりが開催されます。
お花祭りは、中国から日本へと7世紀に伝えられたお祭りです。
お花祭りの由来となる出来事とは?
お釈迦様は産まれた日が4月8日ですので、そこから始まったとされています。
由来はこの出来事で、お釈迦様をお祝いする事と敬う事としております。
お花祭りは、別名が存在し、その名は灌仏会、仏生会、降誕会、などと言われております。
お釈迦様に付いて詳しく教えて?お釈迦様はどんな人物?
お釈迦様が仏教の開祖だとご存知の方もいるでしょう。
お釈迦様は、紀元前5世紀前後にインドの北部で釈迦族の王子として生まれました。
生まれた瞬間に天地を指さし「天上天下唯我独尊」と唱えたエピソードは有名です。
この言葉は、「広い世界で、私たち人間にしかできない尊い使命がある」と解説されています。
29歳の頃に修行を始め、執着を捨てるために王子としての地位や立場も捨て、妻子とも離れ、さらに苦しい修行を重ねることになります。
そして35歳の頃、悟りを開いたのです。
そしてお釈迦様は数々の言葉を世に残したのです。
そのいくつかを紹介しましょう。
- 生まれを問うな行動を問え
- わたしは愚かであると認められる者こそ、賢者である。
- 堅い岩が風に揺るがないように、賢い人はそしられてもほめられても心を動かさない
- 沈黙しても批判され、多く語っても批判され、少し語っても批判される。この世に批判されない者はない。
これらを読むだけでも、お釈迦様は優れた視点で物事や世の中を見ていると感じますよね。
そしてこの名言を読んでいると、悩んだ時や孤独を感じた時、迷いを感じた時に、考えたり、行動を決めるアドバイスにできますね。
そしてお釈迦様は、長い旅にも出られたそうですが、その際に人の悩みや苦しみに付いての根源を考え我々人間が苦しむ根源から逃れ幸せになりたい幸せのためにたくさんの行動をおこしたそうです。
その行動や振る舞いから尊敬する人物か増え弟子がたくさん付いたそうです。
甘茶とは?
薬用の植物で、ヤマアジサイの変種です。
甘茶は、マズルの葉を乾燥させて蒸出した飲み物で、江戸時代あたりに発見されたと言われています。
お茶という名前がついていますが、精製薬としても使用されています。
甘茶は夏場に取れる植物です。
この甘茶は、中部地方の産地で誕生した植物で、現在は、長野県で栽培されています。
甘茶には、分解されると甘みがもの凄く出るグルコフィロウルシンという成分が含まれています。
その甘みは、砂糖10000倍と言われる程の甘みだそうです。
では、甘茶ですが、なぜお花祭りに甘茶をかけるようになったのでしょう?お釈迦様がお産まれになった際に、龍が産湯をかけたとう説があります。
このエピソードから、お釈迦様の像に甘茶をかけるようになりました。
元々は甘茶ではなく香水でしたが、今では甘茶をかけるお寺がほとんどです。
お花祭りにお供えする花のお勧めは?
お花祭りには、お花をお供えしますが、ではどの様なお花がお勧めでしょう?
花束やブーケなどもよいですよね。
お勧めはこの時季ならではのお花などもいいですよね。
チューリップもたくさん色を混ぜ、カラフルな花束を作るのもいいですね。
また、仏教では定番であるユリや菊をお花のアレンジに加えてみるとお釈迦様に喜んでいただけるかもしれません。
では、ブーケの簡単な作り方に付いてご紹介しますので、是非、トライしてお花祭りに持っていってください。
まずは、お花を用意します。
今回は4月の季節のチューリップとお釈迦様の定番のユリで作っていきたいと思います。
これは別々にして作ります。
チューリップは茎がしっかりとして長いので、お花祭りに持ち寄る際には、移動なのどのことを考え、短めにカットします。
お好みの本数とカラーを一束にまとめるイメージでまとめていきます。
その時に、色の並びに気を付けることが大切です。
色の並びを意識して並べることにより、出来上がりには自分の気にいった配列の配色が完成します。
綺麗に並べたら、柔らかい針金やモールの様なもので束ねていきます。
そして、移動時間などを考えて茎の部分のさきにティシュに水を含ませて絞りくるみます。
これで完成です。
ゆりも同様に茎の部分をカットしていきます。
そして色を選んでいきます。
お勧めは白のユリを多い目にとり、ピンクや黄色のユリを真ん中に入るという組み合わせです。
そして針金やモールでくるみティシュを巻いたら完成です。
両方とも色鮮やかで華やかなお花が完成しますよ。
お花祭り開催の場所とは?
では次に、開催されている場所をご紹介します。
*東本願寺* 住所 東京都練馬区谷原1-3-7
本山花まつりが開催されています。
題材的に広告見出しも出ています。
*高松市仏教会* 住所 秋田県横手市平鹿町浅舞字浅舞286
花まつり 地域の保育園の子供たちを
招きお祝いもしております。
*総本山智積院* 住所 京都府京都市下京区堀川通花屋町下ル
智積院こども花まつりでは、
お釈迦様にお茶をかけて敬うことができます。
そして知恩院付近には桜の花が咲き乱れています。
凄く綺麗ですので気持ちも晴れやかになりますよ。
*愛宕山* 茨城県笠間市泉ここで開催されます。
お花祭りには桜が一面咲き乱れてとても綺麗です。
お花は約2000本が咲き乱れています。
*国分寺* 住所 志摩市国府3476
国分の花祭りが開催されます。
*西川公園の花祭り* 住所 西川花公園 香南市香我美町中西川684
ここでは、イベントがたくさんあるので、
家族や子供さんと一緒に出掛けたいものですね
*静峰ふるさと公園* 住所 那珂市静1720-1
静峰ふるさと公園で行われる八重桜まつり (那珂市)は、
ナイトコンサート等も開催されますので、
お釈迦様へ感謝しお花を楽しんだ後にコンサートを
楽しんで満喫したいものですね。
*大阪城公園* JR大阪城公園駅・森ノ宮駅地下鉄森ノ宮駅・谷町四丁目駅
約3,000本の桜が咲き乱れます。
3,000本?聞くと見てみたいものですよね。
こんな時にはお釈迦様の誕生に感謝しながら、
空を見上げ桜を見て生きる喜びを感じたいものですよね。
お釈迦様の誕生日をお祝いするついでにい私たちもお花を見に出かけたいものですね。
ご友人と出かけるのもよし、彼氏とデートで行くのもよし、楽しんで出かけみて下さいね。
お近くでもいいすし、少し遠くに出る場合には、お釈迦様がお産まれになった花御堂へぜひ足を運んでみてくださいね。
まとめ
今回は、お花祭りについてのお話をしました。
お花祭りには深い歴史や由来があることはご理解いただけたと思います。
お花祭りに行かれる際には、ぜひともお釈迦様を敬い命の尊さを感じながらのお花祭りの参加は気持ちが晴れ生き生きとして楽しんでいただけますよ。