贈り物を贈られると、幸せな気持ちになりますよね。
贈り物はどちらかというと贈る側の方ばかりがフィーチャー(目立つ)されがちですが、受け取る側もきちんとマナーを守ることが大切です。
受け取る側がマナーを守ることで、贈り物に絡んだ双方が気分良くなれます。
贈り物を受け取ったら思い浮かぶのが内祝いやお礼状といったものですが、相手に失礼にならないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
今回は贈り物を受け取る側が守るべきマナーと、内祝いやお礼状について詳しくご紹介していきます。
贈り物を受け取る側のマナーとは?
贈り物をする際に贈る人は品物の種類や包装、渡すときの言葉など細かいところまで気を遣います。
多くの場合、贈り物をすることばかりに集中して受け取る側のマナーについてはあまり気にしない傾向にあるのです。
贈り物の種類によりますが、結婚や出産など人生において大きなイベントに贈られた場合はお返しをする必要があります。
お返しのことを内祝いといい、お祝いに関する一連の流れの一部となっているのです。
贈り物を直接ではなく郵送などでいただいた場合は、受け取る側はお知らせとしてお礼状を送らなければなりません。
受け取ったら受け取りっぱなしではなく、贈った相手が「〇〇さんに贈り物をして良かった」と思えるような流れにしたいですね。
贈る側は「贈って良かった」、受け取る側は「もらって良かった」と思えるのが贈り物をするにあたって大切なことではないでしょうか。
贈り物に対して良い感情が芽生えたとき、改めてより人間関係が良好になっていくのです。
大切なポイントは、贈り物を受け取ったらまずは心から喜ぶことが挙げられます。
中身がわかったら、具体的な感想を贈ってくれた人に伝えることも重要です。
ありきたりでテンプレートを貼り付けたようなお礼は、相手の心に響きません。
具体的なお礼を言うことで、自分にぴったりの品物を贈ってくれてありがとうという感謝の気持ちを伝えることができます。
贈られた品物を使った、あるいは食べたシーンについて詳しく話すとより良いでしょう。
マナーというほどではないかもしれませんが、相手と円滑な関係を築くためには大切なことです。
贈り物を受け取る際の手順とは?
贈り物を受け取る側は、特に何も考えずにもらうだけで良いというわけではありません。
受け取る時にもきちんとした手順を踏まないと、贈ってくれた相手に対して失礼になることもあります。
上品でスマートに、かつ常識的に贈り物を受け取るにはどのような流れで行動すれば良いのか見ていきましょう。
①包みを置いて軽く
お辞儀をする贈り物は通常、紙袋などから出されて渡されることがほとんどです。
包みを受け取ったら、まずは置いてから軽くお辞儀をしましょう。
最初に言葉でお礼を言う前に、感謝の気持ちを行動に移すことが大切です。
座っている場合に包みを下に置くのは一見してマナー違反のように感じますが、実は正しい方法です。
立っている場合は棚やテーブルの上に置くのも、問題はありません。
贈り物の包みを持ったままではなく、一度手から離してお辞儀をするのが大切なのですね。
いただいた贈り物は、上座側に置くのがマナーです。
②贈り物をいただいたお礼を言う
軽くお辞儀を済ませて贈り物を上座に移動させたら、今度はきちんといただいたことに対してのお礼を言いましょう。
「この度は〇〇の贈り物をいただき、ありがとうございます」相手の目を見ながらゆっくりとしたトーンで言い、喜びを伝えてくださいね。
相手に伝わる言い方としては明るく声のトーンを高くして、笑顔で対応するのが良い方法です。
③贈り物を別の部屋に持っていき、戻る
受け取る側は、贈り物をずっと放置するのは良くありません。
受け取ってお礼の挨拶が済んだら、贈り物を手に持って別の部屋に持っていくようにしましょう。
放置せずに別の部屋に片付けることで「大切に受け取りました」という証明にもなるのです。
移動させたら、すぐに元の場所に戻りましょう。
贈り物を受け取ったらお礼状は出すべき?
贈り物を受け取った後には、お礼状は出す必要はあるのでしょうか。
お礼状に関しては、遠方からの郵送など直接受け取れなかった場合のみ送るようにしましょう。
理由は、直接受け取った場合は相手に口頭でお礼を伝えることができるからです。
もちろん確かに受け取ったということを、贈る側が自身の目で確かめることができます。
一方で郵送などの場合はお礼状を送らないと、実際に相手に贈り物が無事届いたのかわからないままなのです。
お礼状には具体的にどんなことを書けば良いのか、悩んでしまうという人も多いですよね。
必ず入れておきたい項目としては贈り物が無事届いて受け取ったということと、いただいた贈り物の感想です。
受け取った際の季節のことを冒頭や文末に加えても、まとまりがでやすくなります。
お中元やお歳暮などのギフトの場合には、基本的にお返しが必要ないためお礼状は書かないことが大半です。
一方で結婚祝いなどのお返しが必要な遠方からの贈り物の場合は、お礼状を書くようにしましょう。
贈り物をもらったら内祝いなどお返しは必要?
結婚など、お祝いに関する贈り物を受け取った場合にはお返しが必要です。
お祝いといっても就職や子供の成長などの場合では、特にお返しは必要ないと考えられています。
もちろんお返しをしてしまっても問題はないので、相手との関係性を重視しましょう。
お祝いに対するお返しを内祝いといいますが、金額相場や贈る時期など迷ってしまうことも多いですよね。
贈られた側が内祝いを贈るときの時期や金額、表書きや水引などのマナーをみていきましょう。
・いつお返しする?
内祝いはどんなお祝いで贈り物をいただいたとしても、1ヶ月以内にお返しするのがマナーです。
1ヶ月以上過ぎてしまうと、何の目的でお返しをするのかわからなくなってしまいます。
お祝いで贈り物を受け取った場合には、なるべく早い時期に内祝いを準備しましょう。
・いくらくらいお返しする?
内祝いを贈る際に一番悩んでしまうことが、いくらくらいお返ししたら良いのかという金額面での問題です。
一般的に内祝いの場合は、いただいた贈り物の半額〜3分の1くらいの金額を考えます。
問題なのは、いただいた贈り物の値段 がわからないということですよね。
現代は気になることがあれば、すぐに細かいところまで調べられるのが便利です。
いただいた贈り物に対して、金額を調べるという行為に罪悪感を抱く人もいるでしょう。
もし金額を調べずにいただいた贈り物よりも高価なものをお返しした場合、もっと失礼な印象を与えてしまう危険があるのです。
心が痛む部分はありますが、ホームページなどをチェックして大まかな金額だけは調べておきましょう。
・表書きは?
お祝いの贈り物への内祝いは「内祝」で、シンプルなお礼の場合なら「御礼」を表書きとします。
のし紙は外装袋に掛ける「外のし」スタイルが主流です。
ぱっと見で何の目的があって贈られたものなのか、すぐにわかるようになっています。
・水引は?
結婚の内祝いだけはそう何度もあっても困るものなので、一度きりの「結び切り」を選びます。
出産の内祝いなど、何度あっても良いものに関しては「蝶結び」を使用しましょう。
贈り物を受け取れない場合はどうする?
贈り物を受け取ったは良いものの、さまざまな事情から受け取れないこともあります。
お祝いなどではなく、多くは異性からのプレゼントですね。
贈り物を拒否してしまうと、相手との関係にヒビが入ってしまうのでは?と気にしてしまいます。
相手を傷つけずにうまく受け取らずに済む方法は、どんなものがあるのでしょうか。
まず大前提として、下手に贈り物を受け取ってしまうと余計に相手を傷つけることになる可能性があることが挙げられます。
気持ちのない異性の贈り物を受け取った場合、両想いだと勘違いされてしまうこともあるのです。
トラブルを防ぐためにも受け取る側は「嬉しいですがお気持ちだけ、いただきます」と、丁重にお断りしましょう。
あまりにバッサリと断ると、思わぬトラブルを生む危険性もあるのでやんわりとお断りするのがおすすめです。
まとめ
贈り物を受け取る側が守るべきマナーと、内祝いやお礼状について詳しくご紹介してきました。
受け取る側は最低限のマナーとして、喜びを表現しながら具体的な感想を言う必要があります。
お祝いの贈り物に関しては内祝い、郵送で贈られた場合はお礼状を送りましょう。
双方が気持ち良くいられるためにも、お互いにマナーを守って相手のことを考えていきたいですね。
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