子供が産まれると、様々なお祝い事が行われます。
産後の慣れない育児の中でのお祝いは、事前に様々な調査や計画をしておかないと困ってしまうこともあるでしょう。
では、一体いつ、どんなイベントがあるのでしょか?
ここでは、産後の子供のお祝い一覧を元に成人までのお祝い事をご紹介します。
産後の子供のお祝いはコレ!一覧で紹介
子供が産まれることは、両親はもとより、家族・親族にとっても非常にお目出度い大きな出来事です。子供の健やかな成長を願い、様々なお祝いをするのですが、産後から立て続けにお祝いのイベントが続くため、一体何をどうやって祝えば良いのか悩んだり、迷ってしまうこともあるかも知れません。では、どんなお祝いがあるのでしょうか?
●生後7日目・・・お七夜(おしちや)、命名式
子供が産まれた次の日から1日目と数え始め、7日目に誕生を祝います。名前を披露する命名式も併せておこなわれます。
●生後30~33日目頃・・・お宮参り
生後1ヶ月頃に氏神様・産土神様へお参りします。初宮参りともいわれています。出産の時期によって参拝を前後する家庭もあります。
●生後100日目・・・お食い初め
子供が生涯食べ物に困ることがないよう、願いを込めて祝い膳を用意し、食べる真似をさせます。
●生後6ヶ月・・・ハーフバースデー
子供が産まれて半年でお祝いをします。元は海外の文化なので、日本では行わない家庭もありますが、近年では簡単なお祝いと「お昼寝アート」などで記念撮影をする人も増えました。
●生後初の3月3日、5月5日・・・初節句
生後初めて迎える桃の節句(3月3日)、端午の節句(5月5日)を初節句として祝います。桃の節句が女の子、端午の節句が男の子です。
●生後初の正月・・・初正月
子供が産まれて初めて迎える正月を初正月として祝います。
●生後一年目・・・初誕生
子供が産まれて一年目を初誕生として祝います。1升餅を背負わせたり、選び取りをさせることもあります。
●子供が保育園や幼稚園に通う・・・入園・卒園
園に通いはじめる4月に入園、学校に入る前3月に卒園として祝います。
●子供が学校に通う・・・入学・卒業
学校に通い始める4月に入学、新たな学校に入る前の3月に卒業として祝います。
●3歳、5歳、7歳・・・七五三
子供が3歳、5歳、7歳になった節目に厄除けと更なる成長を願い祝います。尚、男の子は3歳、5歳で、女の子は3歳、7歳に祝うのが一般的です。
●13歳・・・十三参り
子供が13歳になった際に厄除けと更なる成長を願い祝います。知恵貰いとも呼ばれます。
●20歳・・・成人式
子供が20歳になった際に成人したことを祝います。
子供のお祝いは出産してから成人まで続く!?
子供のお祝いは、出産してから成人するまで続きます。成人したら子供が一人の大人と認められますので、親の役目としてはやっと一段落です。でも、20歳という年齢ではまだ学生として学業に励んでいる人も多く、大学などの卒業や就職、子供自身の結婚や出産など親として祝うタイミングはまだまだ多いものです。また、出産してから20年間は長いようでも、実はあっという間に過ぎてしまいます。成長を願いながら、親として様々な場面に立ち合い、一緒に成長していきます。子供が大人になったからといって、急に寂しく思ってしまったり、空の巣症候群のようになってしまう人もいるようですが、親子の関係は一生続きますので、必要以上に落ち込む必要はないのです。
お祝いは成長の節目に行われる
子供のお祝いは、成長の節目に行われます。成長過程に被る様々な災いから身を守り、健やかに成長をしていくような願いが込められています。
そのため、多くのお祝いでは縁起物を用意し、それらを食べたり使用することで目に見えない厄災から子供を守ろうとしているのです。
また、いつもは忙しく育児に追われている両親も、お祝いの際には我が子の成長を改めて実感できますし、お祝いに招かれた親族は、なかなか間近で見ることのできない子供の成長を確認でき、顔を見る楽しみが増します。近年では、核家族が増え、お祝い事を縮小・廃止してしまう家庭も増えました。でも、節目毎のお祝いは成長の報告の場と捉え、なるべく大切にしましょう。大きな集まりにしなくても、葉書やメールなどで報告するだけでも喜ばれます。
お祝いの縁起物は?いつ用意すべきなの?
お祝いには、それぞれ縁起物があります。では、一体どんなものが、いつ必要なのかをみていきましょう。
お七夜・・・命名書
お宮参り・・・ベビードレス
お食い初め・・・祝膳(鯛の御頭、歯固め石など)
初節句・・・3月3日桃の節句には雛人形・菱餅・桜餅・はまぐりのお吸い物、5月5日端午の節句にはこいのぼり・兜・しょうぶ湯・かしわ餅など
初正月・・・女の子は羽子板、男の子は破魔弓・破魔矢
初誕生・・・一升餅、選び取り道具
七五三・・・被布、羽織袴、着物など
十三参り・・・着物やスーツなど
成人式・・・振袖やスーツなど
着物などはレンタルで済ませる家庭も多いものです。祝膳、食べ物などはお祝いの当日までに用意します。着物など身に付けるものは、お参りや写真撮影に間に合うように準備します。レンタルの場合は希望する日に必ず空きがあるとは限りませんので、早めの予約を心掛けましょう。
お祝いの際には参拝に行くべき?
子供のお祝いと聞くと、参拝を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
特に、お宮参り、七五三、十三参りなどは氏神様への参拝を欠かさないという家庭も多いものです。お祝いは、成長の節目に行われますので、なるべくお参りをして今までの感謝と今後の平穏無事を祈りたいところですが、必ず全てのお祝いで参拝が必要なわけではありません。赤ちゃんのうちは、頻繁に人混みに出掛けることは避けた方が良いですし、感染症などが流行る時に無理に出掛ける必要はありません。時間や余裕のある時に家族で出向く方法をとることが一番良いのではないでしょうか。また、近頃では、インターネット上で参拝ができるところもあります。ネット上で初穂料の決済を行うと、神社側で個別に祈祷をあげてくれます。お札などは後日郵送で届いたり、スマホやパソコン画面にお札を表示できるサービスもあります。神社へ足を運ばなくても良いため、非常に人気が高まっているようです。より自分に合う形を選べる時代ですので、活用してみても良いでしょう。
お祝いを戴いたら内祝いを返すこと!!
子供のお祝いの際に、現金や品物を戴くことがあります。
相手は、子供の為を想いお祝いを贈ってくれます。
「お祝いだから貰えて当たり前」とは考えず、戴いた3分の1~半額を目安に内祝いを返しましょう。内祝いのマナーを守らない家庭は、非常識と捉えられてしまい、そのことが子供にも悪影響を及ぼし兼ねません。人付き合いは自分だけでなく家族単位であると考えて慎重になりましょう。
まとめ
産後から子供のお祝いが立て続けにおこなわれます。
どんなお祝いをどんなタイミングで行うのかをまとめましたので、是非参考にしてみて下さい。
生後一年を過ぎると、御祝い事の頻度は減りますが、保育園や幼稚園、学校に入れば様々なイベントがあります。子供は、節目毎のお祝いなどを繰り返しながら、成長していきます。
お祝いの方法は、各地域や家庭の風習により、時期や内容が少し異なる場合もありますので、両親や祖父母、親族などでよく相談して決めましょう。