結婚式の日取りを決めるときに夜の幻想的な結婚式に憧れている人もいらっしゃるのではないでしょうか。ただ夜に結婚式を行うと迷惑がかかるのでは、遠くの人が大変なのではなど心配事も多くあります。そんなナイトウェディングについてしっかりと知識を得てから判断し、結婚式を悔いのないものにしましょう。
概要
ナイトウェディングとは文字通り夜に行う結婚式のことです。キャンドルや夜景など夜だからこそできるロマンティックな演出が可能です。また、日中行う結婚式よりも予約が埋まりにくくリーズナブルな価格で式を挙げることができることもあります。
ナイトウェディングのメリットとデメリット
憧れのあるナイトウェディングにもメリットとデメリットがあります。まずはここを確認しましょう。
メリット
◇夜景やライトアップなど幻想的な雰囲気を出せる
会場から見える夜景やキャンドルを使って幻想的にするなど、夜ならではの演出ができるため通常の結婚式とは違う雰囲気を出すことができます。
◇結婚式場の予約が取りやすい
ナイトウェディングは非常に素敵な結婚式ですが一般的ではありません。そのため人気の会場であっても夜なら空いていることもあり、予約を取りやすくなっています。
◇費用が安くなる可能性がある
先ほどもお伝えした通りナイトウェディングは昼に比べて空きが多く、需要と供給の関係で会場費用が安く抑えられる傾向があります。費用を安く抑えたくてナイトウェディングに憧れがある人にはぴったりです。
◇平日でも仕事終わりにゲストが参加できる
通常挙式が18時~、披露宴が19時~のため仕事終わりでもなんとか間に合う時間です。平日であればさらに値段も下がるのでそこも魅力です。
デメリット
◇遠方のゲストには負担になることも
ナイトウェディングの場合、披露宴が終わる時間が遅くなるため遠方のゲストの帰りの交通手段がなくなる可能性があります。披露宴終了後のゲストの交通手段を事前に確認し必要であれば宿泊場所を手配したほうがよいでしょう。
◇2次会の同日開催は難しい
結婚式が終わるのが21時以降だとすると、その日に2次会を実施するのは時間的に難しくなります。2次会を必ずやりたいというカップルにはデメリットとなります。2次会を実施したい場合は居酒屋などでカジュアルに行うか後日改めて2次会を開くなどの工夫が必要です。
◇子連れや年配の方には負担になる
特に子供が小さいお子さんがいる場合はナイトウェディングへの参加自体が難しいです。そのため絶対に呼びたい人が子供を預けることができない場合は大きなデメリットです。また年配の方にとっては日中に行う結婚式が一般的です。考えを理解できなかったり、体力的にも難しい部分もあります。
◇屋外写真がうまく撮れない
昼間に行う結婚式と違い、太陽の自然光がないため携帯などで写真を撮ってもきれいに映らない可能性があります。せっかくキャンドルやイルミネーションなど良い雰囲気でも写真に残せないのは悲しいですよね。屋外の撮影はプロのカメラマンにおまかせしましょう。
ナイトウェディングの注意点
ここではナイトウェディングを実施する上で注意したいことをご紹介します。
◇ドレスコードへの配慮
夜の場合正装はイブニングドレスですが、ナイトウェディングはカジュアルな様式が多数派です。招待状に「平服でお越しください」と添えてあげましょう。
◇遠方のゲストへの宿泊先手配
披露宴が終わる時間が遅いため、遠方からのゲストはその日の内には帰れないケースがあります。宿泊先を用意しておきましょう。
◇子連れのゲストへの配慮
ナイトウェディングは9時ごろまで行うため、普段であれば子供は寝る時間です。寝てしまってもいいように子供を寝かせるスペースがあるかを確認しておきましょう。
◇日取りと曜日に注意
日曜日や連休最終日などでナイトウェディングを開くと、ゲストは翌日のことを気にして楽しむことができません。土曜日や連休初日などがいいでしょう。
◇秋や冬では防寒対策
ブランケットやカイロなど体を温められるような気遣いが必要です。料理には温かいスープを入れるなどの配慮もいいでしょう。
おすすめの演出
ナイトウェディングだからこそできる演出や衣装があります。
◇ナイトウェディングといえばキャンドル
キャンドルには灯りの数だけ天使が舞い降りるという言い伝えがあり、結婚式にはぴったりのアイテムです。キャンドルの灯りは夜の幻想的な雰囲気を最大限際立たせてくれるでしょう。
◇夜景
外に夜景が見える会場であればそれを演出にも取り入れるとゲストも楽しめます。
◇花火
夏の季節には花火を使えば盛り上がること間違いなし。手持ち花火を使ったフラワーシャワーや打ち上げ花火で披露宴の最後を盛り上げるなど使いどころはたくさんあります。
◇ライトアップ
教会であれば教会をライトアップした演出やプールがあれば水中照明を使って幻想的な空間を作ることもできます。