年齢を重ねてくると知人友人からのおめでたい報告が増えてきますよね。
特に、出産報告をもらった時なんかは自分のことのように喜んでしまいます。
報告をもらったら出産祝いを贈りたいところですが、出産祝いのマナーは慣れていないとわからないことだらけですよね。
特に、ギフトで贈ろうと考えている方はどんなものが喜ばれるかわからず不安が残りますよね。
自分が子育てをしている立場であればなんとなく目星が付く場合もありますが、まだ出産を経験していない場合はご両親にどんなものが喜ばれるのかは想像がつきにくいです。
また、悩んで贈った出産祝いで、結果的に先方を困らせてしまうという事態は避けたいですよね。
それでは、出産祝いに贈るギフトはどんなものが喜ばれるのでしょうか?
今回は、出産祝いとして贈った時喜ばれるギフトの種類について4つ挙げてご紹介します。
出産祝いに選ぶギフトの基準は?
ギフトを贈るならやっぱり喜んでもらえるものを選びたいですよね。
ですが、出産経験がない場合、新生児を抱えた家庭でどんなものが喜ばれるのかはなかなかイメージしづらいところです。
それでは、出産祝いのギフトはどのように選べば良いのでしょうか?
・消耗品や食べ物などの「消えもの」は困らせない定番
どんなお祝いのギフトでも言えることですが、いくらあっても困らないような消耗品や、食べればなくなってしまうものなどの「消えもの」はギフトでは鉄板です。
赤ちゃんの居る家庭なら絶対に使う「おむつ」や「おしりふき」、「粉ミルク」はもちろん、よだれかけやベビー用の食器など、赤ちゃんのための消耗品は重宝されます。
・長く遊べるおもちゃや絵本
赤ちゃんは様々なことに興味を持つので、赤ちゃん用のおもちゃはあまり外れません。
また、絵本は赤ちゃんが触って楽しむような知育絵本はもちろん、お母さんが読み聞かせるための絵本など、様々なジャンルのものが用意されていて、長く楽しむことができるため、贈り物としても喜んでもらえる可能性が高いです。
・ご両親のためのギフト
出産祝いはもちろん赤ちゃんが生まれたことへのお祝いですが、これからがんばって育てていくご両親のためにギフトを選ぶというのも出産祝いとして喜ばれます。
出産直後のお母さんでも楽しめるお菓子やジュースなどの食べ物ギフトが一般的です。
お酒は母乳に影響があるため避けるようにしましょう。
・直接ご両親の意見を聞ける場合はきいて選べば間違いなし
実際に子育て真っ最中のご両親に聞くことができるのであれば、どんなものが欲しいのか本人たちが最もよくわかっているので、必要なものを確実に贈ることができます。
また、おむつはサイズが合わないものを贈っても困らせるだけですし、スキンケア用品も赤ちゃんのアレルギーについて熟知していなければ避けたほうが無難です。
ファーストシューズも赤ちゃんの足のサイズを知らない場合は使うことができません。
洋服などの衣服はご両親の趣味もあるので、サプライズで贈って喜ばれるかどうかは結構博打です。
赤ちゃんの体のサイズや教育方針、ご両親の趣味など、不明なことをきちんときける間柄ではない場合は、とりあえずで贈ることは避けて、ご両親向けの食品ギフトやサイズの関係ない消耗品などを選ぶようにしましょう。
お菓子のギフトはご両親のねぎらいにぴったり
赤ちゃんに使うものを贈るイメージの強い出産祝いですが、実はご両親向けのギフトも喜ばれることが多いお祝いのひとつです。
特に、出産に向けて食べ物に気を遣っていたお母さんには、ねぎらいの意味を込めてお菓子を贈ることも選択肢に入れて良いでしょう。特に、母乳ではなく完全にミルクで子育てをするご家庭であれば、母親の食べるものに制限はないので、出産前は食べられなかった甘い物などの嗜好品を贈るとお母さんの息抜きにもぴったりです。
注意しなければならないのは、母乳で育児をしているご家庭の場合です。
母乳はお母さんが食べたものが直接影響するので、母乳のために食事制限をしているというお母さんは珍しくありません。
食べられないものを贈ると困らせてしまうので、事前に食べても良いものと食べられないものをきいておくことがおすすめです。
相手の好みや食生活がわからないという場合で、お菓子を贈りたい時は、カフェインが含まれている食品と、お酒が含まれている食品を避けて選ぶようにしましょう。
いくらあっても困らない「タオル」は定番ギフト
特別大喜びされるというほどではありませんが、先方の迷惑にならない無難なギフトという意味では「タオル」を贈るのは定番です。
赤ちゃんの居る家庭では、大人だけで生活している時以上にタオルが活躍します。
ギフトで贈るタオルですが、赤ちゃんに使ってもらうと考えると、赤ちゃんの肌のことを考えた柔らかくて上質なものを選ぶようにしましょう。
肌に優しいという意味で喜ばれるのはガーゼタオルです。
ガーゼタオルは肌触りが優しく、お風呂上がりやよだれを拭くためにも使うことができます。おくるみの代用品として使われることもあり、子育てという意味では本当にいくらあっても困らない品物といえるでしょう。
オーガニックコットンが使われたものがお母さんに人気で、ギフトとしても多くのブランドで用意されています。
何を贈れば喜んでくれるかわからない場合は、日常ではあまり買わないような少し値段の張る良いタオルを検討してみてください。
出産祝いの定番「アルバム」は喜ばれる?
出産祝いとしてよく選ばれるギフトのひとつに「アルバム」があります。
子どもができると、写真を撮りたいイベントが目白押しです。
お宮参りやお食い初めなどの行事ごとはもちろんのこと、初めて家に帰ってきた、初めて寝返りをうった、いただいた洋服を着せた、など、初めてのことばかりでついつい写真や記録が増えていきます。
そんな成長記録を形で残すという意味で、「アルバムは何冊あっても困らない」とよく出産祝いで贈られます。
ギフトショップによっては、名前入りでアルバムを作ってくれるところもあり、たくさん写真を残す家庭ではあまりお金をかけられないところを、お祝いとして少し良いアルバムで楽しく記録していってもらおう、ということなんですね。
ですが、カメラもデジタルカメラが主流で、パソコンやスマートフォンで画像管理するというご家庭が増えてきていることもあり、アルバムを贈ることには賛否両論で、人によって意見がわかれます。
また、スクラップ形式のアルバムはきれいに写真を整理するのにも労力がかかるので、現像して写真を置いておくという家庭でも、アルバムを飾るのが苦手なご両親であれば持て余してしまうので注意が必要です。
アルバムを贈りたいと思った場合は、相手のご家庭での写真の扱いについてきいてから検討したほうが良いでしょう。
ギフトに悩む場合はギフト券やカタログギフトも
現金を贈るのは気が引けるけれど、何を贈れば喜んでもらえるのか全くわからない、絶対に失敗したくないという場合は、間を取ってギフト券やカタログギフトを贈るというのもひとつの選択肢です。
ギフト券であれば金額もわかりやすいので、相場で選ぶことができますよね。
「現金と変わらないのでは?」と思われる方も居ますが、出産後入り用になるものは家庭によってまちまちなので、ギフト券でいただいたほうが結果的に助かる、という家庭は少なくありません。
現在は出産祝いの贈り物として人気があるくらいです。
出産祝いや子どものイベントで贈ることを想定した「こども商品券」なども用意されていますが、使いみちが限定されたり有効期限が設けられていたりと融通がききにくいので、クレジット系の商品券やAmazonギフトカードなどの使い勝手の良いギフト券を贈ると喜ばれるでしょう。
ギフト券を贈るのはやっぱり抵抗感があるという方には、カタログギフトがおすすめです。
カタログギフトは出産祝い用に特別に用意しているお店も多く、予算の範囲内で家庭で必要なものやご両親が欲しいと思ったものを選んでもらうことができるので、まず失敗しません。
失礼にならず、相手のご家庭に選んでもらえるという意味では安全なプレゼントです。
まとめ
出産祝いを用意したいと思った時、考えなければいけないのは「本当に使ってもらえるのか」「贈って迷惑にならないか」という視点です。
せっかくのギフトなので、普通に購入するものよりも少し上質なものを選ぶと良いでしょう。
また、ベビー用品にこだわらずにご夫婦に喜んでもらえるギフトを用意するというのも出産祝いの選択肢のひとつです。
出産は出産する前も出産した後も奮闘しなければいけないことが山積みなので、様々な視点でどんなものが喜ばれるのかを想像して考えてみてください。