2020年10月、GOTOキャンペーンを利用して、家族で奈良旅行へでかけました。
1日目は奈良市に宿泊し、2日目は室生へ。
芸術の秋ということで、室生山上公園芸術の森でアート鑑賞をしました。
室生山上公園芸術の森は屋外にある為、コロナ禍でも子連れでも安心して芸術を楽しむことができました!
今回は、奈良の室生山上公園芸術の森について紹介したいと思います。
・奈良の室生山上公園芸術の森
奈良の室生山上公園芸術の森は、彫刻家ダニ・カラヴァンの野外作品が展示されている公園です 。(上の画像はグルグルが印象的な「らせんの水路」)
子どもと一緒に芸術鑑賞というと、「静かに見てくれるかな…」と気をつかいそうなシチュエーションですが、室生山上公園芸術の森は屋外なのでそんな心配もいりません。
ただ単に作品を見るだけではなく、触ったり、登ったり、中に入ったりできるので、親子で芸術を楽しむのにぴったりの場所なんです♪
そして、この芸術の森、なんと”奈良県の地すべり対策”の跡地を活用して作られたそうなんです。
地すべり対策×アートの組み合わせ、なかなか斬新な発想ですよね~!
- 住所 〒633-0421 奈良県宇陀市室生181番地
- 電話 0745-93-4730
- 開園 (4~10月)10:00~17:00、(3、11、12月) 10:00~16:00
- 休園 毎週火曜日、12/29~2月末
- 料金 大人410円、高校生200円、中学生以下は無料
・室生山上公園芸術の森のコロナ対策
ビジターセンターの入り口には、手指用のアルコール消毒が置かれていました。
また、トイレにも除菌スプレーが設置されていました。
芸術の森入場の際はマスクをつけていたのですが、スタッフさんが「今の時間帯はほとんどお客さんがいないので、園内ではマスクをはずしてもらっても大丈夫ですよ~」「山のきれいな空気を楽しんでくださいね♪」と言ってくださいました。
奈良の中心部より外れた場所にある為か、週末なのに、お客さんはかなり少なかったです。
屋外なので密になりにくく、コロナ禍のアート鑑賞にはぴったりの場所だと思いました◎
・「太陽の道」がモチーフ
皆さんは、「太陽の道」をご存知ですか?
奈良の有名な仏像写真家・小川光三さんが提唱した説で、奈良から三重の伊勢にかけて、”北緯34度32分”上に重要な寺院や古墳が並んでいるというものです。
卑弥呼の墓説もある箸墓古墳、檜原(ひばら)神社、大坂山(穴虫峠)、長谷寺、室生寺をはじめ、大和盆地を中心とする著名な遺跡、社寺などが北緯34度32分の線上にほぼ一直線に並び、東は三重県の伊勢斎宮跡、西は堺市の大鳥大社(さらに淡路島の遺跡や古社)まで延びるという。
※「日本経済新聞」(2011/8/10)奈良・大和盆地に太陽の道より引用
これらの寺院が太陽信仰と関わっていることから、北緯34度32分の線を「太陽の道」と呼ぶそうです。
私はこの話を始めて知った時、全身鳥肌がたってしまいました~!
とっても壮大で、ロマンを感じさせてくれる「太陽の道」。
芸術の森のすぐ近くにある「室生寺」も、太陽の道上にあるんだそう。
そんな「太陽の道」をモチーフにして作られたのが、室生山上公園芸術の森のアート作品「太陽の道」なんです!
・アート作品
上記の写真は「太陽の道」をモチーフにしたアート作品です。
茶色いゲートが北緯34度32分をあらわしているそうです。
園内には「太陽の道」も含めて、12個のアート作品が展示されています。
- ①ビジターセンター
- ②遊歩道
- ③第一の湖、第一の島(鳥の島)、④第二の島(ピラミッドの島)、⑤第三の島(ステージの島)、
- ⑥観覧席
- ⑦棚田
- ⑧第二の湖、天文の塔、太陽の道
- ⑨らせんの水路
- ⑩らせんの竹林
- ⑪波型の土盛
- ⑫施設棟
こちらの第一の湖にある「野外ステージの島」では、ライブやコンサートが開催されることがあるそうです!
第一の湖の両側には観覧席が設置されています◎
・子どもと虫取り
生き物が大好きな子ども達は、公園内で虫や魚、カエルを見つけて大喜び!
足元の芝生にはバッタがピョンピョンと飛び跳ね、空には赤とんぼがたくさん飛んでいました!
湖の中には小さな魚(メダカ?)が群れになって泳いでいたり、カエルがいたり。
次女は手で魚をつかまえようと必死…湖に落ちないかヒヤヒヤでした。
うちの子ども達の興味は、アート作品<生き物みたいです…。
園内の遊歩道を歩いていると、地面にはシカのフンらしきものも落ちていました。
山の中に作られた公園なので、閉園時間には野生動物たちがお散歩しているのかもしれませんね♪
・室生山上公園芸術の森でピクニック・ランチ
園内をひととおり散策したあと、第一の湖沿いに設置されている観覧席のベンチに座って、ピクニック・ランチをいただきました!
芸術の森周辺にはランチできるところが少なそうだった為、途中のファミリーマートでお昼ごはんを調達して園内でピクニックをすることに。
おにぎり、唐揚げ、コロッケ、サラダなど、それぞれが好きなものを選んできました。
目の前には湖とアート作品が、後ろには森林が。
山に囲まれた場所なので鳥のさえずりがあちこちから聞こえてきました。
とっても贅沢なロケーションです♪
ファミマで買ったおにぎりやお惣菜も、芸術の森で食べるとなんだかいつもより美味しいような気がしました◎
・おやつは”よもぎ餅”
食後のデザートは”よもぎ餅”。
こちらは室生寺のちかくのお土産物店で購入しました。
名物なのか、室生寺の周辺では”よもぎ餅”や”よもぎの大判焼き”がお土産物として売られていました♪
山あいの町なので、よもぎがたくさん採れるのかもしれませんね。
やわらかいよもぎ餅の中には、あっさりとしたあんこがたっぷりとつまっていました。
食後でしたが、子ども達もぺろりと完食!
「大判焼きも買っておけばよかったね~」と、食いしん坊な子ども達なのでした♡
・さいごに
室生山上公園芸術の森、いかがでしたか?
少しアクセスしにくい場所にありますが、その分お客さんも少なく、アート作品を独り占めしているような気分になりました!
なにより、子連れでも気兼ねなくアート鑑賞できたことが良かったです◎
屋外にあり、お客さんも少なめな「室生山上公園芸術の森」。
密になりにくいので、コロナ禍のアート鑑賞にオススメのスポットですよ♪
最後までお読みいただきありがとうございました。