ワンオペ育児とは、夫婦のどちらか一人に育児の負担がのしかかる状態のことを指します。
ワンオペとはワンオペレーションの略で、一人の従業員が全ての仕事をこなす状況を指しており、その言葉を使用してワンオペ育児という言葉が生まれました。
こちらでは、ワンオペ育児になり得る状況や、対策などをご紹介していきます。
概要
夫婦のどちらか一人に、子供のお世話の負担がのしかかる状態をワンオペ育児と言います。
ワンオペレーションの略であるワンオペとは、もともと深夜の時間帯のコンビニなどで、一人の従業員が全ての仕事をこなす状況を指していました。
最近では、ワンオペ育児をしている人が増えていることから、ワンオペと多用するようになりました。
ワンオペ育児になり得る状況
ワンオペ育児になる可能性が高い状況をご紹介します。
- 単身赴任
- パートナーの仕事がハード
- 専業主婦
- 実家が遠い
パートナーが単身赴任をしている間は、どちらか一人に育児の負担がのしかかります。
単身赴任先が海外の場合や、子供の幼稚園や学校の状況により、パートナーについていけない状況もあり得ます。
共働きの場合でも、ワンオペ育児になることなく二人で協力して育児をしていくことも可能ですが、どちらかの仕事がハードで帰宅時間が遅くなる場合などは、ワンオペ育児になる可能性が高いです。
一人に育児がのしかかるだけでなく、家事の負担もあるため、不満が溜まってしまう可能性もあります。
共働きでなく、専業主婦の場合でも、ワンオペ育児になる場合があります。
仕事で忙しくしているパートナーに遠慮し、育児を一人でこなそうとする人も多いからです。
パートナーが忙しく、育児を一人ですることが多い場合でも、実家が近くにあるだけで助けてもらえます。
しかし、実家が遠く、頼れる人がいない状況の中生活している場合も、ワンオペ育児になってしまう可能性が高いです。
ワンオペ育児の乗り越え方
ワンオペ育児になる状況はたくさんあるため、乗り越える方法を知っておくことも大切です。
- パートナーに家事を負担してもらう
- 両親や兄弟に頼んでみる
- ママ友と交流する
- 外部に頼む
子供が小さいうちは、どうしても育児は母親がやらなければいけないことが多いです。
育児を手伝ってもらうのではなく、家事の一部をパートナーに負担してもらうのも手です。
一部の家事から解消されただけでも、寝る時間や休む時間を確保できるでしょう。
月に1度や半年に1度でも、両親や兄弟にきてもらい育児を手伝ってもらえないか頼んでみるのもいいでしょう。
毎日や毎月は大変でも、数回なら可能かもしれません。
少しでも自分だけの時間ができたり、育児から解放されるだけでも、ストレス発散になるはずです。
ママ友と交流するのもストレス発散になるでしょう。
育児の悩みを共有したり、子供同士を遊ばせたり、気が晴れるかもしれません。
どうしても他の知り合いに頼めない状況の場合は、ベビーシッターや家事代行サービスを利用しましょう。
一人で抱え込んでしまうことが一番危険なことです。
外部のサービスを少しでも利用して、他の人に頼りましょう。
現在のワンオペ育児
男性が育児に協力的になってきている状況ですが、実はワンオペ育児も増加しています。
核家族が増えたことにより、他の人の協力を得られない状況の中暮らしていることも原因にあげられます。
共働きが増えているため、女性が育児の他、家事と仕事も担っていることもワンオペ育児との関りが強いといえます。
育児だけの負担ではなくなっているため、より過酷な状況になっている女性も多いです。
一人で抱え込まず、パートナーや両親、友達に相談できるような環境を整えることが大切です。
一人でもいいので、相談できる相手を見つけましょう。