2023年3月、子どもと一緒に行事食作りを楽しみました。
子ども達が“お料理すること”に興味を持ち始めたので、3月のイベントに合わせて行事食作りにチャレンジしてみることに。
ひな祭り、ホワイトデー、春のお彼岸、つくし採りのイベントにちなんだお料理を親子で作りました。
今回は、親子で楽しむ「3月の行事食作り」の様子を紹介したいと思います。
・3月のイベントと行事食
最近、“お料理すること”に興味がでてきた子ども達。
小学5年生の長女は、先日、家庭科の授業で調理実習があったそう。
ただ、コロナ禍の調理実習ということで、子ども達は調理せずに先生が調理するのを見学するという形だったそう。
そんなこともあり、“自分でお料理してみたい~!”とやる気満々だったので、3月の行事食を一緒に作ってみることにしました。
タイミングのいいことに、3月にはイベントがたくさんあります。
その中から、イベントにちなんだ行事食をチョイス♪
- ひな祭り=ちらし寿司
- ホワイトデー=クッキー
- 春のお彼岸=ぼた餅
- つくし採り=つくしの佃煮
次の章では、それぞれの行事食作りの様子を紹介したいと思います!
・ひな祭りは「ちらし寿司」作り
3月3日のひな祭りには、子ども達と一緒に「ちらし寿司」を作りました。
ひな祭りにちらし寿司を食べる由来は、見た目の華やかさや、使われる具材(エビ、レンコン、豆など)が縁起の良いものだというところからきているそうです。
まずはお料理の基本、お米を炊くところから!
お料理初心者の長女、それはそれは丁寧にお米を研いでくれました…。
今回のちらし寿司の具は、用意が簡単な枝豆、おじゃこ、錦糸卵、子ども達の大好物・いくらです。
長女がお米を研いでくれている間に、枝豆を茹で、薄焼き卵を焼くことができました◎
わたしが酢飯をつくっている間に、長女には薄焼き卵を千切りにしてもらい、“ねーねだけお料理してずるい~”という次女には、茹でた枝豆をむく作業をお願いすることに。
子どもだと侮っていましたが、みんなで手分けするとあっという間にちらし寿司が完成しました!
なにより、自分達で作ったちらし寿司はとっても美味しかったようで、2人とも何度もおかわりをしていました。
・ホワイトデーは「クッキー」作り
3月14日のホワイトデーには、クッキー作りを楽しみました。(本来は男性から女性へ贈り物をする日なのですが。)
きっかけは、スーパーで見かけたクッキー用のミックス粉。
ニップンの「めちゃラク クッキーミックス」という商品で、追加で必要な材料は“水だけ”という、とってもお手軽なクッキー作りキットなのです!
しかも、ミックス粉が入った袋に水を入れ、袋の上からモミモミするので、ボウルなどの調理器具も必要ありません。
「このキットなら最初から最後まで子ども達だけで作れそう!」と思い、ホワイトデーに試してみることにしました。
「水を測る→水を袋に入れる→袋の上からモミモミする→生地をのばす→型抜き→焼く」の工程を、子ども達だけで完結することができました◎
最初はクッキー型で型抜きしていたようですが、途中から「好きな形つくりたい!」と自分達でハートやお月様の形に成形しておりました。
完成品はコチラ!
生地の厚みが一定になっていなかった為、クッキーに焼きムラがありますが、本人達はご満悦◎
手作りしないと食べられない“熱々のクッキー”は、とっても美味しかったです!!
・春のお彼岸は「ぼた餅」作り
3月の下旬、春のお彼岸には、ばーばと一緒に「ぼた餅」を作りました。
春のお彼岸にぼた餅を食べるのは、あんこの材料=小豆の赤色には邪気を払うという意味があるからだそうです。
今まで、無意識にあんこのお餅を「春はぼた餅、秋はおはぎ」と呼んでいたのですが、長女に「なんで同じ食べ物やのに呼び方がちがうの?」と言われハッとしました。
調べてみると、春のお彼岸に食べるお餅は、春に咲く花=牡丹(ぼたん)にちなんで“ぼた餅”、秋のお彼岸に食べるお餅は、秋に咲く花=萩(はぎ)にちなんで“おはぎ”と呼ばれるんだそう!
じーじもばーばも、大人全員が「なるほど~!」と納得!
子ども達に行事食を教えているつもりが、逆にわたしの勉強になりました◎
ばーばに炊いてもらったもち米を、長女と次女で順番に棒でついてもらいました。
もち米をつくときのムニュムニュした感触がとっても楽しかったそう。
もち米を丸めたあとは、長女はあんこのぼた餅係、次女はきな粉のぼた餅係になってもらいました。(次女のまわりはきな粉だらけになっちゃいましたが!)
昔から、母が作るぼた餅はかなりのビッグサイズなのですが、子ども達2人が作ってくれたぼた餅は食べやすい小ぶりのサイズ。
孫達が作ってくれた小ぶりのぼた餅に、じーじもばーばも「食べやすいサイズやわぁ~」と喜んでくれました◎
子ども達の手のサイズが小さいのが良かったのかもしれませんね。
・自分達で採った“つくし”をお料理
子ども達が楽しみにしている3月のイベント、それはつくし採りです!
毎年3月中旬頃になると、「つくしがはえていないかなぁ~?」と、親子であぜ道をチェックしています。
今年もこんなにたくさんつくしが採れました!
わが家では「採ってきた人がつくしのはかま取りをする」というルールがあるので、家族全員でつくしのはかま取りをしました。(※はかま=つくしのクキについているトゲトゲした部分)
この量をわたし1人で処理しようと思うと、すごく大変なのです!
昔は、作業に飽きた子ども達が途中で離脱することもありましたが、小学生になった子ども達は大きな戦力となってくれました。
はかまを取ったつくしは、しばらく水にさらしてから調理しました。
醤油、酒、みりん、砂糖で甘辛く煮詰めればOK!
春限定の、おいしいご飯の友・つくしの佃煮の完成です。
あんなにたくさん採ってきたつくしも、子ども達が「めっちゃおいしい!」とパクパク食べて、あっという間になくなりました!
・さいごに
親子で楽しむ「3月の行事食作り」、いかがでしたか?
ひな祭りにはちらし寿司、ホワイトデーにはクッキー、春のお彼岸にはぼた餅、そして自分達で採ってきたつくしで佃煮を作ってみました。
もともと食べるのが大好きな子ども達ですが、自分で作った食事は美味しく感じるようで、いつもより更に食べるスピードが速かったです◎
また、お料理を教えるだけでなく、行事食の意味を伝えられたのも良かったなぁと思いました。
行事食作りは、子どもの”食育”にもぴったりですね。
いつまでも子どもだと思っていましたが、長女はもうすぐ小学6年生。
大人になってから困らないように、少しずつ一緒にお料理の練習をしていこう、と感じた2023年の春なのでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。