皆さんは「初秋」という言葉を知っていますか?
筆者はこの言葉は普段身近にあるような気がしますが、
秋の始まりという少し涼しさを感じることのできる言葉の印象があります。
しかし、メディアなどでこの言葉を耳にする時期は思っているよりも早い気がしませんか?
今回はそんな初秋について詳しくご説明したいと思います。
日本の面白い風習などもご紹介していますので最後までぜひ読んでくださいね!
初秋っていつのこと?立秋とは?
初秋とは秋の始まり、涼しい時期という印象ですが、実際はいつの時期を指すのでしょうか?
定義として、初秋とは8月7日の立秋から9月7日の白露の前日までの頃を言います。
8月7日はまだまだ暑さの残る夏真っ盛りな時期ですが、日本では昔からこの日以降を秋とされています。
ですので初秋とは8月7日から9月7日頃までの1ヶ月と言えます。
*立秋とは?*
2018年の立秋は8月7日ですが、毎年8月7日または8日です。
現在ではこの1日だけを指しますが、実は立秋とはこの日から始まる17日間を表す事もあるようです。
*由来について*
立秋とは秋の気配が感じられるころ、夏から秋への移り変わりの頃です。
夏の暑さは8月初めから立秋の頃にピークになり、立秋を過ぎると徐々に涼しくなります。
立秋は中国から伝わる二十四節気という太陽の高さに応じて1年を24の季節に分けたものから由来されるため、気候のズレがありました。
当時も現在も、立秋の始まりは夏真っ盛りであったようです。
また、この日以降「暑中見舞い」で出していた手紙は「残暑見舞い」に変わります。
初秋の旬の食べ物を知ろう!
暑さもだんだんと落ち着いてくるこの時期ですが、美味しく栄養のあるものをしっかり食べて体力をつけたいものです。
以下に初秋に旬を迎える食べ物をご紹介したいと思います!
1.秋刀魚
この時期に旬を迎え、脂の乗りが良く焼くと香ばしい香りがする魚です。
名産地→北海道
2.トマト
糖度が高く、様々な料理に使用されます。
火照った体を冷やしてくれる作用もあります。
名産地→熊本県
3.ぶどう
甘くみずみずしいのが特徴で、贈り物にも重宝されます。
名産地→山梨県
4.真鰯
大衆魚として親しまれ、
栄養豊富ですり身やはんぺんなどによく使用されます。
名産地→三重県
5.苦瓜
凹凸のある外見と苦味が特徴で、健康食として広く知られています。
名産地→沖縄県
旬の食材を使ったレシピをご紹介!
夏バテをしてしまって食欲がなくなってしまった、と言う経験をする人は多いのでは無いでしょうか?
そんな時スタミナのつく簡単なレシピがあればすごく助かりますよね!
今回はそんな方のためにおすすめ栄養レシピをご紹介したいと思いますので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
*焼きサンマごはん*
材料(2人分)
- 秋刀魚:1尾
- ごはん:3杯分
- 青じそ:5枚
- ネギ:少々
- 生姜:少々
- ゴマ:少々
- 塩、醤油、ごま油:お好みで
*作り方*
- 秋刀魚の下処理をし、塩を振り、 こんがり焼く。
- 青じそを千切り、ネギを小口切り にする。
- ボウルにご飯、生姜、骨を取って解した秋刀魚、
青じそを入れてしっかり混ぜごま油、塩、醤油てわす味を整えて完成。
※ごま油の香りが良く、秋刀魚の甘みと生姜のアクセントが食欲をそそる一品です。
*トマトとクリームチーズのサラダ*
材料(2人分)
- トマト:2個
- クリームチーズ:200g
- オリーブ油、塩、胡椒:お好み
*作り方*
- トマト、クリームチーズを食べやすく切る。
- オリーブ油、塩、胡椒を合わせ
お好みのドレッシングを作ったら1と和えて完成。
※トマトやチーズで美肌効果もあり、疲労回復にも効果的な一品です。
おつまみにもおすすめです。
*ゴーヤとベーコンのおかか炒め*
材料(2人分)
- ゴーヤ:1/2本
- 塩:少々
- ベーコン:3枚
- 油..少々
- だしの素:少々
- 砂糖:小½
- 醤油:小1
- 鰹節:少々
*作り方*
- ゴーヤは薄切りにし、塩もみし、放置 する。
- ベーコンを食べやすい大きさに切り、
油を熱したフライパンにベーコンと1のゴーヤを加え、炒める。 - だしの素、砂糖、醤油で味を整え、 最後に鰹節を飾って完成。
※苦いゴーヤですが、甘辛く味付けするため苦手な方も食べやすいレシピです。
あと一品欲しい時にすぐにできるので忙しい時に大変便利です。
初秋の花ってどんな花があるの?
季節の変化を感じさせてくれる花ですが、この時期の街中にはどんな花が咲いているのでしょうか?
以下に花言葉と併せてご紹介したいと思います!
1.菊
黄色や白の花を咲かせ、短日性の植物です。
花言葉→高貴
2.彼岸花
8月によく見かける花で、赤くダイナミックな見た目が特徴的です。
花言葉→情熱
3.金木犀
甘く香りが強いのが特徴で、黄色の小さな花を咲かせます。
花言葉→謙虚
4.ダイアモンドリリー
ピンク色の美しい花を持ち、キラキラと輝く事から名づけられました。
花言葉→また会う日を楽しみに
初秋に飛ぶ鳥ってどんな鳥がいるの?
季節ごとに元気な声を聞かせてくれる鳥ですが特に早朝に鳥のさえずりを聞くと心が落ち着きますよね。
ではこの季節にはどんな鳥が飛んでいるのでしょうか?
1.タカブシギ
シギの仲間で、身体に鷹のような模様が あります。
スズメとハトと中間くらいの大きさで、水田の近くに生息しています。
2.セッカ
真夏の時期によく見られ、茶色い身体を持ちます。
スズメよりも小さく、「ヒッヒッ」と鳴いたり
「チャッチャッ」と鳴いたりと変化する珍しい鳴き声が特徴的です。
3.カワラヒワ
オリーブ油色の羽を持ち、スズメほどの大きさです。
「キリキリ」と鳴き主に植物の種を食べます。
時候の挨拶ってどんな風に書けば良い?
手紙や文書を書く際に暑さの残る時期に、「初秋」は使えるのでしょうか?
どのように使ったら正しいのか悩んでしまいますよね。
以下に細かい時期に分けて例文をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!
*冒頭文の例文*
- (8月中旬)
初秋の候、お盆が過ぎ朝夕は随分過ごしやすくなりましたが、 お変わりないでしょうか。 - (8月下旬)
初秋の候、暑さも峠を越え心なしか涼しくなった気がしますが、いかがお過ごしでしょうか。 - (9月上旬)
初秋の候、台風一過の空が青く澄んで 心地よい秋晴れとなりましたがお元気で しょうか。
*結びの例文*
- (8月中旬)
まだまだ暑い日が続きますが、どうぞ ご自愛下さい。 - (8月下旬)
8月も残り僅かとなりましたが、くれぐれも健康にはお気をつけ下さい。 - (9月上旬)
清涼の季節、さらなるご活躍をお祈り 申し上げます。
初秋に行われる風習や行事ってあるの?
夏には心が踊るようなお祭りやイベントが多く、とてもわくわくしますよね!
ではこの時期にはどんな風習や行事があるのでしょうか?
*8月7日: 立秋
夏と秋の境目の日。
この日を境に残暑見舞いに変わります。
*8月11日:山の日
2016年に定められ、 山の恩恵に感謝するという意味があります。
*8月13日〜8月16日:お盆
ご先祖様の霊を供養する日。
*8月15日:終戦記念第二次世界大戦が終わった日。
平和を願うという意味を持ちます。
*8月29日:焼肉の日
829(やきにく)の語呂合わせから制定された日です。
*9月1日:防災の日
昭和35年に制定され、台風などの自然災害の知識や
心構えを準備しようという意味があります。
*9月2日:宝くじの日
92(くじ)の語呂合わせから1967年に
みずほ銀行宝くじ部が制定しました。
日本のおもしろい記念日、焼肉の日についてご紹介!
先程も少し触れましたが、皆さんは毎年8月29日は焼肉の日だということはご存知でしたか?
最近ではこの日に合わせて全国の焼肉店ではイベントが行われていたり、
スーパーでお肉の特売をしたりする光景がよく見られるようになりました。
*由来*
この日が制定されたのは1993年です。
7月23日の天ぷらの日、土用の丑の日と並び、
「夏バテ防止三大食べ物記念日」とされ、
夏の暑さに負けないように栄養をしっかり摂って夏を乗り切ろうという意味が込められています。
最近ではダイエットや健康ブーム、長寿食だと言われ肉食が注目されるようになり、
若い女性も積極的に肉を食べるようになっていますよね!
*日本で一番焼肉店が多いのは長野県!*
東京や大阪などの大都市を抑え、日本で一番焼肉店が多い県があります。
それは長野県です!
特に長野県飯田市が圧倒的に多く、行く先々に焼肉店がひしめき合っているのです。
焼肉が好きな人にはたまりませんね!
ではなぜこんなにも焼肉店が多いのでしょうか?
飯田市民は焼肉が好きな人が多く、
それは昔の食生活や住環境から由来されるものだと言われています。
昔、飯田市は山奥にあり交通網も発達しておらず、
農作物も育ちにくい環境でした。
その中で唯一豊富に採れたのが熊やキジ、ウサギなどの山肉であり、
市民の貴重な栄養源であったそうです。
このことから肉をよく食べるようになり、現在のようになったと言われていますが、これには諸説あるようです。
飯田市ではジンギスカンの焼肉も有名なので、いろんなお店を食べ歩くのも楽しそうですね!
まとめ
今回は初秋について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?
意外にも知らなかった事が多かったのではないでしょうか?
夏バテをしたり、暑さで疲れが溜まっている人もたくさん出てくるこの季節ですので、
旬の食べ物やおいしい焼肉を食べてスタミナをつけ、夏を乗り越えましょう!