2022年8月末、楽しかった夏休みも終わろうとしています。
現在うちの娘達は小学生なのですが、昭和生まれの私が過ごした平成の夏休みと、娘達が過ごす令和の夏休みでは、ずいぶん違いがあることに気が付きました。
今回は、“令和と平成の夏休みの違い”を紹介してみたいと思います。
・こんなにちがう!令和と平成の夏休み
2022年の夏休みは、久しぶりに行動制限のない夏休みとなりましたね♪
家族で旅行へいったり、キャンプをしたり、海や川で遊んだりと充実した夏休みとなりました。
そんな夏休みを過ごすなかで、令和の小学生である娘達と、昭和生まれ平成育ちの私が過ごした夏休みとでは、ずいぶんと違いがあることに気が付いたのです。
地域的な差は多少あると思いますが、以下の7点は多くの家庭に当てはまるのではないでしょうか?
- 日中、暑すぎて外で遊べない
- 学童に通っている子が大半で、近所に遊び相手がいない
- ラジオ体操がない
- 補習がない
- プール登校日がない
- 平和学習の登校日がない
- 夏休みの宿題は親が丸つけをする
次の章ではそれぞれの項目を詳しく紹介してみたいと思います!
・日中、暑すぎて外で遊べない
ここ数年特に強く感じることなのですが、夏休み期間である7月~8月は、暑すぎて日中外で遊べないのです!
地域的なものもあると思いますが、私の住む関西地方では、朝からすでに暑いです。
なんなら、夜中もずーっと暑いです!!
気温が高い上に湿度も高く、1日中クーラーをつけています。
また、日中の公園は遊具が陽射しで熱されているので、滑り台や鉄棒なんかは触ると火傷をするんじゃないかと思うほど。
そんな状況なので、日中、近所の公園で遊んでいる子ども達はとても少ないです。
“昔と比べて暑くなっている気がする!”、この感覚が正しいのか気のせいなのか、東京都の過去の気象データを気象庁のHPで確認してみました。
※気象庁の最新のデータが2019年だったので、私の小学生時代=30年前の1989年と比べてみました。
- 1989年…真夏日(30℃以上)は47日、猛暑日(35℃以上)は0日。
- 2019年…真夏日(30℃以上)は55日、猛暑日(35℃以上)は12日。
こうして見てみると、この30年間で、真夏日、猛暑日ともに増加していることがわかりますね。
特に35℃以上になる“猛暑日”が0→12日と、かなり増えていることがわかります。
夏休みに実家に帰省した時、うちの父も「こんなに暑いと、孫に“外で元気に遊びや~”なんて言えへんなぁ」と苦笑いしていました。
・学童に通っている子が大半で、近所に遊び相手がいない
私の小学生時代、ママがフルタイムで働いている家庭は少数派でした。
それが、令和になると専業主婦家庭が少数派に!
娘のクラスでは、“働いていないママ”は私を含めて数名しかいません。
共働き家庭のお友達は夏休みも学童に通うため、近所に遊べるお友達がいないのです…。
幸い、我が家は姉妹で遊んでくれるので助かっているのですが、この状況にはびっくりしました!
・ラジオ体操がない
昭和~平成の夏休みの風物詩といえば、早朝の“ラジオ体操”ですよね♪
私も小学生のころは、ラジオ体操のカードを首にぶらさげ、毎朝地域の役員さんやお友達と一緒に公園でラジオ体操をしていました。
現在、私の住んでいる地域ではラジオ体操はありません。
ラジオ体操が廃れてしまった理由に、少子化や騒音問題、コロナの影響があると言われています。
ただ、ラジオ体操は生活リズムを整えるのに良いと思っているので、夏休み中はNHKやYouTubeを見ながら親子で体操を楽しみました◎
長女はラジオ体操を知っていましたが、次女は今までラジオ体操をしたことがなかったそう。
その事実にすごくびっくりした母なのでした…!
・補習がない
私の小学生時代には、夏休みに補習というものがありました。
勉強が苦手な生徒を対象に、夏休み中に再度授業を受けさせるというものです。
今まですっかり忘れていましたが、当時、算数が苦手だった私は、何度か夏休み中の補習を受けたことがあります…。
現在、娘の通う小学校では補習がありません。
親的には補習をしていただけると助かるのですが、全国的にも補習をする小学校は減っている様です。
・プール登校日がない
補習と同じく、プール登校日もありません。
私の小学生時代には小学校のプールが開放されており、希望者は夏休み中も泳ぐことができました。
子ども達はプールが大好きなのでとても残念なのですが、このご時世、コロナの流行があったり、先生の負担があったりしてなかなか実施できないんだろうなぁと感じています。
余談ですが、娘の通う小学校では1学期のプール学習日が雨のため中止になったりで、今年は計3回しか実施されませんでした…。
我が子も含め、スイミングスクールに通っていないお子さんは、小学校の授業だけで泳げるようになるのは難しいだろうなぁと思っています。
・平和学習の登校日がない
私の小学生時代には、8月6日~終戦記念日の間に「平和学習」のための登校日がありました。
体育館や教室で戦争をテーマにしたアニメや映画をみたり、地域のお年寄りから戦時中のお話を聞いたりした思い出があります。
補習やプール登校日がなくなったことと同じく、平和学習の登校日もありません。
・夏休みの宿題は親が丸つけをする
現在子どもが通う小学校では、夏休みの宿題(ドリル類)の丸つけは親が行うこと、間違った問題は再度解き直しをして提出するようにと指導されています。
フルタイムで働いていた私の母は、「夏休みの宿題の丸つけなんか、1回もやったことないでー!」とびっくりしていました。
そういえば、夏休みの宿題どころか、普段の宿題も見てもらった記憶がないような…。
次女の丸つけはすぐに終わったのですが、5年生の長女の丸つけはかなりハードでした!
間違っているところを解き直させたりしていると、結構時間がかかってしまいました。
特に算数が苦手だったわたしには、算数の問題の解説が難しくて…。
しかも思春期に突入しそうな長女は、私に間違いを指摘されるのが不服なようで、家庭内が険悪な雰囲気に!
「夏休み中に補習があればなぁ~」「2学期から、塾に行かせようかなぁ~」なんて考えが何度も頭をよぎりました(笑)
・さいごに
“令和と平成の夏休みの違い”、いかがでしたか?
地域によって差はあるかと思いますが、私の住む地域では、1.日中は暑くて外に出られない、2.友達が学童に通っていて遊び相手がいない、3.ラジオ体操がない、4.5.6.小学校の登校日がない、7.夏休みの宿題は保護者が丸つけをする、と7つの違いがあることに気が付きました。
こうして平成の夏休みと比べてみると、令和の(専業主婦家庭の)小学生は、家庭で過ごす時間がすごく増えた印象です!
その分、「子ども達に有意義な夏休みを過ごさせる為には、私が頑張らなきゃ…!」という謎の使命感で、旅行やキャンプ、海水浴や川遊びをたくさん企画したのでした。
たくさん遊んで楽しかった気持ちが半分、1ヶ月以上毎日子ども達とべったり過ごしてお腹いっぱい…な気持ちも半分です(笑)
2学期が始まったら、スーパー銭湯にゆっくりつかって自分をねぎらってあげたいと思います♡
最後までお読みいただきありがとうございました。