葬儀を執り行う側、また法要を行う側の喪主や施主になった場合、心づけについて悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。
心づけは決して義務ではありませんが、葬儀に関わってくれた方への感謝の気持ちを表現するものです。
とはいっても一体いつ、どのくらい、誰に渡して良いのか困りますよね。
結局心づけを渡さないで終わってしまって「常識がない」とも言われたくもない、そんな方に参考にしてもらえるように、こちらでは心づけについて詳しくご紹介していきます。
概要
心づけとは棺を運んでくれる霊柩車の運転手さん、配膳のスタッフ、また最期にお骨になる火葬場の方などに、感謝の気持ちの変わりとして渡すお金を指します。
ただし最近では心づけ自体を断る会社もあり、特に公営の場所では受け取ってはいけない決まりもあります。
心づけはその地域や葬儀会社により変わるので、絶対という決まりはありません。
ただ、だからこそ念のために心づけを用意しておいて、当日などに葬儀会社や担当の方に心づけを用意した旨を伝えるのがおすすめです。
稀に見積書に心づけの金額を明確に提示してくる会社もありますので、その時により変動すると覚えておきます。
心づけについて知っておきたいマナー
会社や場所により禁止されている心づけですが、基本的なマナーを知っておいて損はないはずです。
そこで心づけのマナーをご紹介していきます。
- 心づけの表書き…大きな不祝儀袋には「志」、小さな不祝儀袋には「心づけ」と記す
- 心づけを入れる不祝儀袋の数…人数よりも多めに用意
- 心づけを入れる金額…運転手3,000~5,000円ほど スタッフ関係…3,000~5,000ほど
念のためこの金額を渡せるように、千円などを多めに両替して用意しておいて、当日葬儀会社の関係者に尋ねてみるのがおすすめです。
受け取らない業者も増えてもいますが、時と場合により変わるのもまた事実です。
準備をしていると安心できるはずです。
心づけを自分で渡すタイミングについて解説
それでは心づけを渡す際に、一体どのタイミングで渡せば良いのかと悩む方もいます。
もし心づけを渡すのがOKな場合は、最初に人数を聞いて用意をしたら、その場のチーム長など、立場のる人にまとめて渡すのが無難です。
葬儀の際は特に、遺族側は挨拶などで追われてしまうので、心づけだけを渡す時間はないのが通例です。
信頼できる方に渡しお礼を述べて、「皆様に宜しくお伝えください」などと言いながら渡すのがおすすめです。
それ以外に親切にしてくれた、親身になってくれたなどのエピソードを持つスタッフの方へ特別に他の人より感謝したいという遺族もいます。
その場合は、葬儀会社にその旨を伝え、心づけを渡してもよいものか尋ねます。
NGの場合は菓子折りなどで対応できるのか、それも無理であればお手紙などを書くと気持ちが伝わりやすいです。
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