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「壬生の花田植」の由来とは?見どころは飾り牛?開催はいつ?

壬生の花田植えの様子
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created:2018.12.14 /
updated:2019.03.17

日本人はお米を食べなくなったといわれていますが、炊きたての白いご飯が好きだと思う人はまだ多いのではないでしょうか。
昔から日本人の食卓に欠かせなかったお米を育てるために、田植は重要な行事でした。

田植は稲の苗を植えるという目的がありますが、その年最初の田植はお祭りとして行われることが多かったのです。
そんな私たち日本人と切り離せない、田植に関するお祭りですが、いつ頃始まったのか、どんな由来があるのかなどを知れば一層楽しめるようになりますよ。

「壬生の花田植」はいつ行われる?どんなお祭り?

田植祭りは日本中にありますが、今回は広島県の北広島町にある壬生という地区で行われる「壬生の花田植」について解説します。
毎年田植の時期に合わせて、6月の第1日曜日が開催日になっています。

田植祭りはどこも早乙女と呼ばれる若い女性が主役です。
早乙女とは田植をする女性で、紺色に白の絣模様の着物を短めに身に付け、赤い襷をかけて田植をする姿は、お馴染みです。
初夏ならではの風景ですし、つい早乙女だけに惹きつけられてしまいますが、壬生の花田植では、早乙女だけが田んぼにいるのではありません。
田植の指揮をとるサンバイ(三拝)や、大太鼓・小太鼓・手打鉦・篠笛で賑やかにお囃子を演奏してくれる囃し方も、一緒に田んぼに入ります。

サンバイは田の神という意味もあります。
サンバイは手にササラという打楽器を持って、拍子を刻みながら田植歌を歌うので、大勢の人数が一斉に田んぼに入っても、揃って田植ができます。
田植が一つの踊りになるので、見ているととても楽しくなり、花田植が昔の人たちの娯楽だったことがよく理解できます。

また囃し方は、腕を天高く伸ばし、大きく体をゆすりながら太鼓を叩きます。
バチには上下に馬の毛でできた房が付いていて、囃し方の動きとともにバチがクルクルと回ります。
囃し方が耳だけでなく目も楽しませてくれるのです。

また近頃は畑で見かけなくなった農耕牛が登場するのも、壬生の花田植の特徴です。
この日のために特別に調教された牛が、華やかな飾りを着けて人間と一緒に田んぼに入ります。
この牛は飾り牛と呼ばれ、田んぼに入るまでは壬生商店街を行進して、私たちの目を楽しませてくれます。
このように田植祭りの中でも、壬生の花田植は大掛かりで見どころが満載なのです。

「壬生の花田植」はいつ頃できた?その由来とは

西日本では鎌倉時代から、ササラや太鼓で拍子を取り、笛に合わせて田植歌を歌いながら田植をしていました。
これは「はやし田」、「田ばやし」と呼ばれ、重労働の田植をする人たちの慰労のため、田の神様に米の豊作を願うために行われたと考えられています。

江戸時代から明治にかけて、田ばやしは盛んに行われました。
壬生地区でも、地主が大掛かりな田ばやしを行っていて、当時から近隣では有名だったそうです。
飾り牛は華やかな造花で飾られ、早乙女たちも着飾っていたために、壬生では「花田植」と呼ばれるようになりました。
これが壬生の花田植の由来です。

時代の流れから、一時は花田植が行われなくなったこともありましたが、日本人にとって大切な米に関する文化を絶やしてはいけない、ということで花田植を伝えていく活動が始まったのです。
北広島町の壬生地区と川東地区の田楽団が中心となり、農家だけではなく町の商店の人たちも参加して取り組んできた結果、平成23年に壬生の花田植はユネスコの無形文化遺産に登録されました。
これほどのお祭りも放っておいては消えてしまうのかと考えると、怖いような気がします。
地元の人たちの尽力で、壬生の花田植が今でも楽しめるのはありがたいですね。

飾り牛がかわいい!「壬生の花田植」当日の流れと見どころ

壬生の花田植は午前10時50分からの道行で始まります。
これは行進と演技披露のことで、壬生商店街で行われます。
子ども田楽を始め、壬生・川東田楽団の演技を間近に見ることができます。

もちろん行進には飾り牛も一緒です。
先頭の牛は、主牛(おもうじ)といい、これを務めるのは大変名誉なことでした。
かつて主牛はオス牛でしたが、今では体格のよいメス牛が務めています。
色とりどりの布をかけられ、豪華な花鞍(こうした行事に使われる専用の鞍・上に幟が立つようになっている)を着けられた牛たちの姿は華やかで見飽きません。

かつては農作業を行う上で、欠かせない相棒だった牛をこうして飾ってやることで、感謝の気持ちを表したのかも知れませんね。
午後からは花田植の会場で、実際に田植が行われます。
飾り牛も田んぼに入り、代掻きをします。
代掻きとは、田起こしが終わった田んぼに水を張って、土を更に細かく砕いて、丁寧にかき混ぜて土をならす作業です。
稲がよく成長するためには大切な作業で、花田植においても、見どころの一つです。

すでに牛が農作業をしなくなってから、長い年月が経っています。
人間と牛が協力して行う作業が見られる機会は余りありませんから、これはぜひ見ておきたいですね。
足場の悪い田んぼの中での、田楽団のみなさんの演技にはきっと感心できるでしょう。

田植をするだけでも、大変な作業です。
その上、お囃子の演奏もしているのですから、見る前からその素晴らしさは予想ができますよね。
お祭りではほかに戦国時代や平安時代の衣装をいくらでも見ることができますが、この素朴な衣装の美しさはそれらに決して負けていません。
絣の着物や飾り牛の色とりどりの飾りが、緑の山々に映えてとても美しく感じるでしょう。

さすがに「一大田園絵巻」と自称するだけのことはあります。
日本人なら、ぜひこの花田植の美しさを存分に味わってください。

花田植だけでなく、レトロな壬生商店街も楽しんで!

花田植当日に道行が行われる壬生商店街は、レトロな雰囲気で、散策するのにもピッタリな場所です。飲食店が何件かあるので、疲れたらそこで食事をするのもよいですし、近くには飲食ブースができているので、買い食いをするのもお祭りらしくてよいでしょう。

和菓子やたこ焼きなど売っているものもバライティーに富んでいます。
お土産も調達することができます。
花田植の和傘と提灯や、壬生のゆるキャラ・花田舞太郎のグッズもたくさん販売されていて、お土産にピッタリだと思います。

花田舞太郎は飾り牛がキャラクターになったもので、永遠の10歳だそうです。
とってもかわいいですよ。
商店街には花田植展示会場もあり、農機具や写真の展示を見ることができます。
手作り感が漂う展示会場は、誰でも自由に見られるのでお勧めです。
花田植のときには、壬生商店街も楽しんでみましょう。

花田植のときには一緒に楽しみたい!美しい花笠踊りの意外な真実

花田植以外の見どころもあります。
本地の花笠踊りです。
花笠をかぶった一団のゆっくりとした踊りには思わず目を奪われます。
花笠といっても、1.5mほどの竹ひごに、和紙で作った花が付いており、頭から膝のあたりまで隠れてしまう大きさですから、中の人はよく見えません。

花笠の美しさから、てっきり中の人は女性かと思いましたが、実は全員男性です。
戦国時代に敵の城を攻めるために、血気盛んな男性を踊り子に変装させて送り込んだことが由来の踊りだそうです。
なるほど、それなら体が隠れているのは好都合です。

花笠もかなりの重さがあり、女性が身につけるのは厳しいようです。
美しい花笠と中身の男性との意外性が楽しい踊りです。
本地の花笠踊りは、昭和47年に無形民俗文化財に選定されています。
当日の主役は花田植ですが、本地の花笠踊りも見られるとは、得した気分になりますね。

花田植を見ていると、やっぱり気になる!日本の伝統食

壬生の花田植に限らず、田植祭は日本人の食べ物に関係しているので、どうしても食べ物のことが気になってきます。
それもその地方独特の、昔から人々に食べられてきたものに心を引かれます。

北広島町では、田植え時期の食べ物として、チシャもみというのがあります。
チシャはレタスの原種で、それを手でちぎって(包丁を使うと変色するため)塩で揉み、水に晒してから酢で味を付けます。
サバなどの焼き魚の身をほぐして混ぜることもあるそうです。

また田植えのときに、お昼としておにぎりが振る舞われることがあります。
丸いおにぎりに(関西方面はおにぎりが三角ではありません)きな粉をまぶしたものや、黒豆入りの塩むすびなどが朴葉に包まれているそうです。
朴葉に包まれているのは、作業中でも簡単に口に入れられるようにという気遣いです。

飲食ブースや飲食店で食べられるものも美味しくてよいのですが、こうした昔ながらの食べ物を口にする機会があれば、一層自分が何を食べてきたか、これから何を食べるべきかについて考えられるような気がします。

壬生の花田植に限らず、田植祭は日本人の食べ物に関係しているので、どうしても食べ物のことが気になってきます。
それもその地方独特の、昔から人々に食べられてきたものに心を引かれます。
北広島町では、田植え時期の食べ物として、チシャもみというのがあります。

チシャはレタスの原種で、それを手でちぎって(包丁を使うと変色するため)塩で揉み、水に晒してから酢で味を付けます。
サバなどの焼き魚の身をほぐして混ぜることもあるそうです。
また田植えのときに、お昼としておにぎりが振る舞われることがあります。

丸いおにぎりに(関西方面はおにぎりが三角ではありません)きな粉をまぶしたものや、黒豆入りの塩むすびなどが朴葉に包まれているそうです。
朴葉に包まれているのは、作業中でも簡単に口に入れられるようにという気遣いです。

飲食ブースや飲食店で食べられるものも美味しくてよいのですが、こうした昔ながらの食べ物を口にする機会があれば、一層自分が何を食べてきたか、これから何を食べるべきかについて考えられるような気がします。

まとめ

壬生の花田植について解説してきました。
昔から日本人の生命をつないできた米を育てるためには、人間だけの力では足りませんでした。

牛の力、そして神様の力も借りなければならなかったのです。
いろいろなもののおかげで、食べ物が手に入る、これは私たち日本人が普段は忘れていることです。

壬生の花田植を鑑賞することで、大切なことを思い出すよい機会になるとよいですね。
普段の食事に関する気持ちまで、変わってしまうかもしれません。
壬生の花田植にぜひ、出かけてみてくださいね。

 




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