夫婦が結婚したことをお祝いする記念日のことを、「結婚記念日」と呼びます。
結婚記念日には、夫婦として何年共に過ごしてきたのかで「金婚式」「プラチナ婚式」など呼び方の違う記念日があるのです。
結婚記念日の呼び方は数多くの種類があることから、結婚記念日のすべてに呼び方を知らない人の方が多いでしょう。
こちらでは、結婚記念日の呼び方や説明、結婚記念日に行うお祝いのやり方などについて、ご紹介します。
概要
結婚記念日とは、一般的には二人が結婚した日、すなわち二人が籍を入れた日のことを「結婚記念日」と呼びます。
結婚記念日にはいろいろな呼び方の記念日があり、世間的にもよく知られているのは「銀婚式」「金婚式」などでしょう。
毎年の結婚記念日にはもちろんのこと、「銀婚式」「金婚式」などには、普段の結婚記念日以上に、盛大にお祝いをする夫婦も多くみられます。
結婚した日から数えて、50年目にあたる「金婚式」などは、市町村主催のお祝いが行われることもあります。
各結婚記念日の呼び方
結婚した夫婦には、翌年から毎年、結婚記念日が訪れます。
結婚記念日とは、入籍をした日から何年経過するのかでも呼び方もかわりますが、「銀婚式」「金婚式」といった聞きなれた結婚記念日以外は、意外と知られておりません。
入籍してからの結婚記念日のそれぞれの呼び方は、
・結婚からから1周年で迎えるのは、真っ白な紙に将来を描いていくという紙婚式(かみこんしき)
・2年目には、まだ結婚して間もなくもそろうなイメージがあることから、藁に例えた藁婚式(わらこんしき)
・3年目には革のようにどんな困難も夫婦で乗り切っていく、という意味合いから革婚式(かわこんしき)
・ 4年目には、花=実がなるという結びつきから、そろそろ子宝に恵まれることを意味した花婚式(はなこんしき)
・5年目には、夫婦として木のようにひとつになる、ということから木婚式(もっこんしき)
・6年目には、これからの将来を見据えて、時には固く時には柔らかく過ごしていこうの理由から鉄婚式(てつこんしき)
・7年目には、夫婦、家族が安定した暮らしができるようにと、願う意味のある銅婚式(どうこんしき)
・8年目には、夫婦に弾力のある家庭を築いてほしい、意味合いのあるゴム婚式(ごむこんしき)
・9年目には、お互いを陶器を扱うように大事に接していく、意味から陶器婚式(とうきこんしき)
・10年目には、柔軟性があり、いつまでも夫婦が美しくあってほしいと錫婚式(すずこんしき)
・11年目には、鋼鉄のように二人の愛が、強く結ばれるようにと鋼鉄婚式(こうてつこんしき)
・12年目には、絹のように綺麗で繊細な二人の愛を表した、絹婚式(きぬこんしき)
・13年目には、これからもレースを編むように、愛を深めてほしいの意味からレース婚式(レースこんしき)
・14年目には、夫婦としてそれなりの年月を共に過ごしてきた二人に、これからも象牙のごとく、輝き続けてほしいの思いから象牙婚式(ぞうげこんしき)
・15年目には、水晶のように、夫婦が曇りのない関係でいられることを意味する水晶婚式(すいしょうこんしき)と続きます。
入籍から20年たつ磁器婚式(じきこんしき)から70年経つまでの結婚記念日は次のとおりです。
・25年目 銀婚式(ぎんこんしき)
・30年目 真珠婚式(しんじゅこんしき)
・35年目 翡翠婚式(ひすいこんしき)
・40年目 ルビー婚式(ルビーこんしき)
・45年目 サファイア婚式(サファイアこんしき)
・50年目 金婚式(きんこんしき)
・55年目 エメラルド婚式(エメラルドこんしき)
・60年目 ダイヤモンド婚式(ダイヤモンドこんしき)
・65年目 ブルースターサファイア婚式(ブルースターサファイアこんしき)・
・70年目 プラチナ婚式(プラチナこんしき)
日本における結婚祝いの中では、結婚70年目にあたるプラチナ婚式が一番最後の結婚祝いですが、世界とみてみると結婚85年目のワイン婚式というものがあります。
結婚記念日のお祝い
結婚記念日のお祝いは、結婚してから毎年、結婚記念日の都度お祝いをする夫婦もあれば、結婚記念日は自分達ではとくに行わない、といった夫婦まで様々な形があります。
テレビなどのCMでは、「スイートテンダイヤモンド」といい結婚10年目に、これまでの感謝の意味をこめて、「夫から妻へと10個のダイヤモンドをあしらったジュエリーを贈る」といったものがありました。
通常の結婚記念日は、夫婦がお互いに感謝し、今までとこれからの愛を誓ってお祝いをするものですが、結婚50年目となる金婚式などは各自治体も行ってくれるところもあります。
銀婚式や金婚式などは、夫婦だけでなく子どもや孫たちが一緒になり、二人の結婚生活に対する感謝と愛情をこめて、食事やプレゼントを贈り、夫婦がこれからも末永く仲良くいられるようにとお祝いをすることが一般的です。