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第二十三候、紅花栄の歴史と奥深さを考察して初夏を感じる

七十二候の紅花栄の紅花
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created:2019.05.26 /
updated:2019.03.13

七十二候と聞いても、すぐに季節の表現であるということに気が付かないかもしれません。

古来の日本人は今自分たちが暮らしているこの日本は、どのような風土でどの様な食べ物、生き物が季節ごとに変わっていくのかということに注目してきました。それはカレンダーがない時代に、農作物の収穫時期や雨季を予測する大切な感覚だったのです。

もともとは中国から入って来た七十二候ですが、現在で日本特有のものだけをピックアップし、表現しているのです。数を見ればわかる通り、季節に関係する事柄が72個もありますので、すぐに覚えにくいかもしれませんがぜひこの機会に第二十三候である紅花栄について知って初夏を迎えてみましょう。

紅花栄の読み片とは?

七十二候の中で第二十三候にあたる紅花栄の読み方ですが、これはべにばなさかうと読みます。

紅花とは最近油としても有名な、赤い花が咲く植物です。
読み方は簡単にそのまま読むことにし、べにばなが栄えるという意味から付けられました。漢字がたった三文字だけで、その季節感を凝縮して表現しているのですから、昔の方はすごいですね。

ただここで気になるのが、さかうという読み方はあまり日本ではしないということですね。この栄という字に「える」と送り仮名をつけて、栄えると読むことが定番です。栄えるとは繁栄するという意味でもあり、この第二十三候でいうと紅花が咲き誇るという意味合いになるでしょう。

では「咲く」という漢字をあてて、紅花咲でもよさそうなものですね。
おそらくこの第二十三候では、あたりに赤い花が一面咲いているという様な表現をしたかったのではないでしょうか。確かに咲くだと、どのくらいのエリアで紅花が咲いているのかということはわかりません。そこで栄という漢字をあてて、目の前一面に紅花が咲いているという表現をしたに違いありません。

読み方は同じでも、使う漢字だけで意味の広がりが変わるのも、考えられていますね。

紅花が染料として認められた歴史

紅花と聞いても、最近は紅花が咲いていること自体を目にしない方も多く、どんな魅力があるのかを知らないという方もいることでしょう。

紅花は初夏に咲く花であり、キク科に属します。キク科と聞くと日本が原産のように思うかもしれませんが、実はエジプト周辺が原産地となります。しかもこの紅花が確認されたのは、4千年も前だというから驚きですね。

この紅花は染料として有名であり美しい赤い色に染まる様は、まさに鮮烈という表現がぴったりでしょう。

実はエジプトでは4千年も前から、女性のオシャレの材料として染色や化粧品として紅花が使われてきました。ただ誰しもが容易にできるオシャレな染料ということではなく、おそらく王族や権力者の中にいる女性だけが使うことができたのではとも言われているのです。つまり高価なものであったということですね。

そんな紅花の花色は、最初から真紅であるわけではありません。
咲き始めのころは黄色であり、段々と色が変化して紅くなってくるのです。

そんな紅花が日本に入ってきたのが、5,6世紀と考えられています。古来より染料として使われてきた紅花は、江戸時代には高価なものとして位置づけられました。それは着物などの染料として使うということだけではなく、その扱いから貴重なものとされてきたのです。紅花は茎に棘があるため、やみくもに摘めるわけではありません。

そこで早朝の茎の棘がまだ柔らかい時に花びらだけをうまく摘みに行き、その花びらを手間暇かけて発酵させたり、乾燥させたりして染料としての「紅餅」というものを作り上げます。この時間のかけ片が、値段に比例するものだとしてどんどん高騰していったのだといわれいます。

二大染料としての紅花の繁栄

紅花生産で栄えた最上川

紅花は日本で江戸時代における二大染料の1つとして有名です。

紅花は室町時代の最後、日本の山形県に本格的に入ってきました。紅花に関する家業は、江戸時代でも山形県の最上川付近を中心として栄えてきた職種。

ただどうして山形県でここまで栄えてきたのかということですが、山形県の風土がそうさせたわけではなく、最上川という川があることで船での行き来が可能となり商売が発展したと言われているのです。電車やバスがない江戸時代には、川がある地域に文化や商売が繁栄しやすいとも言われているからです。確かに世界的に発展をとげた高度文明も、国を代表する大きな河の流域ですよね。

紅花は衣料品や布などの染料を染め上げるだけではなく、口紅などの原料にもなっています。発色の良い紅は、まさに女性の口紅に最適です。昔は今ほど化粧品が作られていないので、紅花で作られている口紅はとても便利な代物だったのですね。ですがそうはいっても、やはり一部の裕福な層しか持つことは出来ませんでした。

現在でも山形県の紅花は観光客を呼んでおり、1997年には山形県の花と認定されたのです。二大染料のうちのもう1つは、藍染色。藍染色の商品は徳島県の特産品と呼ぶべきものであり、目を引く深い青色はジャパンブルーとも言われるほど美しいのが特徴です。職人が心を込めて染める藍染色は、阿波藍とも呼ばれ、日本の藍染色の大半を占めています。

この藍染色と紅花染色が江戸時代の二大染色であり、現在でも日本の伝統文化を象徴しています。

紅花栄の意味は、「紅花」ではないかもしれない説浮上!

この第二十三候の紅花栄ですが、ここだけ見ると当然紅花であると思いますよね。

ですがもしかしたらこの紅花が、山形県が誇る紅花ではない可能性があるというのです。実は紅花について、かの有名な松尾芭蕉が俳句を詠んでいます。この句を松尾芭蕉が呼んだのは5月27日前後であることがわかっているのですが、ここだけ見ると季節もぴったりであるといえます。

ただこの句が詠まれたのは旧暦。実際には7月10過ぎのことを指しているのです。

現在でも山形県の紅花は7月の初夏に、真っ赤に咲き乱れることで観光客を呼び寄せています。
一応紅花の開花時期は5月とされてはいますが、先ほどもお話しした通り、紅花はいきなり紅い花を咲かせるわけではありません。最初はオレンジ色であり、段々と赤くなるのです。そうなると開花初期の5月には、一面が赤いということは考えにくいのです。

そこで出てくるのがつつじ説。
紅花栄の時期はなぜか5月末のことですよね。旧暦でみると確かに7月のことを指していますが、現代の暦でいくとつつじが有力なのです。つつじはどこでも見ることができ、その生命威力の強さから路上でも綺麗に見頃を迎えます。今でも道路脇などに、綺麗に並ぶつつじを見かけることがありますよね。またもしかしたら紅花栄の紅花はつつじに限らず、「紅い花全般」である可能性が高いとも言われているのです。

日常生活における紅花の意外な使い方とは?

紅花のアップ

紅花とは、染料や化粧品としての原料として知られていますよね。

実は油や染料以外にも、ハーブや漢方などとしての使い方もあるのです。紅花には血流を良くすることで高血圧などの血管トラブル、またはホルモンバランスを整えることでもその使い方に注目が集まっています。

例えば紅茶として紅花を摂取することはおすすめの方法で、冷え性が多いとされている女性には特に好まれている使い方です。紅茶であれば無理やり摂取しなくとも飲みやすく、おやつの時などにも気軽に飲むことができます。

紅花は漢方上では「こうか」と呼び、生薬としてその成分の効果が期待されています。
ちょうど紅花が咲き乱れることが5月から7月とされているのですが、そこから花を摘み紅餅にするのには時間もかかります。現代では加工することも可能ですので季節は関係ないでしょうが、昔はそうはいきませんよね。おそらく時間をかけて作った生薬などは、夏バテや冬の冷え性などの滋養強壮などにも使われたのかもしれませんね。

まとめ

こちらでは七十二候の中の1つ、第二十三候紅花栄の内容や歴史、健康維持のための使い方などをご説明してきました。

紅花は日常であまり見慣れない花ですが、太古の昔より染料や健康増進などに使われていたことがわかります。5月末の時期に紅花という言葉を使った本当の理由は謎である部分もありますが、どちらにしても季節感を見事に表現していることには変わりありません。

七十二候を知ることで、初夏の季節感を知り日本の新しい魅力に気が付きたいところですよね。




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